時間の重心をどこに置くか
自分が日々全力でこなしている仕事が、1年先、3年先、10年先、ひいては自分の人生にどう繋がっているのかが見えてこない、、
そんな人にとってもおススメできる本の要点と読書感想です!良書だった!
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FULL LIFEとは、Well-BeingとWell-Doingのバランスが取れている状態のことを指す、筆者の造語です。
つまり、よく"する"とよく"ある"を戦略的に配分できている状態です。
そして、この本で話の主軸は、仕事でのWell-Being、すなわち「信頼」です。
日々の時間の重心をどのように設定することで、「信頼」を得ていくべきかが非常にロジカルに説明されています。
以下では、本の内容に沿って、(大成するキャリアの)3つの時間軸ごとの時間戦略をみていきます。
1. ハードワーク期
2. ブランディング期
3. アチーブメント期
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1. ハードワーク期
この期間は、専門分野での実力を伸ばしまくって、〇〇といえば●●さんと呼ばれる状態を達成します。
とはいえ若い頃は、スキルも知識も人脈もありませんから、この期間で実力を伸ばすためには、業界内での上の世代からの信頼が必要です。
上の世代の方からいただいた仕事を死にもの狂いでこなしまくるのです。
では上の世代から信頼を得るために必要なものはなんでしょう?それは、可愛げと大物感です!!
この一見相反するような2つを演出することで信頼を勝ち取ります。
(ちなみに大物感を演出するためには、"時代を語る"ことで演出できると書かれていますが、みなさんはどういう方法で大物感を出しますか??)
そしてこの時期の時間の重心は、以下に置くべきであると主張されています。
【1日単位】・・始め方と終わり方
うかつに仕事を始めたり終えたりするべきでない、オススメの終わり方は、to feelつまり印象にのこったことを書き出すこと
【1週間単位】・・金曜の20時以降
1週間を土曜始まりと考える、まず1週間で自分のやりたいことからカレンダーを埋めていく!
【3-10年単位】・・3年先の見通し
3段階(準備する、始める、広げる)でプランニングする
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2. ブランディング期
1.のハードワーク期で自分の専門領域で実力をつけるフェーズが終わると、次は業界外の同世代からの信頼を集めるブランディング期に突入します。
この期間は自分の専門外から信頼をえて、(深めるというより)幅を広げる期間になります。
そのために必要なのは、弱さを曝け出して人間的な魅力を磨くことです。(陥らないように注意すべき罠は、ハードワーク期に成し遂げた仕事の自慢話をしないことだそうです。)
このフェーズでは、自分の専門外の人たちと仕事をするわけですから、創造性をもち自分で仕事を作ることが重要です!
全ての事業プロセスはConcept(コンセプト) -> Strategy(戦略) -> Decision(意思決定) -> Execution(実行)と進みます。全てはConcept(コンセプト)から始まります。
ここでのコンセプトとは「AからBへ行く障害を一気に飛び越えるもの」であり、コンセプトを作る能力とは具体と抽象を行き来できる能力(= 大局観をもつこと)であると筆者は言います。
この時期の時間の重心は、大局観をもつために必要な時間が図を使って丁寧に解説されていました。ここでは結論だけをお伝えすると、
みんなでBeingする時間と、ひとりでDoingする時間を確保するべし!!
ということです。
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3. アチーブメント期
アチーブメント期は、人生を四季に例えるなら「実りの秋」ともいうべき時期です!
この期間は、次世代からの信頼を得る時期です。筆者の主張によると50歳〜がこの時期だそう。
そして、申し訳ないですが、、、今の自分からは遠すぎ未来でイメージができなかったので、アチーブメント期の詳しい内容は割愛致します。
この章が気になる方は是非書籍でご確認ください!
FULL LIFEを送って後悔のない人生を!
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メモ書きに近い拙い文章でしたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
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