UIデザイン未経験から新卒入社、スタートアップ1人目デザイナーの半年を振り返る
みなさん、こんにちは。ペンマーク広報の市川です。今回はビジネス部門 UXチームの今村さんにお話を伺いました。2022年4月に新卒でデザイナーとして入社した今村さんの半年を振り返ります。
——自己紹介をお願いします
今村かれんです。大学生の頃からフリーランスでデザイナーやクリエイティブディレクターをしており、2022年4月に新卒でデザイナーとして株式会社ペンマークに入社しました。好きな食べ物はお魚です🐟
——ペンマークを知ったきっかけと入社の決め手はなんですか？
就活で行きたいところがあまりなくて迷っていたときに、学生向けサービスを運営する知人から、「前澤ファンドから出資を受けていて、採用募集している会社があるよ」と教えてもらったことがペンマークを知ったきっかけです。神戸出身で関西の大学に通っていたのですが、大学4年生の春にペンマークのインターンに応募し、そのまま上京しました。そして、インターンを1年経験し、今回新卒で入社となりました。
入社の決め手は、インターン生時代に経験した仕事の打席の数と幅広さです。私がインターン生として入社した当時は、前澤ファンドから約5億円の調達をしてまもない頃で、まだ社内も整備されているところは少なく、仕事に対して人が足りていない状況でした。そのため、デザイン以外でもマーケティングやSNS運用の重要なポジションを任され、当時は、マーケティング関連業務5割、デザイン業務5割くらいの割合で業務を行なっていました。
デザインに関しては、これまでグラフィックデザインを中心に経験を積んでいたのですが、ペンマークではアプリのUIUXデザインに触れる機会も多々あり、とても勉強になりました。UIUXデザインに関しては初心者だったので、まずはPdMのサポート業務や練習を兼ねてUIの修正からはじめました。ゼロイチでUIを作成するようになったのは、今年の夏頃からですね。
今後はもっと「Penmark」のサービスが広がり、大学生をサポートすることで、多くの大学生が自分のやりたいことを見つけられるのではないかと期待しています。
——現在の業務内容を教えてください
今は主に「Penmark」アプリのUXリサーチとUIの改善をしています。具体的には、事業の目標達成するために何が必要かという問いを立て、コンセプトテストやユーザビリティテストを用いてユーザー検証を行います。
コンセプトテストでは、まずカスタマーサポートに届いた要望や社内の声から問題を羅列し、事業戦略を踏まえて解決すべき問題をピックアップします。次に簡易的な機能のコンセプトをまとめた「コンセプトボード」を複数作り、UXリサーチを実施します。そして、UXリサーチで出た意見を反映し、「コンセプトボード」ごとに上位3つまで絞り込みます。
絞り込む際の基準は、機能にもよりますが、ユーザーからの需要が高かったり、開発工数をそれほどかけなくてもユーザーにとって便利になりそうなもの、といったものです。
最終的には複数の「コンセプトボード」からさらに3つまで絞り込み、プロトタイプを作成します。そして、プロトタイプでユーザビリティテストを実施し、ユーザーが問題なく使用できるかを確認。UI修正を行い、完成となります。
——入社半年でどのようなことをしましたか？
ペンマークでは毎年春と秋に大学生向けの大型キャンペーンを実施するのですが、その際に使用するLPの制作や告知用の画像制作、セールスや広報など他チームから依頼されたクリエイティブの制作を行いました。
☑️キャンペーンのLP制作 ( 秋の学生応援キャンペーン, 大学生全員お金贈り)
☑️バナー制作
☑️コンセプトテスト
☑️プロトタイプの作成
☑️ユーザビリティテスト
☑️UIの作成 / 修正
☑️名刺のデザイン制作
☑️プレスリリースの画像作成
——日々の勉強方法を教えてください
UI/UXデザインをはじめたばかりの頃は、PdMからの課題図書で勉強しました。UXデザインに興味がある方におすすめの本です。
また最近は業務が忙しくできていないのですが、Daily UIでUIトレースを毎日行なっていました。
そのほかは、他社の公式LINEに届く画像をスクリーンショットを撮って参考にしています。日々の情報に関しては、Twitterで情報収集したり、デザイナーの友達と情報共有しています。
——1人目デザイナーとして入社して良かったことや苦労したことはありますか？
1人目デザイナーならではですが、基本的に社内のデザイン関連の業務はすべて私の担当となります。そのため、苦手な分野のデザインもできるようになりました。一方で、デザイナーは私1人しかいないので、キャンペーン期間などタスク過多になったときに引き継ぐ相手がいないことが課題です。ただ、業務委託の方にお願いできるようになったので、バランスをとりながらうまく調整していきたいなと思っています。
——仕事を進める上で、特に意識しているバリューはありますか？
まずは、「Student First」です。「Penmark」は大学生向けのサービスなので、ユーザーである大学生ならではの意見をとても大切にしています。学生にとって最適なUI/UX改善を行うために、UXリサーチで得た意見はどれも余すことなく代表の横山やエンジニアチームに共有することを心がけています。
Student First
学生にとっての価値を最優先して、すべての意思決定を行おう。学生の目で見て、耳で聞き、心で感じる。日頃から学生と積極的に関わり、学生と同じ価値基準を持つことで、学生に愛されるサービスを提供します。
また、社内に対しては、「Run Straight」を意識し、納期を最短で設定してもらうようにしています。デザイナーが一人だけということもあり、メンバーからは余裕を持ったスケジュールや期限の延長を提案いただくこともあります。しかし、デザインさえ完成すれば次に進められることが多いので、より仕事のスピード感を上げるためにも最短で依頼するようお願いしています。
Run Straight
やると決めたことは「フルスピード」で走りきろう。1週間後の100%より3日後の70%。PDCAを早く回すことで、より多くの時間を改善に充てることができ、結果的により良いサービスが提供できます。
——ある1日のスケジュールを教えてください
9:00 出勤
9:30 1日のタスクを整理
10:00 プレスリリースの画像作成
11:00 UIの修正
12:00 お昼ご飯
13:00 スプリントレビューに参加
14:00 UXリサーチの準備
17:00 バナーの作成
18:00 退勤
——今後の目標は？
ペンマークに正社員として入社してからは半年が経ちました。今後は、表層のデザインだけではなく、「UXの5段階モデル」を意識して戦略から表層までデザインできる人になりたいです。
また、現在はエンジニアリングの知識がないため、エンジニアが実装しやすいデザインファイルの作成や実装の工数見積もりができません。そのため、今後はUXリサーチで問いを立案する段階から、エンジニアの視点も持つことで、この問題を解消し、デザイナーとしてさらにスキルアップしたいと思っています。
現在ペンマークでは、一緒に働く仲間を探しています！この記事をみて、興味を持ってくださった方は、ぜひお気軽にご連絡ください💐