『斗起夫』ワークインプログレス座談会①
ぺぺぺの会では、2022年の7月から12月にかけて、『斗起夫ー2031年、東京、都市についての物語ー』の創作に取り組んでいます。
7月から8月のワークインプログレスでは、『斗起夫』を小説から戯曲にしました。12月では戯曲から演劇を立ち上げて、上演します。ワークインプログレスでは、出来上がった戯曲の感想をみなさんに伺い、劇作家の方々が、どうやって戯曲を作っていくのか、戯曲をつくるためにどのような準備をしているのかお話しました。
「劇作家の苦悩〜戯曲が書けなくなっちゃった!〜」
さとう:どうして小説から(戯曲を)作ろうと思ったんですか?
みやざわ:詩から演劇を作っていたんですね、ここ最近。戯曲って会話で物語を進めていくじゃないですか。3年ぐらい詩ばっかり書いていたら、戯曲が書けなくなってしまって。登場人物に名前をつけるのが恥ずかしくなっちゃって・・・。え、恥ずかしくないですか?
なかじま:恥ずかしいかも?まあ(名前)つけるけど・・・。
みつはし:わかります、わかります。
みやざわ:今回も、最初そう、個人名は書いていなくって役職の名前だったりしたんです。司会者・監督、とか。みんなに読んでもらっているうちに、人格みたいなものが見出せてきて、名前で呼べるように、なってきたなあ・・・っていう。
でもその、会話で物語を進めていくってことにちょっとやっぱり不自然に感じてしまうことがあって。小説だと「地の文」ってのがあるじゃないですか、地の文で物語を進めていくことができて、やっとストーリーのあるものが一応かけたなっていう感じで。小説を戯曲にしていくことができました。
「劇作家の苦悩〜名前ハック〜」
さとう:え、名前つけるのって恥ずかしいですか?
なかじま:わたしは名前をつけるのが難しいかも。それこそ0からつけなきゃいけないじゃないですか。親ってどんなふうにつけてるんだろ。それこそどんな人間になるのかわかんないのに。別に登場人物に願いとかないし…。見えてきてからこういう音感の人かも?って思ってつけます。
みつはし:つけるのやめちゃってもね、いい。それで進んで立体的になってきたらつけてもいいし。願いとか実際にないしね。名前だけだったらまだしも、日本人だったら苗字もつけなきゃいけない。日本人だったら姓名判断のサイトやおすすめの名前サイトをインスタでフォローして、それを参考に名前を付けたりします。
なかじま:まから始まる名前、とか調べてアイデアを裂かないようにしてる
『斗起夫』ワークインプログレス座談会②に続く!最後まで読んでくださって、ありがとうございました。