米ドラマ「THIS IS US」が止まらない
ドラマといえばもっぱら韓国ドラマばっかり観ている私ですが、友達にすすめられて見始めた「THIS IS US」。
これ、最高すぎて止まりません。
18話で完結するもんやと思って見てたら、なんとシーズン6まであるやないかい!
楽しみがまだまだ続くことが分かりウキウキしてます。
とりあえずシーズン1の感想、いってみよう!
脚本がお見事!飽きさせない巧みな展開
もう若くはない、36歳の3人のきょうだいたち。
彼らの葛藤を描く物語・・・かと思いきや、36歳時点の悩みを描くだけの話ではないんです。
3人のきょうだいたちの現在と、彼らの両親が懸命に子育てしていた過去を、行ったり来たりしながら話が進んでいきます。
現在の3人はこうして生まれたんか、こうして育ってきたんか、両親はこんな大変な想いで、でも幸せに子育てしてきたんやな・・・
ということが同時並行で理解できるので、それぞれの人となりやバックグラウンドが理解しやすい!
時代があれこれ変わって分かりにくいドラマとか小説とか多いですが、これはスッと入ってきます。
どんな話なん?と聞かれたら、
家族、友情、愛、仕事、夫婦、親子、人生の葛藤、懸命に生きる人間のすべてを描いた物語。ってな感じでしょうか。
それぞれの人生に、ひっきりなしに問題や悩みが発生しては、乗り越えたりなかなか乗り越えられなかったり。
これを見て、共感する部分がない人は一人もいないのでは?というくらい、人生のあるある尽くし。
だからこそ、「THIS IS US」なんですね。
このドラマのいいところは、シリアスな場面もありつつ、軽快で常にユーモアを忘れないところ!
面白すぎて、ほんまに止まらん。次が見たくて仕方ない、そんなドラマです。
魅力的な登場人物たち
個人的に好きなのは、3兄弟で唯一の女性、ケイト。
幼い頃から肥満に悩んでいて、人生は常に肥満との戦い。
ケイトの抱える問題の一つは、母親のレベッカとそりがあわず、36歳の今もずっとわだかまりがあること。理由は主にこの2つ。
①レベッカは美人で痩せている
②レベッカは歌がめっちゃ上手くて、昔はステージにも立っていた
①については、幼い頃からレベッカはケイトが太っているのを気にして、ダイエットさせようと必死。「あなたのためなのよ」と言って果物しか与えなかったり、やや厳しめ。
②については、ケイトも歌がとても好き。でも、ただ家で楽しく歌っているだけなのに、レベッカが「最後をもう少し長く歌ったら完璧ね」といちいち指導してくる。
私も娘をもつ母親なので、レベッカの誤ちに頭を抱えながら見てました。
うわ~自分も同じことしてしまいそう!でも自分がケイトやったら、絶対めっちゃ腹立つし、母親めっちゃ嫌いになるに決まってる!
って感じです。
ケイトを好きな理由は、彼女の言動が至極常識的なことと、
太ってるのになんか可愛い!!!ことです。
途中、減量の互助会みたいなので出会った彼氏ができるんですが、そら彼氏できるよねっていうチャーミングさ。
他の兄弟、ケヴィンとランダルも、ほんまに素敵。
表面的には成功してても、それぞれの悩みと葛藤があって、それがけっこう深い。
全員にリアルな人間味が溢れてて、魅力的過ぎて、説明しきれないですね。
最高の父親、ジャック・ピアソン
「魅力的な登場人物たち」で括るにはあまりにも魅力的過ぎるのが、3兄弟の父親でレベッカの夫、ジャック。
もう全世界の父親がジャックでいいんちゃう?
毎日子どもに全力。
全力で遊び、盛り上げ、楽しませる天才。
こんなパパおったら、子どもとしては楽しくて楽しくてたまらんと思うなあ。
しかもですね。パパとしてだけではなく、夫としても最高なのよ。
三つ子妊娠中のレベッカは、ジャックにめちゃくちゃ八つ当たりするんです。そりゃ三つ子妊娠してたらトラブルだらけやろうし重いし苦しいし、ストレスまみれにきまってます。大変。
でも、それにしてもジャックへの八つ当たりがすごい。ずっとキレてる。
そんなレベッカにも、どこまでも優しく愛してるよと言い続ける夫・・・
私のジャックどこ?(・□・)
でもこのジャックが、子どもたちが17歳のときに亡くなっているという事実が、この物語の大きなカギになってます。
みんながこの父の死を、受け入れているようで、受け入れられてない。
そんな複雑な感情の描き方も、また秀逸。
THIS IS USは、シーズン6で完結。
この勢いで、完走してきます!!!