職業倫理という言葉と向き合って
今、職業倫理の研修の依頼が来ています。月末に100人弱の方々の前でお話する予定なのですが、様々な職種の人たちの前でお話しするという話。
ただ、職業倫理というテーマの割に、多様な仕事が一堂に会すると、一般的でおもしろくない内容になりそうで、ちょっと自信がありません。
職業倫理って何か頭の中を整理してみました。
なんとなくそれぞれの職業において大切にするべき倫理感。
いろんなことを整理している中で思い出されました。実話です。
就職支援セミナーをしていたある人が、
出入りしていた学生とお付き合いして結婚してしまったとき。
とても複雑な想いを抱きました。いや、僕はちょっと若くて血の気もおおかったので、勝手に怒っていました。うらやましかったという話ではないです。
こんなお話も聞いたことがあります。
スクールカウンセラーに、不思議な水を買わされた。という不登校に悩む親御さんもいました。
僕は、家庭教師の派遣をやっていたのですが、難しいお子さんの対応をしたことがあります。
そうしたら、いじめの事実を決して認めない担任の先生の話も聞きました。
今は、医療分野にも関わっていますが、売り上げを増やすために薬の量を増やすとか、本当にあるんだということも知りました。(僕のいる組織ではない。あったら書けない。)
どうでしょう。
バレなきゃだれも気がつかないし、
法を明らかに侵しているとも言えない。。。
職業倫理という言葉は
「プロフェッショナルとしての責任」という言葉にも置き換えられるんじゃないでしょうか。
僕は創業以来、CSRという言葉を扱ってきました。企業の社会的責任と訳されます。採用の業務に長くかかわっていて、
人と企業の誠実な関係づくりを志したからです。
そうすれば、きっと長く働ける
そう考えたからです。
リクルートという会社がありました。新卒採用にかかわる大手です。
ぼくはこの会社のグループが、中途採用のサービスを勧めることに
いまでも首をかしげています。
(といいつつリクルート出身の方々はとても面白く、刺激を受ける人たちが実に多くて好きです。)
プロフェッショナルとしての責任
それぞれの立場でそれぞれのプロフェッショナルがいるときに
それぞれの責任が発生します。これは、どうしようもない。
誰かのために動いたら誰かの迷惑になるかもしれない。
そんな時に
昔、先輩が教えてくれた言葉があります。
おれはどっちが正しいかわからん。だけど、そんなときは友達の方を応援する。
倫理という言葉を分解すると
倫は仲間という意味を持つそうです。
理はことわり
なかまのことわり
なかまのルールってことでしょうか。
転じて、人として守るべきこと。ってことなのだとおもいます。
職業倫理は、
仕事仲間にはずかしくない自分自身の姿
こんな感じなのかな。僕の探究はもう少し続きそうです。
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