【52歳から自分らしく生きるために】いつもの散歩道での新たな発見
アラフィフ責任世代のあなたへ
お元気ですか。
長らくご無沙汰しておりました。
つぶやきは、ほんとにごくたまに書いていましたが、こちらの方は暫く筆が進まず・・・。
そんな状況でしたが、久しぶりに、「書きたい」という気分になってきたので、まずは近況報告させて頂きます。
あれから何してた?近況報告・・・
昨年7月に適応障害で2か月半会社を欠勤し、9月下旬に降格、減給、配置転換を伴い復職。
あれからもう9か月強経過しました。
新しい部署に配属になってからは、上司もちゃんと話を出来る人物で、同僚達もごく普通に接してくれる方々に囲まれ、心理的安全性は格段に改善されました。
とはいえ、ここに至るまでは、一時期仕事を干されたのではないか?自分など、もう会社にとって必要とされていない人間なんじゃないか?
と勝手に思い込んでしまうほど、何もやることがなく苦しい時期もありました。
それが今では、月1回のペースで国内出張の予定が入っていたり、これまで未経験の分野の業務の主担当をお願いされたり、他の部署のプロジェクトのサポートを任せられたり・・・。
と、それなりに忙しい毎日が戻ってきました。
但し、以前との大きな違いは、仕事で分からないことを相談できる上司と同僚達がいる、ということです。
例え未経験の仕事であっても、その分野の仕事を自分より前から担当している上司や同僚達に相談することが出来れば、自分一人で問題を抱え込まず、即解決に向けたアクションを取ることが出来ます。
また、残業時間についても、以前は休日や深夜に上司から突然指示命令のメールが飛んでくるため、心の休まる間が無かったのですが、今はそのような業務指示をしないように労務人事部署からも注意喚起されています。
私自身も、どんなに忙しい時でも、深夜残業をしてまで仕事を終わらせなければならない。という気持ちは無くなり、ある時間までやっても終わらない仕事は翌日に回す。そして、しっかり頭と身体を休める。というようにメリハリをつけるようにしています。
普段何気なく通り過ぎていた風景からの発見!
さて、近況はこんな感じですが、今日は、身近にありながらも今まで全く気にも留めていなかったもので、新たな発見があったことをお話したいと思います。
私は3年前、脊柱管狭窄症で手術をしてから、ずっと後遺症で坐骨神経痛や腰の違和感が続いていました。そのため、リハビリと体力維持のために天気のよい日は出来るだけウォーキングをするようにしています。
今日も、梅雨の中休みで天気が良かったため、いつものウォーキングコースを歩いていました。
近所の遊歩道を、周囲の街路樹や、道端のアジサイの花を眺めたりしながら歩いていると、公園に向かう下り坂を下りていく途中に、地面一面に直径2cm程度の赤い実が沢山落ちている場所を見つけました。
その場所は、歩行者や自転車が踏みつけずに通り過ぎることが出来ないほど広範囲に実が散乱していたため、中には潰れて地面のアスファルトが果汁で赤黒く染まっている場所も。
一体何の実なのかと思いつつ、上を見上げると、沢山生い茂ったつやのある緑色の葉が手の指を広げたように広がっている起点部分に赤いやや透明感もある実が鈴なりに付いていました。
その実は、もしかしたら人間も食べられるのではないか?と思うほど艶やかで果汁をたっぷり含んでいるような印象でした。
「何の木の実なんだろう?」
「もし何かの果物だとすると、野鳥も食べたりしているのでは?」
しかし、鳥は一羽もその木にはとまっていませんでした。
「鳥が一羽もとまっていないとすると、食べられない果実なのかな?それにしても、見るからに美味しそうなんだけど・・・」
そんなことを考えながら遊歩道を歩き続けると、また同じ木が生えていました。
そして、その果実の生っている木と葉の色形がそっくりで、全く果実の付いていない木が近くに生えていました。
偶然、その木には、木の名前とどんな木かを説明する看板が付いていました。
この木は、ヤマモモという木なのだそうです。
その場でGoogleを起動し、写真を撮って検索してみると、やはり「ヤマモモ」と検索結果が表示されました。
この木には、雄木と雌木があり、それぞれが近くに生えていないと果実はならないとのこと。そして、街路樹として植えられていることが多く、そのような場所は大抵雄木と雌木が近くに植えられているため、果実がなり易いのだそうです。
雄木に付いていた看板には、
「紫赤色の甘酸っぱくておいしい実がなり、四国や九州では果物として食べます」
と書いてありました。
やはり私の思った通り、この果実は食べることが出来るようですが、この公園を通る人達が、その事実を知らないのか、或いは公園に生えている木の果実なので、採ってはいけないと思って誰も採らないのか、この木の近くに人がいる光景を見たことは一度もありません。
ですが、食べられる果実であることを知った私は、「どんな味がするのだろう?」と、好奇心が芽生えました。
そして、自分の手が届く高さの枝に生っていた果実を摘み取り、水道水で洗ってから口に入れてみました。
確かに甘酸っぱく、人工的ではなく人間の手が加わっていない自然の素朴な果実の味がしました。
明るい赤色の実よりも、赤黒く熟した実の方が甘味が強かったです。
流石にごっそり収穫するのは気が引けるので、掌に乗る位の量を摘み取って自宅に持ち帰ることにしました。
今までは、赤い果実がなっている木があるなぁ。と思いつつも、それがどんな木なのか調べようとも思ったことがなく、特に印象にも残っていませんでしたが、ふとした遊び心というか、気になったことを調べたことで、普段何気なく歩いていた道で新たな発見をすることができ、ちょっと得した気分になりました。
あなたも、日常何気なく通り過ぎている身近なものに対してふと疑問に思ったことがあれば、ちょっといたずら心を発揮して調べてみると、意外な気付きがあるかもしれませんね。