ありがとうを伝える
“ありがとう”は、たくさんたくさん伝えた方がいい
でも、同じ”ありがとう”でも
心のこもっていない”ありがとう”なら、私は言わない方がいいと思うんです。
心のこもっていない”ありがとう”とは?
胸の中では思ってない”ありがとう”
社交辞令の”ありがとう”
口からポロポロ流れ出る”ありがとう”
これら、感情の感じない”ありがとう”
以前プロジェクトでお仕事をご一緒した方(仮にAさんとします)のお話。
Aさんは、2年間のプロジェクトの中で、事あるごとにたくさんの”ありがとう”を伝えてくださったんです。
最初は感謝の気持ちを受け止めてとても嬉しかったし、
Aさんと一緒に仕事できてよかったなーという気持ちになりました。
ところが、、、Aさんの”ありがとう”に私はだんだん、、、あれれ?って思うようになっていったんです。
なんとなくモヤモヤしていた私は、ついにAさんの”ありがとう”に対して、「ありがとうは最後だけで良いですから!」とつっぱねてしまったことがありました。
“ありがとう”を受け取らない
自分でも驚きました。
なんであんなことを言ったのか…
なんでAさんの”ありがとう”がそんなに気になるのかわからなかったんです。
よくよく感じてみたら、
あの時の”ありがとう”を、私はとてもお粗末なものに感じたんだなと気がつきました。
だから、ちっとも嬉しくなかった。
喜べなかった。
人と関わる以上、気を遣うことは大人の、ビジネスの、人としてのマナーだとは思います。
その言葉を素直に受け取れない私に問題があるのかも…とも思いながら、なんだかんだプロジェクトが進み、
プロジェクト中盤で、突然Aさんから、プロジェクトメンバーにこんなメールが届きました。
一見するととても丁寧なんだけど、
私には違和感しかありませんでした。
なぜかというと、、、
「え?まだプロジェクト終わってないんだけど」
「お礼とか言う暇があったら、担当の業務を進めてよ!怒」
当時の私の気持ちはこんな感じ。
チームの皆も”えっ?”って戸惑いました。
そんな煩雑な”ありがとう”だった。
チームの距離感とかけ離れた尊敬語丁寧語謙譲語、そしてタイミング、、、と分析してみたりしたんだけど。
一番はその言葉に【氣】が感じられなかったことが私には許せなかった。
どんなに丁寧であっても、タイミンが大事なのだと思いました。
そして、それ以上に【氣】が大事。
だけど、心からの”ありがとう”だったら、
多分タイミング関係なく嬉しくなっていたと思う。
Aさんは、とにかく人からどう思われるかを気にされる方で、お仕事の中身よりも、周囲に気を遣うことに全力を注いでいました。
でも、相手を慮っての言葉のエネルギーじゃない。
そういう感覚ってなんとなく感じますよね…。
その時、全ての言葉には、本当に言霊が宿ってるんだなって実感しました。
後日、別の話の中で、ペニーから
その人の本心ではない言葉は、周波数が粗かったり、ガチャガチャしていたりして違和感を感じる。自分の周波数と違うとその違和感に気持ち悪さを感じたりするんだよ と聞きました。
心がこもった言葉には気が宿る、命が宿る
心からの”ありがとう”は人の心を心の底から震わせる、人の心を動かす
心のない”ありがとう”は受け取った側の心をその人から引き離す
同じ”ありがとう”なのに、全く違う
気がたくさん詰まった”ありがとう”は人と人との距離をつなぐ
“ありがとう”を伝える場合は、
肚の底の振動が言葉になった心からの”ありがとう”を伝えたいものです。
話題にしてしまったけど、
Aさんには、私の感じてるとこを伝えて、その時は理解してもらえなかったけど、今では大の仲良しです!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?