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人生を変えるためは大きく変化させてはいけない

皆さん、おはようございます。
Gifted Creative、峯上良平です。

今日は生きづらい人生を変えたいと思う方に向けて、お話したいと思います。

これまで90名を超える当事者の方と関わらせて頂き、そのうち9割の方は人生が本人の望む方向に変わるきっかけや知識、そして伴走を行って参りました。

その経験から上手くいく人、いかない人との違いをまずはお伝えしたいと思います。
上手くいく方は、我々が提案させて頂いた方法をすぐに【やる】ということが共通しています。
素直で誠実性が高く、コツコツと取り組むことが出来ます。
一方でまじめ過ぎるという特徴もあったりしますが、頑張りすぎるという点を注意して頂ければ、大きな失敗なく前に進んでいきます。
更に困りごとがあれば、自分であれこれ判断せず、すぐに相談をして下さり、その対処もすぐに行い、自分の問題解決スキルとして身に着ける傾向があります。
日々、少しずつではありますが、変化や気づきを感じることができ、自分自身をほめたり、認めたりすることが出来るようになり、だんだんとプラスのループに入っていきます。
そうすると自分の課題に向き合えるようになり、最終的にはトラウマや不安症など、過去を乗り越えて、成長し、より豊かな人生を送ることが出来るようになります。

上手くいかない人の特徴としては、
言い訳の天才かというくらい、やらない理由を創造的に考えたり、過去の失敗経験を提示し、何も行わないか行うまでかなり時間がかかったり、やったとしても、一つの嫌なことを課題に感じたり、大きな変化が見えないとすぐにやめてしまう傾向があります。

また変化する期待値が大きすぎるため、短期で成果が出ないと強い自責か、強い他責に考えが及び、

・厳しく自分を責める→落ち込み、体調不良→何もしない
・家族、または支援者、過去に自分に嫌なことをした人物のせい→自分は悪くない、それらの人が何とかするべき→自分は何もしない

という変化をしない負ループに陥る傾向があります。

では、これらの特徴を踏まえて、どうすれば人生を自分の望む方向に変えれば良いでしょうか?

方法は沢山ありますが、手軽に始めやすいのは習慣化のテクニックを使うことです。
大抵の人は上記でもお伝えしたように【結果】に着目しがちです。
それを【行動】に向けることがまず、第一歩になります。


行動の良いところはその日から実現でき、かつこれまでやっていなかったことをしたということなので、その日から変化(経験)があったと認識しやすくなります。

例えば朝の散歩を15分から始めると決めたとしましょう。

習慣化には
①行動→朝散歩15分
②経験記憶→いつもとちがう朝の景色、ひんやりとした空気など
③感情→最初は眠かったけど意外に悪くない、気持ちよい
④自己評価→体力がついてきた、もう一か月も続けてる、やればできる、すこし元気になったかも
⑤自分像→努力できる人、健康的な人、体力がある人
というステップが重要です。

私なら、前日の夜から早めに寝られるように行動し、アラームをセット、カーテンを開けておき、翌日どのように習慣化したい行動をするかをメモしてから眠ります。

メモ
朝、起きたらすぐにトイレに行き、その後洗面所で手を洗ってから歯磨きをする。
コップ一杯の水を飲み、着替えて、散歩に出かける。
散歩から帰ったら、朝ごはんを食べる。

翌日の朝、この通りに行動を行い、散歩をします。

大抵、朝は眠く、あれをして、これをしての判断が多すぎると感情がやりたくないという方向に傾いてしまいます。
予め設定しておくことで、行動に移りやすくなります。

なるべく実行のハードルをテクニックにより下げること、また変化の大きすぎる目標を設定しないことが重要になります。
今回は、朝起きれている前提で散歩をしていますが、朝起きれない場合には、まず朝起きてコップ一杯の水を飲むところから始めると良いです。

人間は元々、習慣化してある行動を守り、遺伝子を残してきた生き物です。
つまり、大きな変化を脳自体が抵抗するように出来ているのです。
だからこそ小さく、かつ徐々に変えていくことが習慣化には大切です。
大きな変化を起こすと、脳が嫌だと感じ、それをしない理由を考えたり、めんどくさいという感情を出してくるのです。
決して、自分の意思力のせいにしてはいけません。
歴史からもわかる通り、人はもともと愚かな選択をしますし、過ちを繰り返すものだと考えて頂き、自分はダメな人間だと思考停止しないように気を付けましょう。

どうやったら続けることが出来るのかを試し続けることが大切です。
明日の自分のために、散歩から帰ったらおいしいパンを食べられるようにあらかじめ買っておくことでも良いですし、誰かと一緒に始めるということも非常に強力です。
また伴走者を付けることで、サボってもリカバリーしやすい体制を作るのも良いでしょう。

しんどければハードルを下げる、0か100にしないことも重要です。

細かくハードルを下げ、徐々にステップを踏むことが習慣化には大切です。

私は、鬱の時にはヨボヨボのおじいさんのような動き、車の運転すらする体力がなかったところから、最終的に40日間毎日梅の収穫を続けても大丈夫なくらい体力を作ることが出来るようになりました。

皆さんも諦めず、小さく、コツコツと進めることが大切です。

ここまでお読みいただきありがとうございました。



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