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日々の中で感じたことの書き出し。ポエム等。 ゲームとかの事もたまに話すかも。

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最近の記事

人生の破片、文学というもの

学生時代、私は国語と美術が好きだった。 というか他の科目が壊滅的にできなかった。 今であればASDの興味の偏りだったと結論づけることもできるけど、私は文学の中に刻まれた他人の人生の破片や生き様に魅せられていたようにも思う。 数学という現象の理解でもなく、歴史という経過だけが刻まれるものでもなく、そこに埋もれて見えなくなった多くの「なんでもない一個人の人生の跡」が好きだった。 別に有名なものには惹かれないなんて拗れたサブカル好きな訳じゃなくて、歴史に名を刻んだ偉人たちの

    • 独り善がりの救済願望

      不要な優しさが、あなたを困らせてないかと思う つまらない同情に酔いそうになる 苦しそうにしている誰かを見たとき 偶然にそれらしく見えたとき 「力になってあげたい」と、何もないままに思ってしまう セルフコンパッション(自身に優しさや慈しみを向けること)ができない私達は「許される命、価値のある命」になろうと"誰かの救済者"になろうとする。 自身の無価値感、罪悪、劣等から逃れるための称賛。 「救いたい誰か」は「救われたい私」なのだ。 「価値のあるものになりたい、許さ

      • 地獄と云うには易すぎる私の人生

        (内容のまとまってない駄文だけどご了承ください) 毒親や虐めをはじめとした世の中の理不尽な悪意。 多くの人々が体験する苦しみ。 私は今年で21という短い年月しか生きていない人間だけど「人それぞれの苦しみがある」ことは分かる。 ここでいう地獄とはそれぞれの人が内包した、生きてきた痕跡や記録された痛みや苦しみが作り上げる心象のこと。 だから本来はこんな記事、必要はない。 間違った感覚、背負わなくていい負い目。 その上で今回、感じたことを書こうと思った。 些細な幸福とい

        • 面倒で捻くれた愛情の私たち

          (これは捻くれものの筆者が書き留める日常メモみたいなものであり他人向けに書いた記事ではないです、どうかご了承ください) 愛されたいという気持ちは私にもある。今も。 理解者がいて、認めてくれて、好きだと言って私を受け入れてくれる存在を求めていたのは確かだった。 「愛されたら素直になれるかもしれない」とも。 私が捻くれているのはかつての自己防衛の延長であり、雑に言ってしまえば"強がり"であるのだと。 でも実際の恋愛はあまりにも私向きじゃなかった。 相性の悪さなんて言葉じゃな

          「LOOPERS」感想・後編(1)

          という訳でLOOPERSの感想、後編となります。 前編をご覧になってない方はこちらから先に見ていただけると嬉しいです。 前編、後編含めてネタバレになりますので閲覧は自己責任でお願いいたします。 後編は主人公のタイラとヒロインのミアの話になります。 『LOOPERS』は前半こそ仲間たちとの宝探しがメインのストーリーになっていますが、後半にいくにつれタイラとミアの切ない恋愛劇になっていきます。 こちらも目次分けします。 プロローグのミア プロローグは絵本の一節のようなも

          「LOOPERS」感想・後編(1)

          「LOOPERS」感想・前編

          以前の「Summer Pockets」から続いて、私にとって2番目のKey作品になりました。最近はずっとKey作品を求めているなぁって感じがします、サマポケから大好きになってしまった…。 このLOOPERSは「キネティックノベル」という形態をとっており、簡単に言えば「選択肢という要素を極力減らした小説みたいなゲーム」です。(たぶん) 実際に本作も一切ストーリーに選択肢はなく完全な読み物になっています。 今回もスマホ版で。 ストーリーの全開放には1,200円かかりました。

          「LOOPERS」感想・前編

          Summer Pockets REFLECTION BLUE感想

          ふと、久しぶりにノベルゲームをしたいと思いApp Storeを覗いて見つけたこのゲーム。所謂ギャルゲーや恋愛ゲームという区分にあるゲームですが、私の想像したものよりだいぶ性質の違った良ゲームでした。 制作はビジュアルアーツのKeyというゲームブランド。 「CLANNAD」や「AIR」、アニメオリジナルの「Angel Beats!」とかを手掛けた会社でした。「泣きゲー」として極めて有名なゲームブランドとして名前だけは知っていましたがサマポケを始めたのは本当に偶然だったので私に

          Summer Pockets REFLECTION BLUE感想