見出し画像

2学期目振り返り〜授業編Vol.3〜

今回は、もうひとつの選択科目で履修した “Gender, Conflict and Development” について振り返っていきます!

担当する先生はジェンダー系をメインに研究している教授。一回ほど他の先生が担当しましたが、あとは全てこの教授によって授業が行われました。

課題は4000時のレポート。エッセイではなく、レポートなので文章やレファレンスの書き方がエッセイとだいぶ違います。ですが、教授が直々に教えてくれるので特に問題はなかったです。
またレポートのトピックは自分で書きたいことを選ぶ形式です。え、何書けばいいの?と不安になると思いますが、事前にトピックや書く内容を学期中に教授へ提出すれば、更に調べるべきおすすめの内容、読むべき論文などのしっかりしたフィードバックが返ってくるので安心して課題を進めることができます。

授業は週2時間が基本ですが、この授業は週3時間。他の授業より少し長くなっています。

ジェンダーと単語が授業に入っているのから、見て分かるようにジェンダーに関する授業になります!

ジェンダー、男らしさ、女らしさという観点から見た紛争について、その紛争中や後のジェンダーにおける影響についてはもちろん、平和と安全保障、そして紛争後の復興におけるジェンダーの役割など、ジェンダーという角度からの平和学に関する全ての概念、理論を学びます。

印象深かった授業がありすぎて、色々紹介したいですが、強いて特に印象深かったのは「紛争中の女性と男性での経験の違い」。
身体的暴力、性的暴力、精神的暴力、誘拐、強制結婚、病気などなど、紛争によるジェンダーへの影響はさまざまです。
これらの影響のなかでも特定の性にのみ影響を与えるものがあったり、特定の性を持つ人間のみに害を与えたいために選ばれる影響が紛争の戦略になったりなど、紛争や戦争の戦略が誰を特定としたものなのか、なぜその戦略が採用されたのか、そしてそれにより男女でどのような経験の違いを得たのかをジェンダー観点から知り、クラスのみんなで考えたのは自分にとって、とても新しいものでした。

全体的な授業の感想

授業前はジェンダーについての知識が乏しく、あまり興味もありませんでした。
どのクラスを取ろうか二学期が始まる前に考えていたところを友達に誘われ、お試しで1回目の授業に参加しましたが、習ったものが全て自分にとって新しい情報すぎて、まさに「blow my mind」でした。

担当の教授は厳しくて、真剣にやらなかったらすぐに単位を落とされてしまうという噂もありましたが、ジェンダーという観点から平和・紛争学を学ぶのが興味深すぎて、とても楽しく授業に参加することができました。教授も厳しいのは間違いないと思いますが、知れば知るほど尊敬できる素晴らしいお方…!

授業は3時間なので、長いなーと思う時もありましたが、教授の授業の仕方が上手すぎるのと、クラスのみんなで議論する時間も多くあり、総じてすごく充実した授業でした。

ジェンダーというと、女性の権利や最近話題のLGBTQ +についての授業ばっかりだと思っていましたが、男性や男らしさという観点からも平和や紛争について考えるので、偏った見方は全くなく、とても公平な授業だと思いました。

この授業、めちゃくちゃ興味深く面白いです!
課題が4000字と他の授業の課題より多く、大変なところもありますが、すんごい、ものすんごくおすすめの授業です!!!
ジェンダーの知識がある程度身についた今、紛争や平和構築の見方も広がりましたし、何より自分が女性だからこそ紛争後にできることがあることを授業で知ることができたので、とても価値ある授業だったと思います。

これにて、2学期に履修した授業に関しての振り返りはおしまいです。
2学期以降は9月まで修論に取り組むわけですが、その前に1学期から2学期に渡ってブラッドフォード大学で受けた授業の振り返りをしたいと思います。

ここまで読んでくださりありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?