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習慣を続けること、壊すこと。

みなさんは、習慣にしてることはありますか?
また、習慣ということに良いイメージ、悪いイメージ、どちらをお持ちでしょうか?

私の習慣といえば、お昼ごはんのあと「イノダコーヒ」でミルク多めのコーヒーを頼むこと。(ラッキーなことに、本社の目の前が本店です!)部屋の掃除のときはシーアを聴きながら片付けること。日曜日は飲みたい飲みたくない関係なく缶ビールを開けてしまうこと。気分が落ち込んでいるときは、社長が飼ってる猫の写真をみて癒やされること。ほかにも12月31日には、福(フク)が来るようにと必ずてっさとてっちりを食べるのが我が家の習慣で、雑炊も食べて満腹なのに、紅白も終わりかけに年越し蕎麦を食べるというのが物心ついてから今も続いています。

これらはほんの一部の私のプライベートな習慣ですが、仕事の中にも習慣というものはたくさんあります。
プライベートなものと違い、自分が決めた習慣やルールもだけではなく、誰かが決めたものもあれば、誰が決めたでもなく行われることもあるのではないかな、と思います。

私は、「株式会社ピープルズ」という会社の執行役員及び経営企画部長であり、その子会社である「スーベニール株式会社」の取締役を務めています。
※私の自己紹介の記事はこちらをご覧ください。
⇒普通のOLだった私が、ある会社の社長になった、たった3つの理由。

このコロナ渦だからこそ、今まで少しも疑っていなかった習慣やルール、さらには考え方も見直す時期に来ていると思っています。実際、この半年で変えたこと、変えざるを得なかったこと、考え方自体から変わったこと、たくさんあります。ですので、今日は習慣について思うことを、自分への戒めも含めてnoteに記したいなと思います。

さて、習慣の意味を調べると、
1、長い間繰り返し行ううちに、そうするのがきまりのようになったこと。2 その国やその地方の人々のあいだで、普通に行われる物事のやり方。社会的なしきたり。ならわし。慣習。
とあります。

漢字とは日本人にとってとても読み取りやすいもので、”慣”れてそれが”習”わしになるという字のごとく、「やっている間に当たり前になっちゃったこと」です。会社組織の中では、役割分担やルーティン業務、自分が仕事をやりやすくするための仕組みのためにそれらが多く存在します。
例えば朝一でメールと売上管理システムで昨日の売上チェックをすること。社内で使用しているグループウェアであるマイクロソフトのチームスを逐一確認すること。このチームスに関しては、始めてまだ日が浅いのですが、気づいたら行っているまさに習慣です。他には、帰る時は必ず机の上をきれいにして帰ると課していること、、、など。
また、逆に多くの人が関わることなどは、逆パターンで、形式的ではあるけれども先にルールを作ってあとで慣れていく、ということもあるかもしれません。
例えばある会議を月曜日の14時から行うと決めるとすると、そこに合わせて確認事項を整理したりデータ分析を行うようになることなどは、逆パターンと言えるかもしれません。とはいえ会議のために準備したり分析しているようでは、当事者として仕事に向かうという意味で、次のステップには進めないのですが。

ひとつ「習慣」ということにおいて、かっこいい仕事人になれるために必要だと思うことは大きく2つあります。

1、習慣を作れる人になること

これは私が日々感じていることで、意外とマネージャークラスのメンバーも出来ていないと思う部分です。
大半の人が、既存の習慣やルールに習おうとします。家族や学校と同じで、会社も組織としては、必要なことです。
ルールに則って素晴らしい成果を上げることができることは、仕事としては大切です。役職者には、この部分を自身の頑張りや能力を発揮することで築き上げてきたメンバーがたくさんいます。でも、私が考えるかっこいい仕事人は、その一歩先の「今」と「未来」に沿った、今よりも良いルールを作った上でさらなる成果を上げる人だと思っています。
そのためには、日々の仕事を作業にせず、理由と目的を意識しながら行う必要があります。それができればあと少しの勇気。自分発信で習慣を作る勇気です。
最初は、例えばたった2人で作る習慣やルールでもいいので、必要だと思うものを作ってみて欲しいです。これが1人ではなく2人であることが重要です。1人のルールって、多分普段から自分が自然と行ってるからなのか勝手に出来ていくものです。2人になるだけでぐっと難しくなります。しかし、この行為が組織をつくること、リーダーをつくること、仕事が前に進むことに繋がりますから、役職者にとっては必要不可欠な選択肢です。
最初のハードルは勇気、次は根気です。一回やると決めたら続けること。これが以外と心砕けそうになるのですが、自分が続けられないことなんて誰も続けられませんから、このハードルは絶対に超える必要があります。それでも続かなかったら、良いアイディアじゃなかったんだと思うようにしています。

少し話はずれますが、ネーミングも重要な気がしています。例えば、「日報」という名前が「仕事ノート」という名前になるだけで、ちょっと作業に陥ってしまいそうな業務に新しい発見が生まれそうです。社長から、朝礼のマンネリ化を指摘され続けているので、名前つけてみたらどうかなぁと思案しています。
また私個人としては、実行前から絶対に間違っていると思うこと以外は、一旦はそのルールに乗っかってみるのが大切だと思っています。自分が納得出来なかったり理解できないことも、意味があることかもしれないからです。(ただし判断者としては、その把握のための時間をあまり費やしてはいけないとも思っています。)習慣やルールを生み出すことが出来ないのに否定だけするのは、ただの逃げです。それはどんなに理屈を並べても変わらないと思っています。

2、次にその習慣を疑い、壊せる強さを持つこと

どちらかというと、人は習慣やルールを常に変更させていくことにストレスを感じます。せっかく覚えたのに、せっかく慣れたのに。と。それが自分自身が作ってきたものならなおさらです。
しかし、ある一定期間を切り取れば、素晴らしい習慣であっても、今を切り取ればそうでないものもあるのが事実です。それが、新しい風がどんどん吹き込まれてくるような会社であればより、そうでなくてはいけません。

この部分に関しては、私にもハードルがたくさん立ちはだかっていて、なかなかすんなりとは出来ていない部分だと思っています。
例えば社長が、変えなさいといったタイミングでは、その理由とメリットが全然わからず反発してしまうことなど。
これは、判断基準は今よりちょっと先の未来にあるからだと思うんです。私は多分、過去とは言わずとも今を直視していて、その事業の持っていきたい未来を想像しないといけないのだと思います。
わかってるんですけど、どうしてもその時点では難しくて。先を見る練習をしないといけないのだと思っています。

1は、いまを一生懸命当事者になって突き進むことで出来てきますし、
2は、みらいを、想像することで出来る。
なんにしても、守らないといけないことはありますが、過去ばかりみていてはだめだということなんだと思います。

写真は、新しくピープルズを設立が決まった時(2020年3月)に、会社の殻をぶち破れるようにと、「えい!」と思い切って髪を赤くしてみたもの。自分では恐る恐る会社に出勤したんですが、みんなの反応意外と普通だったなぁ~笑。
他にも、普段は履かないデザインのスニーカーを思い切って買ってみたり。
結構、勇気を出したのですが、意外と普段の服にも合わせられて満足しています。
今では髪の色もすっかり元通りになってしまい、スニーカーも違和感なくなってきましたが、気持ちは変わらず殻をぶち破っていくつもりでいようと思います。

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