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【新小1の親御さんへ】発達ゆっくりムスコを見守った1年間のお話
こんにちは。
ブログ『わが家はインター。』を運営しています、ペグと申します。
SNSを中心に、わが家で行っている英語育児【おうち英語】についての情報を発信しています。
noteでも、おうち英語のノウハウや記録を発信していますが、今日は少し違う切り口から、子どもとの接し方について書いてみようかと思います。
わが家には、軽度の発達遅延があるムスコがおります。
そのムスコが1年生になるまでの軌跡と、1年生になってからのハラハラドキドキな1年間の過ごし方について、記録をまとめてみました。
今年度新1年生になるお子さんをお持ちの親御さんでも、子どものことが気がかりで1日中何も手につかない…という人も多いでしょう。
そんな親御さんと思いを共有することができたら、わたしも嬉しいです(ママ友少ないので)😊
うちのムスコ、こんな子です
まず最初に、ムスコの紹介から。
2023年4月から小学2年生になった、マイペースで穏やかな男の子です。
サッカーや野球に明け暮れる元気いっぱい男児!という感じではなく、ロボットや工具など"ものづくり系"が大好きで、機械を分解して中身を見るのも好き。
わたしには似ても似つかない、理系なのかな?
性格はとにかくおっとりしていて、人に対してだけでなく花や虫にも優しい子。
2学年離れた妹がいますが、ムスコの優しい性格のおかげで兄妹仲もとても良く、場の空気を朗らかにしてくれる癒し系ムスコにはいつも感謝しています😊
不安だらけ!ムスコの幼稚園時代
そんなムスコの幼稚園時代をサクッと振り返ってみたいと思います。
小学生になり、スモールステップながらも着実に成長を重ねているムスコですが、幼稚園時代の彼はさらにカメさんペースだったように思います。
毎日一緒にいるわたしからすると、「本当に成長しているのだろうか…」「あまりにペースが遅すぎやしないだろうか…」と、本気で留年制度を願ったほどでした。(海外では飛び級や留年が当たり前なので、うらやましかったです)
療育をすすめられた年少時代
今振り返ると、わたしにとって一番ショッキングだったのは、年少で療育をすすめられたときだったのではないかと思います。
発達がゆっくりだとは分かっていたものの、改めて専門機関へ通うことを推奨されると、なんだかすでに「あなたの子どもは発達障害です」と断言されているかのような気持ちになっていました。
もちろんそんなことはないですし、発達障害だとしても、それはそれで受け止めなければいけない現実であることに変わりはありません。
まだどこかで、ムスコのことを健常児だと信じていた頃のわたしは、母として毎日一生懸命がんばっていたし、本当に褒めてやりたいですが、今ひとつ覚悟が足りない部分もあったのでしょう。
ちなみに年少で療育をすすめられたのは、こんな特徴からでした。
コミュニケーションが円滑でない(言葉が遅い)
お友達に興味を示さない
集団行動ができない(注意散漫)
身支度などをスピーディーにできない(極度のマイペース)
のんびり屋さんな性格ゆえ、こういうこともあるだろうと呑気に考えていたわたしでしたが、幼稚園の先生からすると発達障害を疑う要素がある程度揃っていたのかもしれません。
わたしにはわたしの考えや育児方針があるとしても、プロである先生から率直な意見を聞けたことは、とても良い勉強になりました。
言葉のトレーニングを重ねた年中時代
保健師さんに面談をしてもらい、行き着いた先は、言葉のトレーニングでした。
息子が幼稚園でぶつかっている壁は、コミュニケーションが上手でないことが要因なのではないか?と結論づけられ、言語聴覚士さんの指導のもと、ことばの発達を促すトレーニングを行うことになりました。
しかし結論から言うと、1ヶ月に1度の言葉のトレーニングを1年間続けても、何かが大きく変わることはありませんでした。
ムスコはムスコで言語聴覚士の先生のことも好きでしたし、トレーニングのカリキュラム自体は楽しんでいたので、気軽な習いごと感覚で通っていましたが、年長に進級するにあたって不安要素が消えることは、残念ながらなかったのです。
