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【INFJ×転勤妻の仕事探し】タイミーやってみた

転勤でまたしても新しい土地へやって来た。

ブラックな職場で疲れ切った心も身体も北の大地ですっかり回復(どころか増量)。
一年ぶりに暑い関東に帰ってきた。

そろそろ働こうと思う。

もともと働くことは好きだしお金も欲しい。
でも仕事中心の生活になって休めなくなったりメンタルを振り回されるのはもう嫌だ。

そんな自分は気楽なお仕事への第一歩として、ずっと気になっていたタイミーを試してみることにした。


登録会員数2500万人突破!中高年も利用するスキマバイトの代表タイミー

思い立ったときにすぐ働ける!
スキマ時間がお金に変わる!

夢のようじゃありませんか。

バイト=若者のイメージだが、最近では中高年の利用が高まっている、とのこと。

確かに。
年齢を理由に面接で落とされやすい中高年にとっては、色眼鏡なしで自分のスキルを活かせるチャンスだ。

仕事を始めるのが億劫になる第一関門、面接をなくすことで、就労に対するハードルがぐっと下がる。

実際にアプリを入れてみると、本当に簡単に働けてお金がもらえた。
何よりお試し的なノリで職場の雰囲気をダイレクトに感じることができる

これっきりの人間関係だと思えば嫌なことがあっても悩む必要がない。とても気楽だった。

アプリ導入はハピタス経由で

ポイントサイトのハピタスを経由してタイミーをダウンロード&仕事完了すると2500Pもらえる。

この2500Pがダウンロードするだけで終わりにしないモチベになった。

アプリの本人確認登録もとても簡単。免許証の写真を取って住所や顔写真を登録するだけ。

この本人登録は、あとで仕事を申し込むタイミングでしてもいい。
まずは自分にマッチする仕事があるかを探す方が先だろうから。

どんな仕事があるの?

コンビニ、ファストフード、ファミレス、ポスティング、スーパーのレジ、工場内軽作業、引越し手伝い。

自分の住んでいるところ周辺はこんな感じだ。

よく「タイミーやってみた」的な紹介記事で出てくる100均などは稀。スキルが必要なく初心者OKな案件はあったとしても激戦だ。

そう、圧倒的に経験者募集の企業が多い

確かに、人が足りないからスポットで募集しているのに一から教育しなければ使えないのでは意味がない。

企業によってははっきりとOB・OG募集と明記しているところもある。
(毎日毎時間、各店で「OB・OG求む!!」って募集するならちゃんと人を採用して育てるべきとは思うが。なんとなく募集を眺めているだけで企業の内情が見えてしまう。)

さて、自分は資格も特別なスキルもない。
残念ながらコンビニで働いたこともなければアイスクリーム屋さんやハンバーガー店でバイトしたこともない。

そうなると選べる仕事は非常に少ない。
飲食店のホール・皿洗い、ポスティング、軽作業。
住んでいる場所によっては旅館やホテル、イベント会場の設営などもあるそうだが、自分の住んでいる地域ではこんなところだ。

ちなみに軽作業はきちんと募集内容を確認した方がいい。よく読むと「30kgの荷物を運べる方」とか書いてあったりする。

あとは経験者でなくとも「good率95%以上の方」という制限がついている場合も多い。
確かに、いくらスポット人員とはいえ信頼出来ない人物はお断りしたいだろう。

とりあえずできそうな案件を受けて、タイミー内での実績を作らないことには仕事の幅が広がらなさそうだ。

1件目:祝日のファミレスの皿洗い

家から徒歩で行けるので選んだ、朝食バイキングで有名な全国チェーンのファミレスの洗い場。
5時間ひたすら皿洗いをする仕事。

はっきり言って最悪の職場だった。
見てはいけないファミレスの舞台裏を見てしまった気分。もう客としても行けなさそうだ。

前職も飲食店だったのである程度の事情や仕事の流れはわかる。

祝日。混むのに働き手が足りない。

いつもその曜日に出勤してくれる主婦は休みで、普段土日に働いてくれる学生も祝日は授業があったりしてバイトできないのだ。

募集があったのは11時からの5時間。
朝から誰も皿洗いをする余裕がなかったのか、
案内されたのは海賊船の厨房の方がマシなくらい汚れ物で溢れたシンクだった。

二槽あるシンクにはそれぞれ水だったものが貯められ、そこに食べ残しが乗ったままの皿を突っ込んで軽く洗い、洗浄機に入れるよう指示される。

このどろりとした液体は、朝は水だったのだろう。シンクにそのままカレーやコーンスープの残りもぶちこまれているので、ここに入れたら皿がもっと汚れるのは確実だ。

底が見えないので手でシンク内の皿を探ると、底には大量の麺やらブロッコリーやらゴキブリの死骸やらが溜まっていた。(ゴキは1匹だったが)

