#読書の秋2022 『吸血鬼ドラキュラ』読了
先日書いた『吸血鬼ドラキュラ』を読み終えたので、読みながら感じたことをつらつら書いていこうと思います。
まず読み始めてすぐに「おや」と思ったのは、三人称ではなく誰かが書いた手記、日記、手紙、新聞掲載記事など『誰かの視点で書かれたもの』を読むという形式で始まることです。
これははじめは「こういう形か」というくらいのものでしたが、クリスティの『アクロイド殺し』という前例を知っていると「書かれているものはすべて真実か否か、ここに書かれていないことがあるのではないか」という気分が湧