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本当に強い人って、どんな人だろう?


強い人の定義、これには色んな種類があると思う。

例えばボクサー井上尚弥選手は、紛れもなく強い。
ボクシングバンタム級四団体統一王者であり、異名はモンスター。
7月末にはフルトンと階級を上げてスーパーバンタム級タイトルマッチを行う。
僕も現地に観戦に行きたかったが、チケットに落選しあきらめた。

lemino公式より


この強さというのは、格闘技での強さであり、人間的な強さを表す指標ではない。

かく言う井上選手も、仕事の流儀にて、専属トレーナーであるお父さんにこんなことを言っていた。

これを見て、井上選手の真の強さを知ることができた。

しっかり自分の状況を見ながら、ダメな時は人をしっかりと頼ることができる。

自分の弱さを、他者に曝け出すことができている。

自分はボクシングの王者だから弱さを見せられないとか、周りの思う強い自分を常に演じなきゃいけないとか、そういった次元にこの人はもういないんだなと。

ボクシングでの強さを求めるために、自分の人間的な、メンタル的な弱さをしっかりと受け止め、自分では解決仕切れない問題が発生した場合、助けを求められる強さが彼にはあるんだなと感じた。


いやいや、これは井上選手の話だけであり、自分には関係が、、と思うかもしれないが、この自分の弱さを受け止められずに1人で力尽きるまで奔走し、SOSを出せずにこの世を自ら去った人がいくらいるだろう。


今回の記事を書く気になったのも、このvoicyを聞いたからである。

この放送の中でめちゃくちゃ面白かったのが、人に助けを求めることができる人は、その分だけ人を助けてきた人だと。ギブを多くしてきた人だと。そして、助けを求める事ができる人間関係の構築、助けを求める事ができる勇気。これらが重なって弱さを見せる強さが発揮されるのだと。


どうしても周りの人間に合わせて、弱さを見せることができない場面が人生では多い。
そんなんじゃやっていけないとも、思われるかもしれない。

でも、それで良いんだと思う。
現に僕は少し勇気を出して弱さをさらけ出してみたが、案外やっていけることに気が付いた。

この強弱なんて人それぞれなんだから、自分があまりにも無理なら逃げてもいいし、人をもっと頼ってもいい。

鉄のような硬さよりも、バネのようなしなやかさを。


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