2019年2月の記事一覧
ペルシア文学のなかのワインの酒杯(その1 ハーフェズ占い実践編)
ペルシア文学におけるワインといえばやっぱり、まず思い浮かぶのがハイヤームやハーフェズです。今日はおまちかねのハーフェズをめくって、ちょっと文学的なハーフェズ占いを!
愛の旅人たる長老がそなたに酒を勧める時/「酒を飲み、神の慈悲を待て」と言う/ジャムの如く目に見えぬ秘密に達したくば/来たれ、世を映す酒杯の友となれ/世のことが蕾のごとく閉ざされていても/そなたは春風の如く結び目を解く人となれ
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世界最古のワインとビール
シーラーズのワインの話が出たところで、今日は世界最古のワインとビールについて。
今までに見つかった世界最古のワインの痕跡は、イランのウルミエで出土された7000年前のワイン造りの壺やグルジアで発見された8000年前のワイン製造場跡だそうです。また世界最古のビールについては、イラン西部のザグロス山脈にあるゴディン・テペ遺跡で5000年以上前にビール醸造に使った壺(写真)やビール造りを図解した素焼き
古都シーラーズで薔薇色に染まるモスク(前編)
今日はペルシアの古都シーラーズから。シーラーズというと聞いたことのない人でも、ワインの銘柄の「シラーズ」はきっとどこかで目にしたことがあるかもしれません。シラーズ(Shiraz)はワインの産地として有名だったシーラーズの葡萄を植えてつくったワインで、知る人ぞ知る手頃で美味しい銘柄ですね。40年前のイラン・イスラム革命でシーア派イスラム色が前面に出てくる前の王政イラン(当時の国名はペルシア)では、昔
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