持ち物リストには載っていなかったが、ニトリル手袋を家から持ってくるべきだったのか。
厨房に案内してくれたスタッフは手袋をしていた(飲食店なら普通している)けれど、自分には与えられなかった。

素手でその汚水の中から皿を救い出し、とにかくシンクを綺麗にしようとした。
が、脇からどんどん汚れ物を突っ込まれる。

ドレッシングが入ったままのディスペンサー。
ケチャップまみれのココット。
仕込みで使ったであろう肉味噌がこびりついたタッパー。

隣からはお湯を張ったカゴ目掛けてカトラリーを投げ入れられる。
ガシャンガシャン、バシャン。
あの、熱湯がはねて自分びちゃびちゃなんですけど。っていうか熱いよ普通に。

お客さんに見えるとこ、聞こえるとこでこんなに大きな音を立ててカトラリーを投げる現場。
忙しいファミレスならこれが当たり前なのか。

当日、店長含む従業員は全員女性。
カトラリーを投げてよこすのは学生さんかな、若い方だった。店長もそばにいたけど何も言わない。ということはこれが普通の職場なんだろう。

あまりの不衛生かつ乱雑な環境に、ファミレスで食事をするのはもうやめようと思った。
ある意味いい経験になったと言える。

2件目:個人レストランのホール&皿洗い

次も同じような職種を選んでみた。
こちらは家から電車で20分ほど。
少し遠いし短時間だし交通費は出ないが、なんとなく好印象な募集だった。

当たりだ。
若い女性が一年前に立ち上げたイタリアンレストラン。
これまでワンオペで頑張っていたようだが、フードイベントに合わせてスポットでタイミーを使ってみたらしい。

仕事内容はランチタイムで溜まった洗い物の片付けと、ディナーのホール業務&皿洗い。
洗浄機があればいいが、個人店では導入は難しいところ。でもワンオペなら洗浄機がないと相当苦しいと思う。

短時間の勤務だったが、一生懸命な彼女を応援する常連がたくさんいて、とても雰囲気のいい店だった。
静かな店内の邪魔にならないようにそっと洗い物を進め、落ち着いた接客を心掛ける。

短時間だったが評価していただけて嬉しかった。

そして、自分の店を持つという夢を叶え頑張っている人を間近に見て、やりたいと言いながらやらない言い訳ばかりしていた自分が恥ずかしくなった。

雇い主と労働者としてではあるが、タイミーを通して出会えたことが嬉しく、良い刺激になったように思う。

タイミーはマッチングアプリ

まだ2件しか案件をこなしていないが、自分がどのような職場で働きたいのかを考える上でタイミーはとても役立っている。

これまで「スキマバイト=使い捨て」、やらない方がいいと思っていたが、職場マッチングアプリと考えてみると非常に優秀だ。

もちろんスポット的な単純労働者としてタイミーを活用している企業が多いとは思う。
ファミレスの皿洗いのように、誰でも出来る仕事をとりあえずやってもらう猫の手としての使い方。

それでも、実際に働くことで相手の為人を知ることができる。
仕事が早い、丁寧、社会人としての基本的な常識がある等。
その辺りを採用担当者が見て採用に繋げていければ、もしかしたら普通に募集広告を出すより効率的なのかもしれない。

時間をかけて面接・採用・教育しても「使えない」。
張り切って働き始めてから「合わない」と感じて辞めてしまう。

タイミーならお互いに、この「思ってたのと違う」を回避することができる。

スキマバイトと侮ってはいけないと思った。

タイミーは"やめとけ"と言われる理由

面接なしで手軽に働くことが出来て、すぐにお金が手に入るスキマバイト。

しかし人気の案件は競争率が高いため、働きたい現場がなかなか見つからないという問題がある。

また、通常バイトや派遣よりも時給が低め交通費も出ないことが多い。
つまり、安定した収入に繋げることが難しいのがネックのようだ。

あとはその場限りの関係なので「タイミーさん」と呼ばれ、個人として認識されないこともある。

また、スキルアップが見込めないことを欠点に挙げる人もいるが、そもそも単発バイトなんてそんなものだ。

そもそもタイミーで生計を立てようとしている人はほとんどいないだろう。
副収入、気晴らし、あるいは自分のように職探しの取っ掛かりとして。

ずっと同じ環境だと飽きてしまう自分にとっては、なかなかアリな働き方だと思った。

今後の職探しの方針

タイミーは興味のある案件がタイミングよく見つかれば、という条件にはなるが、これからもぼちぼちと使うつもりだ。

週3勤務くらいの軽めのバイトを探し、空いている時間で気晴らしのように色んな職場を体験していきたい。

やりたいことがみつからない、飽きっぽいINFJ転勤妻の職探し。
仕事は始めるよりも辞める方が労力を使うので、慎重に見極めていきたいと思う。


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