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僕は色んな人を蹴落とす"剣"を持てない。


文を書くよりもまず初めに、見てほしい動画がある。


思春期ビジパ学園の最新回、チュートリアルの徳井さんが出ている回。
この回で徳井さんが話していたことに圧倒的な納得と共感を得た。

世間で活躍するTOP of TOPの経営者やお笑い芸人はどんな性格を持っているのか、という話題になった時に徳井さんが以下のことを言っていた。

いわゆる、「サイコパス」
ある程度のサイコパス的感覚を持ち合わせていないと競争の荒波の中でやっていけない、または自分の考えを曲げずに押し通すといった人の気持ちを無視する力が備わっていると言っていた。(めっちゃ分かる。)
ある程度大きな企業で上に立つということは、ある意味非人道的な決断を下すことも多いだろう。その決断が、人の気持ちを分かりすぎると出来ないという。(めっちゃ分かる。)
今、Xを賑わせているイーロン・マスクやなどが典型的な例だと思う。自分の考えや、やりたいことのためには「共感」を捨てる。身近な人に嫌われようがやり切るといったタイプの人間だろう。

僕はそのタイプになれない。徳井さんも動画で同じようなことを言っていたが、どうしても人のことが気になってしまう。この繊細さと変な優しさ(自分で言うのもおこがましいが。)が、上に立った時に邪魔をする。確かに振り返ってみると、部活のキャプテンなんかでもそうだった。鼓舞はできるが、うまく叱れない。みんながやりたいと思ったことまとめ上げると言った、自分が率先して引っ張っていくタイプの人間では昔からなかったような気がする。

では、社会で何かをやっていこうとした時にそういったサイコパスタイプでなければいけないのか?というと、そうでもないんだなとこの動画を見て感じた。

先程まで話していた社会でTOPに立つような人たちが持っているのが『剣』だとしたら、僕らみたいなそこまで突き抜けられないタイプの人間は何も持っていないのか?と言えばどうやら違うみたいだ。そう、僕らは僕らで長年積み上げてきたものがあって、それは剣を持っている人は手に入れられない代物。人をバサバサと切り倒していく剣出なくても、なんか丸みを帯びた武器は持ってるよねと徳井さんが言っていて、なんか勇気をもらえた。


そしてこれは、剣を持てない自分への否定ではなく、肯定にもなるという。

そして結論として、、

こうなる。分かる。

世の中のTOPを目指そうと思っても、剣に触れただけで怪我をしてしまうタイプの人が僕含め大半の中で、みんながみんなそこを目指さなくて良いんんじゃないかと思う。ある程度やれる努力をして、ああ自分は剣を振りかざせない!と思えば、徳井さんが言うように時雨bんが長年培ってきた、凝縮された『珠』をできるだけ遠くに力強く放り投げるような、泥臭くても良いからそうやって生きていきたい。


生き方なんて人それぞれだから、剣でも珠でも盾でも、何か自分の手元にある自分の扱いやすい武器を味方にやっていこう。

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