孔明vs臭源
光を発しているものを光源、音を発しているものを音源という。
これは中学校で習うことですが、じゃあ臭いを発しているものはなんなんだろう。
臭源?
なんだか三国志に出てきそうだなって思った。
三国志といえば人気の人物は諸葛孔明で、孔明が風向きを読む華麗な戦法はみんな大好きなシーンだと思います。
ところで私のオフィスには臭源がいます。
とてつもない臭源。
汚い歯+紙タバコ+コーヒーという地獄のトリプルコンボを周りなんて意にも介さずキメる。
離れた場所にいても臭源が言葉を発せば数秒後にすごい臭いの空気が漂ってくる。
(これ流体実験に使えるのでは?)
会議などあれば会議室の空気全部が徐々に臭くなっていく。
さすがに気分が悪くなったり、胃が痛くなったりするので人事や上司には相談したが何も変わらない。
ならば戦うしかないと思った。
このオフィスの空気の流れは全て私が掌握する。
まずは空気が籠るのは絶対NG。
暑くても寒くても誰が泣こうが喚こうが窓は少し開けておく。
こちとら呼吸がかかっているのだから必死である。
そしてサーキュレーターを駆使し、常に
窓→自分→臭源→空気清浄機
の順に空気が流れるようにする。
これで孔明が火攻めを成功させたように、臭いは全て私と反対へ。
勝ったと思ったのだが、数ヶ月後に空気清浄機のフィルターを変えようとしたら茶色のベトベトになっていたのを見て卒倒した孔明であった。
勝者なき戦い。