ワークショップ型イベント レポート〜第10回 大企業からスタートアップまで!明日から始める採用広報術〜 【11/25(金)開催】
こんにちは!People Lab KYUSHU(P-Lab)の酒井です!
11/25(金)にペパボ天神ステージで、第10回 人事イベントが開催されました!
さて、今回は採用広報第3弾!最終回でした。テーマは「大企業からスタートアップまで!明日から始める採用広報術」です。
ゲスト
今回のご登壇者は、株式会社Bot Expressの執行役員、PR・コーポレート担当である松尾 明美さん(@AkemiMatsuo2)です!
自己紹介
まずは、会場の皆さん1人1人順番に
・お名前、所属、事業内容
・役割
・困っていること or 学びたいこと
を話していきました。
さすが人事や広報、経営者などの皆さんだけあって、短い時間で分かりやすい自己紹介です!自社のことを語る力は以前の採用広報セミナーが生かされていますね👍
Bot Expressの採用について
「世界からめんどくさいをなくせ。」という印象的なキャッチフレーズをお持ちのBot Expressさんがどんなことをやっているかなどは、ぜひこちらのnoteをご覧ください😆👇
実は松尾さんがBot Expressに入社されたのは2022年の2月。創業の2019年から松尾さんの入社までは社長さんと社員2名の3名体制だったそうです。
ですが、11月現在では社長含め10名になり来年の内定者も2名いらっしゃるのだそうです!つまり、半年間でスーパー人材を8名も採用したことになります✨
加えて、応募からの内定率も高く、良い母集団形成がつくれている状態だとか😳
凄すぎますね!こんな採用ができたらな〜と思いませんか!?
選択と集中
今自社には何が足りていないのかをきちんと捉え、そこに対してやるべきことを決めていく。
また、福岡の人事さんや広報さんはいくつかの役割を兼務していることも多いかと思います。松尾さんもその一人です。採用、ブランディング、PR、マーケとお仕事が多岐に渡っているからこそ、集中してやることを決めていったそうです。
色々やらなきゃ!とか、他社事例を見れば見るほど思ってしまいますよね。
今自社に足りないのは何なのかを検討して、そこに対する打ち手を試行していくことが成功への近道ですね。
1.正確に表現する
会社として「正確な表現」が足りていないと感じた松尾さん。そこで以下のことに取り組みました。
①はについてはコーポレートサイトやMVVはもともとありましたが、伝えたいことや会社の思いが十分には表現できていないかったのだとか。そこで
「そろそろ、町のふつうが変わらなきゃ。」「つくろう。もっと愛される行政サービスを。」といったように言葉としての再定義をしていったそうです。
②では、HPなどを企業の世界観に合うようなデザインに変えていきます。Bot Expressさんだと、薄いピンクやグリーンを使用したりイラストを多く使っており、優しさの伝わるHPになっています。
③ 情緒に伝えるには映像が一番いいということになり、自分たちが作りたい世界感を映像で残したそうです。サービスの紹介動画だけでなく、サービスを使ったことによりその自治体がどう変わったのか、というサクセスストーリーの動画も作成。まさに「正確に」伝えるにはということをよく考えてアクションを起こされていますね🙌
2.発信
Bot Expressさんではnoteを活用して事業の状況、働く環境を表出化しています。WantedlyやSNSでも展開を多くされています。
そしてここで私に刺さったポイントがありまして…
私もなかなか文章って上手く書けないな〜難しいな〜と日々思いつつ発信しているのですが。
松尾さんは社員の方に対して「こういったものはあくまで筋トレ。一発ホームランを狙うのではなくどんどん書くことで良いものにつなげていきましょう」ということをお伝えしているのだそうです。ハードルを下げ、取り組んでもらえるようにするということ大事ですよね。広報も人事も1人では限界があります。会社全体が意識して協力することが必要なんです😌
文章書く力も筋トレと思って頑張ります💪
3.マスメディア活用
上記で紹介していただいたものはすべて自分たち発信のものですね。
第3社の発信を活用することでいわゆるお墨付きを貰えることになります。
メディアに出れるような機会をつくっていく意識をすることが大事です。
明日からできる!採用広報のフレーム
まず「採用をするために広報をする」という考えは今日で変えていただきたいとおっしゃる松尾さん。「経営セクションである」という意識、自分が人の人生に影響を与えているのだと強く意識しておく必要があるそうです。
…以前のイベントの記事を読んでくださった方ならお気付きかと思いますが、皆さん口を揃えておっしゃられていることの1つですね!
