【金曜】おすすめの映画
ここしばらく低調子だったので「ひとまず書くことをやめない」だけを目標に書いていましたが、今日は比較的調子が戻ってきたのでそれでも軽めに留めますが週別テーマの映画について書こうと思います。
テーマにこだわらずに好きなことを書けばいいという気もするのですが一応「テーマを固定して何処まで続くか」のチャレンジのようなところもあるので映画でいく曜日なのでそうしています。しんどくなったらやめます。
『二流小説家 シリアリスト』
なにという理由かはわからないまま妙に見返している映画のひとつです。
原作は海外のミステリ、デヴィッド・ゴードンの同名小説です。
死刑執行が決まったシリアルキラーから要求をのめば自分の題材にした本を出して良いと言われた作家が新たな事件に巻き込まれていく、という内容で、その舞台や登場人物を日本にしたものが映画の『二流小説家』です。
主役を上川隆也さん、シリアルキラーを武田真治さんが演じており、ラストのふたりの舌戦は凄まじいものがあります。
作中で起こる殺人事件の殺害死体描写はどことなく『沙粧妙子最後の事件』に通じる空気を自分は感じました。
原作は未読ですが、映画単体としても楽しめます。
意外な犯人という点もそれなりに押さえられているのでミステリとしても納得できる着地点だと思います。
それでも一番印象に残っているのは上川隆也さんが宣言するシーンでの熱量なのですが。
「わたしは二流小説家だ」
一行目のこの意味が最初と最後では感じ方の変わる作品です。