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高卒認定取得、就労移行支援に通所。はたらく準備を整え、特性を強みに変えて事務未経験でサブリーダーに成長【わたしのキャリアストーリー#13】
パーソルダイバースでは、「障害者雇用を成功させる。そして、その先へ。」をミッションに掲げ、多様な社員がはたらいています。
”わたしのキャリアストーリー”では、多様性を尊重する組織で異なるバックグラウンドや経験を持つ社員が、どのように活躍し自己成長を遂げているのか、インタビューを通して紹介します。
13回目は、パーソルダイバース 受託サービス第1本部 Staffing受託第一事業部に所属するY・T(2021年入社)。
彼は、中学生の時に不登校になり、その後はフリースクールに通いながら勉強を続けてきました。20歳を超えて就職を真剣に考え、高卒認定を取得。
その後は、就労移行支援事業所に通いながら自己理解を深め、はたらく準備を整え、初めての就職をパーソルダイバースで果たしました。
現在は、サブリーダーとして活躍。興味のある分野に積極的に取り組み、業務の幅を広げています。
現在の活躍に至るまでの歩み、仕事に対する価値観、将来についてインタビューをしました。
※2024年6月取材当時の内容です。
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【プロフィール】Y.T(2021年入社)
就労移行支援事業所を経て、事務未経験でパーソルダイバースに2021年に入社。パーソルグループ内で事務作業を受託する本部に所属。主に、人材派遣業に関わるさまざまな事務処理を担当。
2023年6月からサブリーダーとして、3名のメンバーの面談や業務指示、中途入社者の業務レクチャーを担当している。
はたらく準備を進めながら、パーソルダイバースに出会うまで
―今までのご経歴について、教えていただけますか。
パーソルダイバースが初めての就職先です。
中学生の頃、ある出来事がきかっけで不登校になりました。その後はフリースクールに通いながら、自分なりに勉強を続けていました。
20歳を超えた頃、将来の就職について真剣に考えるようになったときに、高卒認定を取得することを決意しました。高卒認定の取得を支援してくれる支援機関があり、数学や英語が苦手で苦戦しながらも、一歩ずつ着実に目標に向かって進み、ついに取得することができました。
その後、就職に向けてビジネスマナーや生活リズムを整えるために、就労移行支援事業所に通い、そこでの経験を通じて、自己理解を深めながら、はたらくことへの準備を進めてきました。
―パーソルダイバースに入社したきかっけを教えてください。
就労移行支援事業所に通いながら就職活動をしていました。
その時、現在所属している契約書発送チームの募集を見つけました。
事業所で、企業宛てに発送物を送る実習が、このチームの業務内容と似ていたため、興味を持ち応募することにしました。
実は、その頃、他の企業の障害者採用枠にも応募していました。しかし、パーソルダイバースについて詳しく調べるうちに、特例子会社のサポート体制や環境に魅力を感じていました。
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採用面接では、このサポート体制がいかに充実しているかを実感し、安心感を覚え、最終的にパーソルダイバースに障害者採用で入社することを決意しました。
―初めての就職で、不安はありましたか?
入社前に就労移行支援事業所に通って準備をしていたおかげで、大きな不安はありませんでした。
私は、実家がある栃木から、片道1時間半かけて、都内の事業所に通っていました。
地元にあまり支援事業所なかったという理由もありますし、地元を離れて新しい環境に身を置きたいという気持ちもありました。
毎朝早く家を出て、安定して通うことができていたので、はたらく上で心配していた生活リズムに関しては、ある程度整った状態でした。
業務に関しても、事業所での実習を通じて経験していたため、苦手意識もありませんでした。
ただ、子どもの頃から一人で過ごすことが好きなタイプで、チームメンバーと連携しながら業務を進める上でのコミュニケーションに最初は苦労しましたが、同期、リーダーやサブリーダーなどと会話をする中で、徐々に緊張もほぐれ、職場に対する安心感が持てるようになりました。
―入社から現在までの仕事内容を教えてください。
私は現在、パーソルグループ各社から事務業務を受託する本部に所属しています。主に、人材派遣業に関わるさまざまな事務処理を担当しています。具体的には、派遣スタッフさんの契約書の発送や勤怠データの管理・処理などです。
私たちのチームでは、大きく分けて2つの業務を行っています。1つは、PC業務が苦手なメンバーでも取り組める書類の発送業務。もう1つは、PCで行う入力業務です。
2023年12月からはサブリーダーとして、3名のチームメンバーの面談や業務指示、中途入社者の業務レクチャーを担当しています。
発送業務は基本的に出社して行うため、業務中のコミュニケーションは口頭で行います。業務終了後には雑談を交わして、和気あいあいとした雰囲気の中ではたらいています。チームメンバーが楽しそうにしているのを見ると、私も自然と笑顔になります。
「この環境があったからこそ、今の自分がある」安定就業できる環境でキャリアアップ
Tさんは、2023年6月に、メンバーから業務リーダーになるタイミングで、チームの円滑な運営のために、積極的にチームメンバーとコミュニケーションを取ることを心がけたと言います。
―コミュニケーションを取る上でどんな工夫をしてきましたか?
例えば、体調がすぐれない様子のメンバーがいれば、さりげなくチャットで「何かありました?」と声をかけたり、勤怠が不安定な人がいれば、その理由を丁寧に聞くようにしました。
これは、当時のサブリーダーの姿を見習い、「このように接すると効果的だな」と、感じた方法を実践したものです。
その後、サブリーダーとなり役割を担う中で、メンバーの様子を注意深く観察するようになりました。すると、声色や表情から、微妙な変化に気付けるようになりました。
正直なところ、まだコミュニケーションには苦手意識はあります(笑)。
日々の経験を通じて、コミュニケーションスキルの向上やメンバーとの信頼関係が築けるように努めています。
Tさんの特性は、興味の偏りにより業務のクオリティに差が出てしまうことです。しかし、その特性を活かして、マクロを使った業務改善などの興味がある分野に積極的に取り組んでいます。
ー業務改善に興味を持つようになったきっかけと、その具体的な取り組み内容について教えてください。
就労移行では、基礎的なPCスキルを学びましたが、日々の業務を通して、マクロを使った業務改善に興味を持ち、その分野でスキルを磨いてきました。
業務改善のヒントは、チームメンバーが業務を行う様子を観察しながら得ています。その中で、「ここをもっと工夫したら業務改善できそうだ」と考え、アイデアをリーダーや上長に提案すると、それに挑戦する機会を与えてくれます。工数を削減できたと言われると、達成感とやりがいを感じます。
仕事には全力で取り組み、休みの日はなるべく外出してリフレッシュすることで、オンとオフのメリハリをつけることが、安定してはたらく秘訣だと考えています。
―今後の目標や、求職中の皆さんに向けたメッセージをお願いします。
私はこれからも新たな挑戦を続けながら、チームメンバーの新しい業務習得やスキルアップをサポートして、組織の発展に貢献していきたいと考えています。
そのために、個々のメンバーのペースや理解力に合わせた指導と、仕事観や学習スタイルを尊重したサポートを心がけ、それぞれが最大限に活躍できる環境を築いていきたいと考えています。
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求職者の皆さんへのメッセージとしては、パーソルダイバースでは障害の有無に関係なく、自らの興味や能力を活かすことで、業務範囲を広げ、チーム内外での活躍の場が与えられます。
仕事の成果や評価がしっかりとされ、私自身も入社から3年目でサブリーダーに昇格し、キャリアアップの機会を得ることができました。
この環境があったからこそ、今の自分があると感じています。とても充実した毎日を送っています。
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