採用広報のための準備
上記が採用広報を始める前の準備の段階で言語化しておくべきこと。
みなさんすべてクリアできていますか?考えるだけではなく、どの候補者にも同じように伝られるように言語化して腹落ちさせておくことが重要です!
自社のファンになってもらう
やっぱりここが大事ですね👍その仕組み作りのために、マーケティングのフレームを使って考えていくのだそう。
転職潜在層は広報力を発揮する部分、顕在層には採用力です。
特に、顕在層は短期間で進行することが重要となります。
入社後はしっかりと観察、コミュニケーションをとる。どこに問題があるか分析し改善するのも広報ができることの1つです。
状態のよい活動している社員がいれば、さらにリファーラルへも繋がり
効率化できるというわけです。
そして、KGIは採用数ですが、KPIはアクションごとに設定してください!
細かく設定すると、自分たちの弱い部分が見えてきます。
応募から内定までの時間(リードタイム)が長いところが問題なのか、内定承諾率が悪いのか などなどですね😌
その他、起こりがちな困りごと等に対して解決のヒントなども伺いましたが
そちらは参加した皆さまだけの秘密にしておきます💖
質問に対する回答
今回事前に松尾さんへ質問をすることができたので、会場で直接お答えいただけました👏
1.SNSを使った広報で、効果的な方法は?
情報の広がりとしてはTwitterが圧倒的。また、会社の中の役割(エンジニア、新卒など)があると思うので、そういった発信を狭めている人にやってもらうのが解像度が高く効果的。(「〇〇株式会社」という名前のところから発信するより、効果があるということですね!)
2.総合職を募集する際に何を軸に広報すれば効果的か?
「共感をしている人」(会社との価値観とかですね!なるほど…)
3.自社の魅力の伝え方
自分の好きなところをたくさん発信する。好きなところが足りないなら、会社を変えていく。
労務コーナー「労務◯✕クイズ」
こちらのセミナーですが、FECC(福岡市雇用労働相談センター)が主催で行われています。
今回は労務のクイズコーナーが開催されました。主に採用に関する労務トラブルの問題で、意外と難しい💦学びの多い時間となりました🙌
また別記事にするので、ぜひチャンレンジしてみてくださいね!
終わりに…
実は今回第10回ということについて節目の回となりました👏
ご参加のみなさんからは
・MVVの明確化の必要性が再確認できた
・クイズコーナーが半分も解けず勉強になった!
・ファネルごとのアクション方法が知れた
・マスメディア活用、オウンドメディアの活用実績が知れた
・次の日から実践してみた!
などなどイベントが大変役に立ったとお声がたくさんなんです😍
このレポで書いているのはほんの一部の内容ですので、気になった方はぜひ次回のイベントに参加してみませんか??
今回の懇親会(会場の近隣のお店で行っています)は、過去最多の参加人数でした!
イベント内ではなかなか交流できなかった会社さんとの貴重な交流の場となっています✋
初参加の方もいらっしゃいますのでご遠慮無く参加されてくださいね〜
次回セミナー情報
次回12月19日(月)は採用ピッチ資料公開の先駆者である「SmartHR」より、九州支社 支社長である黒川 怜早氏をお迎えし、 採用ピッチ資料活用のノウハウを伺います。SmartHRが、なぜ採用ピッチ資料を公開することになったのか、どのような効果があるのかなど、自社での活用のヒントが得られる内容です。
後半では九州支社立上時のご経験から組織づくり、カルチャー浸透のための取組事例をトークセッション形式にて学びます。お申込みはこちら👇
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P-Labについて
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