![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59327868/rectangle_large_type_2_2f172f182b6e8d667937ebb856dc6296.png?width=1200)
「血圧測定」のゴールデンタイム
血圧を測るベストタイミング
『起床後1時間以内』と『就寝前』
おはようございます、こんにちは、こんばんは。
はやとくです。
みなさん、
血圧を測ってますか?
そして、
自分の血圧がどのくらいが知ってますか?
「年1回の検診で測ってる」
「まだ若い子自分には関係ない」
血圧を測ることは
自分の将来を考えることと同じです。
お薬の説明をしていると
「血圧っていつ測ったらいいの?」
という相談をよく受けます。
今回は血圧を測るメリットと
血圧を測るタイミング、
そしてヤバい高血圧について
解説します。
▶測る理由
健康な血管は柔軟性があり、ゴムのように伸び縮みして血液を全身に送り出します。この血管の状態を数値で表したのが「血圧」です。
血圧が高い場合は、血管が本来の柔軟性を失って硬くなったり、詰まったりしている可能性があります。
このような状態が続くと、心筋梗塞や脳卒中などにつながります。
また、血管は全身の臓器とつながっているため、血圧が高いといろんな臓器に負担がかかります。
血圧を測ることは、『血管の状態のチェック』や『将来の疾患のリスク』を評価するために必要なのです。
▶血圧を測るタイミング
血圧は常に一定ではありません。
例えば、季節によって変動することがあります。気温が低い冬は血管が収縮するため、血圧も上昇しやすい。一方、夏場は血管が拡張し、さらに汗をかいて体内の水分量が減るため、血液量も減って血圧が下がりやすくなります。
そして、季節だけでなく、1日の間でも血圧の変動します。
血圧は朝から昼にかけて、活動に必要な血流を送り出すために少しずつ上昇し、昼頃にピークを迎えます。
夕方にかけてゆるやかに下がり、再度上昇したのち、夜にかけて低下。活動量が減る睡眠中に最も低くなります。
1日の正常な血圧の変動をグラフで見ると、以下のようになります。
昼間の血圧が高いのも問題ですが、特にヤバいのは、本来なら低いはずの夜や朝に低くならないことです。
いわゆる「夜間高血圧」「早朝高血圧」と呼ばれる高血圧のパターンです。こちらの方が心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高いと言われています。
つまり、血圧を測るなら朝や夜がベストなのです。
▶夜間高血圧
夜に低下するはずの血圧が低下しない、もしくは高くなってしまう状態です。
夜が高いと朝も高くなる傾向があります。
基準としては
収縮期血圧(上の血圧)... 120mmHg以上
かつ/または
拡張期血圧(下の血圧)... 70mmHg以上
よくある原因は
■睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害
■心不全や腎不全などによって起きる
体内を循環する血液量の増加
■糖尿病などによる自律神経障害
(立ち上がったときに血圧が
急激に下がる起立性低血圧など)
■抑うつ状態
■脳の病気(認知機能低下、脳血管障害など)
▶早朝高血圧
まだ低いはずの血圧が高い状態です。
基準としては
収縮期血圧(上の血圧)... 135mmHg以上
かつ/または
拡張期血圧(下の血圧)... 85mmHg以上
よくある原因は
■アルコール
■起立性高血圧(立ち上がると血圧が高くなる)
■動脈硬化の進行
■血圧を下げる薬の効く時間が短い
■朝の冷え込み
■喫煙
■血管のしなやかさの低下
■睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害
今回はこれで以上です。
いかがでしょうか。
血圧が高くても、
症状として出てくる時には
病気が進んでいることが多いです。
また、症状があっても
「なんかしんどい」とか
「頭痛がするから鎮痛薬で様子見」で
割とスルーされることも多いです。
治療を始めていない方も
自分の血圧パターンを知ることは、
重い病気を早期に防ぐためのも重要です。
早めに気づければ、お薬を飲まなくても
運動や食事で改善できることもあります。
一家に一台
血圧測定器があってもいいかもしれません。
医師・薬剤師から特別指示がある場合は
そちらを優先して従ってください。
「薬局に行かなくても相談できる薬剤師」では
ココナラを使った相談サービス
■電話
■メッセージチャット
をご用意しています。
▼お電話相談はコチラ
▼チャットでの相談はコチラ
ココナラからDMをいただければ、
お時間も調整させていただきます。
受付はいつでもしていますので、
お気軽にご相談ください!