見出し画像

【平和ビジネスへの道】#14 b-box

こんばんは!かほりです。

本日は、b-boxについてご紹介します。

■抱えている問題

1990年後半からハチの数が世界的に激減。その原因は農薬、環境破壊、養蜂家の減少、花の咲く植物の減少など様々な可能性が指摘されている。

ハチははちみつを作るだけでなく、野菜や果物の受粉を媒介しているため、その数が減れば私たち人間の食生活に打撃をもたらしかねない。食料となる100種類の作物の7割は、ハチが受粉を媒介しているという。


■着眼点

プロの養蜂家でなくとも、ハチを安全に育てられる仕組みを作れないか。


■解決策

自宅で簡単にハチを育て、はちみつを安全に収穫することができるb-boxを作った。

画像1

こんなものを家庭に置くだけで、本当にハチが育てられるの?とも思うが、都会にある多様な花の種類や冬場の穏やかな気温のおかげで、意外にも都会のほうがハチにとって好ましい場合もあるという。(実際に、銀座のビルの屋上でミツバチを育てる銀座ミツバチプロジェクトというNPOも存在している。)

ハチが出入りできる箇所が地上2.2メートルの高さに設置されているため、はちみつを収穫する場合も安全。レバーを引くことで、はちみつを集める場所とハチが住む場所を上下で分断できるため、防護服を着なくてもはちみつを収穫できる。

画像2

b-boxは人だけでなく、ハチのことも考えた設計になっている。はちみつがたまる巣枠は小さいサイズのものが16個入っているので、必要な分だけをその都度取り出して、他はハチのために残しておける。

最近新型コロナウイルスの影響で、家庭菜園がブームになっていると聞きますが、家でミツバチを育てるのなんていかがですか?

毎朝パンに自家製はちみつを塗って食べられるのはちょっぴり豊かな暮らし。ハチの観察もできるので、お子さんの自由研究などにもよさそうです。

今ならなんと定価の半額!安いタイプので、約75000円!たけぇ!!←

イタリアの会社なので日本に届けてもらえるかどうかは要お問い合わせです。笑


ハチって絶滅危惧種なのか

日本では民家のハチの巣駆除番組などで取り上げられることの方が多いですが、欧州ではミツバチの10~30%、米国では30%、中東では85%が死に絶えたといわれています。オランダでは、358種類のハチが存在しますが、半分以上が絶滅の危機(レッドリスト)になっているそうです。

この夏、アフリカでバッタが大量発生して作物を食い荒らし、アジアに向かっているという何とも信じがたいニュースもありましたが、(あのバッタの大群どこいったんだ?)

ハチをはじめとする生物多様性を守ることは、環境保全、生態系ピラミッドの維持、人間に必要な食糧確保につながります。ちょっと遠い話に思えるようなことでも、b-boxのように意外と楽しみながら解決の一助を担えるんですね。

ちなみに、プラスチックごみ問題に対しての解決策として、サランラップの代わりに、ミツロウで作られた繰り返し使用可能なBee Eco wrapという商品もあります。

画像3

いろんなデザインがあって可愛いです。それにしてもハチって本当に働き者だなあ。


それでは、今日はこの辺で!

ブーン!

いいなと思ったら応援しよう!