図々しいチャリにわからす
11月から自転車の取り締まりが厳しくなったらしい。
私も結構チャリに乗るんですけど、私は結構安全運転タイプ。
絶対逆走せずに左側を行くし、基本車道の端を行くし、一時停止も絶対止まる。交通ルール遵守。
だって世の中の人たちは鈍臭い。
いざという時に避けれもしないくせに交通ルール破るんだもん。
ルールを守らない人たちよりも私は少なくとも交通ルールの意味を理解する知能と、危険予知ができる知能は高い。
自動車学校の先生が「愚者が2人集まったときに事故がおきる」って言ってた。
だから私は賢者税だと思って事故を事前に回避してあげることにしている。
まぁもしぶつかったりしたときにはこちらの正当性を大振りかざししてボコボコにしようと思ってるけど。
そういうわけで私はルールを守らないチャリは愚者だと思ってるし大嫌いなわけだが、この前歩道を歩いていると後ろからチャリに追い抜かれた。
その歩道は人間2.5人分くらいの幅だがところどころに木が植えてある。
私は道の左半分弱を歩いていて十分にすれ違えるが、チャリが私を追い抜くときにちょうどチャリ側に植木があってチャリが減速した。
(そもそもチャリは右側の歩道を行ってるわけで、歩行者優先を守らなきゃいけない)
そしてチャリの男は追い抜きざまにわざわざ私を見て「ジャマ!」と言った。
カッチーン
はい、わからす。
私のわからすスイッチが一瞬にしてONになったとき、そのクソチャリ男の運は尽きた。
すぐ前の信号が赤になった。
悪魔化した私は心の中で「喧嘩売る相手を間違えたのがキサマの運の尽き!!!ギャハハハハハ!」と大笑いしながら歩く。
すぐに追いつく。
「歩行者がジャマならルール守って左側の車道行けば??」
目をかっぴらいて瞬きもせずにクソチャリ男を覗き込んで言う。
「凝視」って多分こういうことなんだな。
肝心のクソチャリ男はというと、めちゃくちゃびっくりしてた。
めちゃくちゃびっくりして「え、あ、あ、すみません」
いや何びっくりしてんだよって思った。
人に喧嘩を売っていいのはやり返される覚悟があるやつだけだってお母さんに習わなかったか?え?
もしも、ないとは思うけどもしも、これを読んでいる人の中に、どうせやり返されないと思って嫌な態度を取ってる人がいたら、ぜひやめたほうがいいですよ。
世の中には稀に私みたいなわからす根性を持ったやべーやつが普通な顔して潜んでますから。