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人口減少時代の再開発

人口減少の一途を辿る日本において、容積緩和を伴う再開発に疑問を呈した書籍。


再開発といっても様々な手法がありますが、本書は特に、「容積緩和により分譲住宅を大量供給をすることで事業開発費のマネタイズをしている再開発」を否定的な観点から分析しています。

※こんな方にオススメ
・ディベロッパーにお勤めの方
・自治体の都市計画部門にお勤めの方
・都市計画を学んでいる学生
・本書で紹介されている都市(下記)にお住まいの方
・街づくりに興味のある方

立場によって様々な見解が飛び交うであろう難しいテーマであり、特にディベロッパーや自治体の都市計画部門の方々からは「綺麗ごとだ」という意見も出てきそうな内容でしたが、主張は一貫していて、また一定の説得力もある内容でした。

本書では、以下の都市をピックアップし、街づくり・再開発における課題や悩み、工夫所を紹介しています。

秋葉原
福岡市
葛飾区立石
福井市
さいたま市
下北沢
岩手県紫波町
神戸市

知識の肥やしにするという意味で、興味深く読むことができました。

街づくりにご関心のある方は、ぜひ読んでみては。

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