なぜ、日本のビジネスパーソンは自己啓発書を好むのか?
日本人ビジネスパーソンはとにかく、自己啓発書が大好き。
数十年、数百年もの間残っている文学や哲学書よりも、新しく出た自己啓発の本を買うことを楽しみにしている。
本題。
なぜ、日本人ビジネスパーソンは自己啓発書を好むのでしょうか?
その理由はサクッと読めてすぐに役に立つから。
日本のビジネスパーソンはとにかく忙しく、勉強や読書をする時間がない。
労働時間を減らせば、勉強、読書にわりあてる時間を増やせるのですが、会社大好き、仕事大好きなビジネスパーソンはそうしない。
忙しい彼らのニーズを満たせるのが自己啓発書なのです。
自己啓発書はビジネスにおいて、最短で結果を出す方法や仕事の流儀みたいな内容を書いているので、忙しいビジネスパーソンにとっては読んでいて心地良い。
一方、文学や哲学書はボリュームがあり、超絶忙しい日本人ビジネスパーソンは読むことができません。
それに読んですぐには役に立たないので、ビジネスパーソンのニーズとは一致しないのです。
かくして、日本人ビジネスパーソンは積極的に自己啓発書を買い、書かれたことを実践し(ほとんどのビジネスパーソンは実践していない)、さも自分が一流のビジネスパーソンになったかのように錯覚しているのです。
そして、日本社会が一層茶番化していくという。
すぐに役に立つことはすぐに役に立たなくなります。
忙しすぎる日本人ビジネスパーソンもたまには文学作品を読んだほうがいいでしょう。
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