1年生になれるかな?不安だった年長時代
年少の個人面談では「このままでは年中になってから心配です」といわれ、年中の個人面談では「このままでは年長で小学校準備ができない」といわれ、親のわたしまでがフルボッコにされてきたムスコの幼稚園時代。
いつも楽しく笑顔で過ごすことを心がけていましたが、はっきり言ってムスコの幼稚園時代は地獄でした。
幼稚園に出向いたり、行事に参加するときに、それを誰にも察されることのないよう満面の笑みで"明るいお母さん"を演じることで精いっぱいだったように思います。
そんな年長時代は、年中で行っていた言葉のトレーニングから療育に切り替えました。
今までは、言語コミュニケーションを円滑にするためのトレーニングに注力していたところを、
集団行動のトレーニング
就学に向けて学校を想定したレッスン
ルールのある遊びを楽しむトレーニング
集中力向上のトレーニング
という、一気に"療育"感のある機関を利用することにしたのです。
この療育には、週に5日通っていました(笑)
本当、常連客でしたよ。
当時年少だったムスメを連れて送迎したり、療育の先生と面談を重ねたり、療育での様子を幼稚園の先生に報告したりと、当時のわたしは本当によくがんばっていました…(思い出すだけでどっと疲れる)
そして就学準備の時期。
実を言うと、ムスコは支援級に入学させるつもりでした。
学区内の小学校に支援級があると聞いていたからです。
しかし蓋を開けてみると、支援級などないではありませんか!
何情報?(笑)誰?あるって言ったの(笑)
プチパニックになりながらも、療育や幼稚園の先生と相談し、普通級で頑張ってみることに。
わたしと同じように、本当は支援級に入れたいけれど学区内の小学校が普通級しかない…という親御さんに朗報です。
こればかりは学校によりますが、支援級がない学校だとしても、その学区内に「子どもを支援級に入れたい」と思っている家庭はたーーーっくさんあります。
思っている以上に、これがいるんですよ。
でも、支援級がないから入れられない。
支援級がある学校があったとしても遠くて、6年間も送迎できないし、渋々普通級に入れる親御さんも多いんです。
ということは、その学校の普通級には、支援が必要な子もたくさんいるわけです。
総合的に見て、健常児もいれば、軽度の発達障がい児もいたり、発達遅延のある子なんてわらわらいるんです。
なので、普通級しかない学校=すべての子に"普通"が求められるのではなく、児童の発達レベルがバラバラで、すべての子どもに適切な指導が行き渡るような制度や仕組みがある、と思っても良いかもしれません。
普通級だからといって、子どもが苦しんでまでレベルを引き上げようとしなくても大丈夫なケースは、たくさんありますよ。
ドキドキの1年生…問題だらけで母ハゲそう
そして、いよいよ1年生に。
しょっぱなから下校中に迷子になるわ、集団登校にいるはずなのに途中で勝手に道を曲がってしまうわ、幼稚園時代のままマイペースに過ごしていたムスコは、ハプニングだらけでした。
先生から電話をいただくこともしょっちゅう。
本人に悪気がなくても、お友達に不快な思いをさせてしまったり、授業中にふざけて妨害してしまったり、小学校に入ってもなお、わたしの口癖は「いつも申し訳ございません」でした(笑)
そんなヒヤヒヤな1年間でしたが、わたしがムスコの小学校生活を見守って行く中で、意識していたことをまとめてみたいと思います。
まずは楽しければOK!あとのことはそれから。
極論ですが、まずはムスコ本人が学校を楽しんでいるならそれでOKと思うことにしました。
もちろん、お友達に嫌な思いをさせてしまったときには、一緒に反省点を探したり、次に繰り返さないようにどうするか話し合ったりしました。
けど、それをいつまでもネチネチ言っていても仕方がないので、翌日には同じ失敗に気を付けるよう声を掛けながら、最終的には「Have fun!」といって送り出すことを心がけていました。
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