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コーヒーから学んだこと

理学療法士として働きながらコーヒーにのめり込む、という経験の中で感じた、「コーヒーから学んだこと」を記事にしました。
この記事の目的は以下の通りです。

☕コーヒーにハマるきっかけとなれば嬉しい
☕コーヒーをより楽しむきっかけとなれば嬉しい
☕コーヒーを通して、自分なりのより良い働き方、生き方を考えるきっかけとなれば嬉しい

皆さまの生活が、この記事を通して少しでも豊かになりましたら幸いです。

プロセスを楽しむこと

まずは、「プロセスを楽しむこと」です。
これは多くのコーヒーラバーが体感していることと思います。
私はカフェインの耐性が低く、コーヒー2~3杯で目がギンギン&動悸が激しくなるのですが、自分は飲まなくていいからとにかくコーヒーをドリップしたい。
もはやプロセスを楽しむのではなく、プロセスが目的となってしまっている気もしますが、、、

それはさておき、コーヒーを通してプロセスを楽しむことが習慣化されていると、日々の生活や仕事においても色々な発見があると思います。

例えば仕事。
理学療法士の仕事の多くは、リハビリテーションを通して身体機能の向上させることにあります。
こうした「結果」を求めて陥りがちなこと。それは仕事そのものを「楽しむ」ことを忘れてしまうことです。

私自身、コーヒーにハマったお陰で無意識のうちに「プロセス思考」が身に付き、目の前に仕事をより楽しんで取り組めるようになった気がします。

『プロセスを楽しんだ方がいいことなんて知っとるわい!でも気づくと結果ばかり求めてしまうんじゃ!』

こう思っている方も多いですよね?私もそうでした。

そんな方こそ、ドリップコーヒー、始めてみませんか?

正解がない楽しさ

私はコーヒーにハマってから、「ルールに縛られず自由に生きていいんだな」という思いが強くなりました。

コーヒーを楽しむ上で、ルールはありません。
コーヒーを美味しく焙煎する方法、ドリップする方法はありますが、唯一の「正解」はありません。

私たちの日常生活や仕事においても、実は唯一の「正解」なんてないと思うのです。
ただ、気付くと様々なルールでがんじがらめになって、これしか正解はない!と思ってしまう。

コーヒーはそういった凝り固まった思考をストレッチしてくれるはずです。
是非、皆さんなりの楽しみ方で、コーヒーを楽しんでみてください。

リセットの習慣

皆さんは一日の中で、「ほっと」する時間はどれくらいありますか?

意識的に作らないと、なかなか時間がとれないのではないでしょうか。
そのような方に、コーヒー飲む、できれば自分でドリップして飲むという習慣はとても良いと思っています。

「ほっと」する時間を作るということは、今この瞬間を楽しむ時間を作るということです。
人間の頭は、気が付くと過去の後悔、未来への不安でいっぱいになる、いわゆる「マインドワンダリング」の状態に陥りやすいです。
元々落ち込みやすい私は、意識していないと頭の中がすぐジャングルのようにぐちゃぐちゃになってしまいます。
そんなときは、瞑想をしたり、コーヒーをゆっくり淹れて飲みます。頭の中が「リセット」された感覚になります。

皆さんも是非、試してみてください。

人との繋がり

最近は「地産地消」という言葉が浸透していますね。多くの野菜や果物、お肉にはもちろん国産のものがありますが、今のところ国産のコーヒー豆はほとんどありません(沖縄などでごく一部ありますが)。
それはやはり、コーヒー豆の生産には気候が大きく関係しており、現状、生産国の多くはいわゆる、「発展途上国」です。

このような食品は国内では珍しいと思います。だからこそ、生産国の人々に思いを馳せてみる。直接的ではありませんが、このような「人との繋がり」も、結構大事なんじゃないかと、最近思います。

思いを馳せてみると、生産者のことをもっと知りたくなるかもしれません。近年はトレーサビリティとして、生産者の情報が開示されているコーヒー豆も多くあります。

コーヒーの楽しみ方の一つとして、生産国や生産者に思いを馳せながら飲んでみる、「おもはせコーヒー」を実践してみるのはいかがでしょうか。

ちょっぴり「趣味」を超えてみる

「仕事」とは「趣味」ではないもの。これが僕の定義です。趣味は自分に向けて自分のためにやることです。自分が楽しければそれでいい。これに対して、仕事は「自分以外の誰かのためにやること」です。

楠木健; 山口周. 「仕事ができる」とはどういうことか? (p.4). 宝島社

これまで4つ、「コーヒーから学んだこと」を書いてきました。

コーヒーは嗜好品です。多くの方は趣味として楽しんでいるでしょうから、「つべこべ言わずただ楽しければいい!」と思って楽しむのもそれはそれで素敵だと思います。

一方で、ちょっぴり「趣味」を超えてみると、多くの学びが得られると思います。
趣味を超えるとはつまり、「自分だけに向けていた視点をちょっぴり広げる」ことです。楠木先生の定義からいえば、趣味と仕事の間といえるでしょう。

その一つの提案として、先述した「おもはせコーヒー」があります。
生産者への思いを馳せながらコーヒー飲む、ということです。
私自身、そのような意識でコーヒーを飲んでみることで、今まであまり注目していなかった、「世界史」や「経済」をもっと学んでみたい!と思うようになりました。

仕事、というと少し窮屈に聞こえるかもしれませんが、あくまで、ちょっぴり「趣味」を超えてみる。
コーヒーが趣味であれば、「おもはせコーヒー」をしてみる(もちろん、これ以外でも良いですが)。
そこで得られた学びは、一生の財産になると思っています。

「コーヒーから学んだこと」シリーズの記事はここまです。
皆さんも、スローにコーヒーを楽しみましょう☕


少しでも参考になりましたら、サポートして頂ければ幸いです。