AKB商法にも使われた!他人ではなく自分できめたと演出する『セルフ・エフェカシー』
『セルフ・エフィカシー』とは「自分でもできそうだな」という感覚のことです。
セルフ・エフィカシーは、心理学用語で日本語訳すると「自己効力感」という意味になります。
今回は、AKB商法は『セルフ・エフィカシー』をうまくつかって客をコントロールしていたことについて紹介していきます。
セルフ・エフィカシーとは?
セルフ・エフィカシーは、カナダ人心理学者アルバート・バンデューラが提唱した心理学用語で、日本語訳すると「自己効力感」という意味になります。
セルフ・エフィカシーとは、「自分でもできそうだな」という感覚のことです。
水を飲もうとしたのは自分の意思
たとえば、テーブルの上に水を注いだコップが置かれ「これを飲んでください」と言われてから飲んでも、自己効力感は得られません。
しかし、あらかじめ水が置いてあり、室内がドンドン暑くなってきて、隣のテーブルで誰かがおいしそうに水を飲んだりすれば、自分から目の前のコップに手をだす可能性はたかくなります。
後者の方法で水を飲んだ場合、自分で意思決定したと脳が認識します。
でも、「それをしたくなる」状況をうまくつくられるとターゲットに自己効力感を与えながら目的の行動に誘導することができるのです。
AKBファンのCD大量購入
実際に、セルフ・エフィカシーを活用した例が「AKB」握手券目当てのCD大量買い商法です。
ファンだからAKBのCDを買わされているのではなく、ファンがAKBのメンバーを育てているという快感を得たいためにCDを大量購入していたのです。
客は、自己効力感を満たさせるマーケティングによって、うまく操作されていたのです。
番外編
セルフ・エフィカシーを活用すると、裏で誘導しているにもかかわらず、「自分が決めたことだ」と思い込ませることができるようになります。
世界的な○○〇騒動によるアレも、自らが選んだ結果と片付けられてしまう日がくるかもしれませんね。
最後に
今回は、AKB商法は『セルフ・エフィカシー』をうまくつかって客をコントロールしていたことについて紹介しました。
『セルフ・エフィカシー』とは「自分でもできそうだな」という感覚のことです。
セルフ・エフィカシーは、カナダ人心理学者アルバート・バンデューラが提唱した心理学用語で、日本語訳すると「自己効力感」という意味になります。
AKB商法のように人間は、裏で誘導されていたとしても、「自分が意思決定したんだ」と思い込むとドンドンのめりこんでいってしまいます。
マーケティングの世界でも有名なテクニックなので、騙されないようにしましょう。
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