“刺激“をもとめて一時帰国してみたら、人生を見つめなおす材料がたくさん手に入ってうれしかった
普段はメルボルンに住んでライフコーチのお仕事をしています。しかし、夫の仕事で日本への出張が決まったので、7月は急遽私も一時帰国を決め2週間ほど夏真っ盛りの日本を楽しんできました。滞在の記憶が新しいうちに書き残しておきたいと思います。
詳しい自己紹介はこちらをどうぞ。
さて、今回のnoteのラインナップはこちら。
一時帰国するか悩んでいたけど帰ってよかった
夫が日本に1週間出張することが決まった6月中旬。まじか〜と思いました。ワンオペ1週間はできないわけじゃないけど・・・つい先日も夫がニュージーランド出張で3日間家を空けただけで、私は悲鳴をあげていました。
今、娘は2歳11ヶ月。そうです、イヤイヤ全盛期です。ことあるごとに「NO」を突きつけてくる。おいおい、娘よ、私が5月に書いたnoteでも読んでくれよ。
あ、話が逸れてしまう。違う、違う。
と、ワンオペに悲鳴をあげていた一方で、一時帰国を迷うポイントはたくさんありました。だけど一時帰国した今思い返してみると、私はワンオペが嫌なんじゃなくて、刺激の少ない生活が苦手なんだなと改めて気付きました。
だって、ワンオペだとしても日常とは違う刺激があれば全然大丈夫だった。もちろん体力と気力を使うのだけど、自分が飽きないでいられる。
自分が飽きないでその時間を楽しんでいられるから、ワンオペでも楽しんで時間を過ごせる。娘のイヤイヤにも付き合えるし、娘の気も私の気も紛らわす術が環境から見つけ出せた。自分の外側に頼ることができた。
外に出るとか、いつもと違うとか・・・自分を飽きさせない、外側に頼るってのは、子育てをする上でも生活する上でも仕事をする上でも、私の人生においてとっても大事なんだなぁって改めて大きな気づきでした。
不安だった飛行機が意外と大丈夫だった
メルボルンに来た時、長時間の深夜フライトが結構悲惨でした。娘は全然寝られなくて、私も全然寝られなくて、かなりしんどい思いをした記憶があったので、飛行機が一番不安でした。
しかし、娘は動画を見たり、飛行機の中を探検して楽しむこともできたし、大好きなアップルジュースが無限に提供されたことで日中の日本行きのフライトは全く問題なく過ごすことができました。お昼寝もできて、私が休む時間もあった!
さらに、帰りの深夜フライトもなんと娘は合計5時間くらい眠ることができた・・・成長です(感激)。親としてもこう過ごせば飛行機でもすんなり寝てくれるのねってことが分かって一安心でした。
私も少し眠ることができたので飛行機への抵抗感がグッと下がる感覚が得られたのはとってもよかったです。やってみないと分からないことだったので、やっぱり帰ってよかったなぁって思います。
ちなみにどう過ごしたのか?
行きは朝7時半発で成田に16時半くらいに着くフライトでした。日中の移動ということもあり、そこまで飛行機の時間を意識して何かするということはしませんでした。お昼寝も疲れたらするかな〜というくらいで、ゆったりと構えていました。
帰りは17時半発のフライトだったので、昼頃から成田空港に向けて移動を開始しました。その間ほぼ昼寝をしなかったのが良かったのかもしれません。普段は2時間くらい寝ますが、移動のタイミングで30分くらいしか寝れなかったんですね。
あと、成田空港に2時間半前に着いたので、荷物を預けたらすぐに出国ゲートを通ってキッズエリアでずっと遊ばせていました。とにかく体力を消費させられたのが良かったのかなという感覚です。
その子の特性や成長によって対応は様々だと思いますが、うちの場合はこんな感じでした。誰かの参考になれば!
リアルで会える体感はほんとに嬉しいもの
さぁさぁ、やっぱりリアルに会えるってめっちゃ嬉しいですね。文章よりも写真で残しておきましょう。急に帰ると決めたのですがたくさん人に会えたよ〜私が楽しそうだなぁ〜。
コーチ仲間を中心に友人、親族に会うことができました。みんな会ってくれてありがとうー!
