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ドント・ルック・アップ個人的な感想

今日も先日見た映画について感想を書いていこうと思う。

Netflixについ最近加入し映画やドラマをみることに最近は精を出しています。

ある人にNetflixで見た方がいい作品を聞いたところドント・ルック・アップをオススメされたので早速鑑賞した。

最初題名を聞いた時はホラー系の映画かなと思ったが全くそんなものではなかった。

私の大好きなレオナルド・ディカプリオとジェニファー・ローレンスが出てるなんてもう見るしかないよね。

この先はネタバレが含まれたり、含まれなかったりするので読むのは自己責任でお願いします。


話の発端はジェニファー・ローレンスが演じる大学院生ケイト・ディビアスキーが望遠鏡で観測中に未発見だった彗星を発見する場面である。レオナルド・ディカプリオを演じるミンディ教授とともに観測と計算を行うと半年ほどで地球に衝突することが判明。しかも大きさが地球が崩壊するほどのものであった。

これを知った2人は必死に大統領に訴えるが大統領選の直前という状況もあり公表することを拒み静観するように指示した。大統領が無理ならメディアを使おうと画策し2人でテレビ番組に出演、しかしテレビは地球に彗星が衝突するという真実を真剣に伝えようとせず、おもしろ可笑しく取り上げた。それに対しケイトは激怒し真剣に真実をテレビの前にいる国民たちに伝えるが、ネット上では頭がおかしいなどと批判の的になりまともに信じてもらえなかった。

気持ちが昂り真実を告げたケイトはテレビから排除されSNSでも非難されたがミンディ教授は色っぽい教授的な立ち位置で定期的にテレビ出演したり雑誌に出たりして話題になった。

これは現代社会でも同じように感じる。バズるという言葉があるように話題になることが正義の世の中になっている現代のSNS社会をめちゃくちゃ風刺している気がした。

どれだけ真面目に訴えかけても相手にされず、地球滅亡が近づいているというのに政府やメディア、国民でさえも全く聞き入れる感じはなかった。さらに出る杭は打たれる的な感じで変わった意見を言った人を排除しようとする現代社会を表現している作品に感じた。

最初はコメディっぽい感じの話だなぁって思ってたけど物語の終盤にかけて人のゲスさがとても現れていた。

最終的に大統領が地球に彗星がぶつかると告げたのも自分の保身の為だったし、彗星の軌道をそらす計画をいきなり中止したのも、スマホ会社の社長が提案した富を独占する計画の為で結局、富や権力の為に動くのが人なのかと感じた。

紛れもない真実があるのにも関わらず、そこから目を背け利益を優先する大企業の社長や大統領、それに扇動され現実を見ない国民たち、みな自分の都合の良いようにしか人間って生きてないんだなと思った。

未来は計算によって全てわかる的なことをスマホ会社の社長は行っていてミンディ教授の未来は1人で悲しく死ぬ的なことを言っていたが結果的にミンディ教授は家族と仲間とともに最後の食事をしてそこで亡くなったので未来を打ち破ったように感じた。

逆に大統領は予想通り、訳のわからない生き物に食われて亡くなったので良い対比として描かれているなと思った。

個人的に一番好きなだったシーンは最後の最後に1人地球に生き残った大統領の息子が誰もいない状況になってもなおカメラで撮影しながらSNSで発信していた場面である。めちゃくちゃ哀れだなって感じた。けどそれほどまでにSNSに囚われている現代人ってちょっと怖い気もします。

長くなったのでこの辺にしておきます。

これだけ感想を書いてきたけど、作品から感じるものって人によって違うと思うし正解はないと思う。なので最近の大学生はこういう風に感じるんだなぁくらいで思ってもらえれば幸いです。

では、また。

#映画鑑賞 #映画感想 #ドント・ルック・アップ

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