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前編【嫌われる勇気】岸見一郎〜自己啓発源流「アドラー」の教え〜


⬛︎この本で伝えたいこと


①人は変われる
②世界はシンプル
③誰もが幸福になれる

⬛︎トラウマを否定せよ


原因論:理由があり、目的がある(フロイト)
目的論:目的を達成する手段として、理由を用意する(アドラー)

●アドラーの目的論 
「これまでの人生になにがあったとしても、今後の人生をどう生きるかについては影響はない」

トラウマや怒り、劣等感は目的を達成するために道具として利用している 


大切なのは変わる勇気

⬛︎全ての悩みは対人関係


個人だけで解決する悩み、いわゆる内面の悩みなどない
劣等感=「客観的な事実」ではなく、「主観的な事実」
つまり自分の解釈次第でいくらでも選択ができる

●優越性の追求
向上したいと願うこと、理想の状態を追求すること
劣等感と対をなすもの

劣等感はうまく使えば努力や成長のバネになる

●人生は他者との競争ではない
健全な劣等感は、他者との比較から生まれるのではなく、「理想の自分」との比較から生まれるもの

誰とも競争することなく、ただ前を歩く
対人関係の軸に競争があると、他人を敵とみなすようになる
人々はわたしの仲間なのだと実感すれば
世界は違う見え方になる

●人生のタスク

行動面の目標は、
①自立すること
②社会と調和して暮らせること

それを支える心理面の目標は、
①私には能力がある、という意識
②ひとはわたしの仲間である、という意識

そしてこれを達成するために向き合うべき
人生のタスク
①仕事のタスク
②交友のタスク
③愛のタスク

人生の嘘:
さまざまな口実を設けて人生のタスクを回避しようとする事態

⬛︎他者の課題を切り捨てる


●承認欲求を否定する
他者からの承認を求め、他社からの評価ばかりを気にしていると、最終的に他者の人生を歩むことになる

●課題の分離
これは「誰の課題なのか」という視点から自分と他者の課題を分離して考える

分離のポイント:
その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か?
他者の課題には介入しない
自分の課題には介入させない

●対人関係を一気に解消する方法
「自分の信じる最善の道を選ぶこと」
その選択について他者がどのような評価を下すのか
これは他者の課題で、自分にはどうにもできない

●ほんとうの自由とはなにか
人に嫌われたくないと思うこと
これは自然な欲望であり、衝動である(傾向性)

「自由とは他者から嫌われることである」
他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを恐れず、承認されないかもしれないというコストを払わない限り、自分の生き方を貫くことはできない

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