赤坂見附で人助け、日本をもっと好きになってもらう活動
基本滞在は実家でしたが、東京でも2日間過ごしました!海外旅行客の数すごいですね。赤坂見附のホテルに泊まったんですけど、日本人より海外旅行客の方が宿泊していたと思います。
そこで、赤坂見附駅で切符が買えなくて困っている旅行中の方を助ける場面に出くわしまして、改めて私はこういうことしていきたいって思った話です。なんだろう・・・抽象的に、大袈裟にしてみると「思いやりを届けていくってことが自分の住んでる世界の平和につながる」って思ったんですよね。
大きめのリュックを背負った欧米系の男女二人組が明らかに困ってる様子でした。窓口のない改札だったので思い切って「May I help you?」って声をかけてみました。
どこへ行きたいのか聞いてみると目的地に行くには京急線に乗り換える必要があって、ここでは目的地の駅までの切符が買えないようでした。券売機に表示された選択肢の中には目的地の駅が出てこない。だから、どの切符を買っていいのか分からなくて、困っていたみたいです。乗り換え駅も分かったので、この駅で乗り換える時に切符を新しく買うといいよって教えてあげました。
二人がほっとしているよな、そんな雰囲気を感じたので、「じゃあ、日本を楽しんでね〜」と伝えて別れました。その後の私の足取りはとっても軽かったのを覚えていますし、顔はニヤニヤしていたかも。なんかとっても嬉しかった。
自分がメルボルンで生活していて、異国の地で困ってる時に助けてもらえる、気にしてもらえる、声をかけてもらえるってとっても嬉しいことを体感していたので。なんだろう、それは孤独じゃないことを実感するというか、そんな感じ。
だから、自分が声をかける側の関わりを日本でできたのが嬉しかったです。あと、英語を話すことへのハードルが下がっていることにも感動しました。
ほかもにも、海外で生活していてつねづね自分が日本人であることにとても助けられているなぁと感じていました。これはこれまで先人の日本人が繋いできてくれたギフトだなと思っているんです。だから、私もここに貢献したい。未来へ繋いでいきたい。そんな思いが芽生えていたこと、それにつながる行動を自分がしていたことがたまらなかったですねぇ。
日本のことを好きな海外の人がもっともっと増えてほしいな〜そのずっとずっと先はあわよくば世界平和だなぁ〜って思っていたので、日本で心地よく過ごしてもらえることにちょこっとでも自分が貢献できていたのなら嬉しいなと思うのでした。
ずっと後回しにしていた日本文化を身につけたいフラグを回収
この期間で叔母から着物を習いました。ずっと気になってたけど、いつかね〜って思っていた着物。日本に住んでいたらいつでも叔母に習えるしって思って、ずっと後回しにしていることでした。そうと思うとメルボルンにいる今だからこそ、回収することができた人生のフラグだなぁと思います。
いやぁ環境の力ってすごいですね。
みなさんもいつでも出来るからって後回しにしていることありませんか?
今、何か思い浮かんだことがある人は、ぜひこのnoteに出会ったことをきっかけにして、その優先度をちょっとだけあげてみませんか?私のnoteを読んでしまっている、そんなご縁をちょこっと信じて、後回しにしていることを先に持ってきたら・・・人生が動き出しちゃいますよ。
さて、約3日間で基礎を習得したわたしはメルボルンに戻って、晴れて茶道のお稽古で着物デビューしました!いえ〜い!楽しい〜!まだまだ着るのに時間かかって難しいけど、実践あるのみだい!
予想外ハプニング!パスポートには気をつけて!
実は日本からシンガポールに行く予定でした。夫が日本の次はシンガポールへ出張する予定だったので、シンガポール行ったことないし、友達住んでるし、私も一緒に行きたい〜と思って予定を立てていました。
が、行けませんでした!!!!!!
なぜか。
パスポートの有効期限が6ヶ月を切っていたからです。涙
え、それほんとに?え???なんで????どういうこと????
と、いろいろな疑問が浮かびましたが、ルールはルールということらしく。出発の2日前にシンガポール入国できないことが判明して、大慌て!ホテルのキャンセルしたり、関係各所へ連絡したりしてバタついておりました。まぁね、成田空港で止められてた未来を想像すると2日前でも気づいてよかった。
しかし、一番大きかったのが飛行機のチケット返金不可。
え????パスポートの情報入力したよね?????なぜ購入できるシステムになってるの?????そこは一致させないの????
そんな疑問も浮かびましたが、後の祭り。く・・・勉強代です。涙
みんなパスポートは有効期限1年を切ったら更新できるようなので、早めに更新しておこうな!これ、パトちゃんとの約束な!!!!!
ちなみにオーストラリアは有効期限の制限ないので、有効なパスポート持ってれば入国できます(2024年8月現在)。無事に戻ってきて、パスポートの更新もできました。ありがとう、オーストラリア!!!!そういう大らかなところが好きだぞ!
振り返ると生きたい人生を歩んでいることを確認する旅だった
帰国中もちょこっとですが、仕事をしていました。コーチングセッションはオンラインでできるから場所を選ばないってことを身をもって体感しました。
「場所に縛られないで生きれるようになりたいな〜」ってぼんやり思ってきたけど「そう生きてんじゃん」って気づく時間でした。それなりの準備は必要だけど、できるって分かったことがとても良かった。
総じてこの一時帰国は自分の中の枠をいくつか超えていく体験にもなりました。やってみないと分かんないことばかり。これからもこんな風に生きていくんだろうなと思う。
この歩みに正解はなく、これからもトライした先で「私はどう生きたいのか?」の体感を得ていく人生を送っていくのだと思うのでした。
おしまい。
あ、この一時帰国中にお誕生日も迎えました。37歳はどんな一年になるのだろう〜楽しみだ。