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韓国映画「ビューティー・インサイド」

2016年に公開されたこちら。
ずっとアマプラにあるな~と思っていて、ようやく観たので所感いってみよう!


あらすじ

家具デザイナーのウジンは、18歳の誕生日以降、目覚めるたびに姿かたちが全くの別人になってしまうという状態に陥っている。
性別、肌の色、年齢、身長や体重も、何もかも毎朝違う人間として目覚める。
恋愛はおろか、人付き合いもできないため、自宅でひとり家具をつくってインターネットで販売する日々を過ごす。
しかしある日、アンティーク家具店で働くイスにひとめぼれし、勇気を出して告白。
ウジンの秘密を聞いて最初は戸惑うイスだが、ウジンの人間性に惹かれ、毎日見た目が変わる風変わりな恋人との恋愛をスタートさせる。

穏やかで優しいものがたり

主演のイス役、ハン・ヒョジュの穏やかで優しい、美しくて儚い雰囲気がこの映画の世界観をリードしてます。彼女の雰囲気がそのまま映画の雰囲気。

韓国ドラマにありがちな、ジェットコースターみたいな展開(事故、親の過干渉、出生の秘密、記憶喪失)は特になく、緩やかなストーリーです。

なんも考えんとただ受動的にぼーっと見るのに最適な映画。
ただ、話は単純。
 好きどうしになる
→ウジンの秘密を知る
→戸惑う
→受け入れる
→しばらく仲良し
→結婚とか周りの目とかの壁にぶち当たる
→ウジンはイスを想って別れ、外国へ引っ越す
→イスはやっぱりウジンが好きだと気付く
→遠い外国まで会いに行く
→壁を乗り越えて結ばれる

…私でも思いつきそう(失礼)

ビューティがインサイドにあるとしても…

これだけは言わしてほしい。
「そんなわけあるかい」。

物語なので、いいんですよ。いいんですいいんです。
でも、さすがに毎日見た目が変わる人と恋愛できるわけないと思う次第です。

なんといっても、告白された日の見た目がパク・ソジュンやで。
イスも、どこかでまたあの日のパク・ソジュンに会いたいな~て絶対おもてるやん。
パクソジュンからの汚いお爺さんはほんま勘弁してほしい。
汚いお爺さんの日もあるし、子どもの日もあるし、女性の日もある。
もうこういう日は、恋愛脳をストップさせて、対人間として付き合うんでしょうね。手つないだりとかせず。

いくら中身があの日のパク・ソジュンと同じでも、毎日見た目が変わる人とどう恋愛すんねん!
これは絶対無理でっせ、と物語序盤から若干冷めた目で見てしまいました。

恋愛の可能性はあるっちゃある

絶対無理、と言いながら矛盾してますが、見た目が違っても一人の共通した人間として恋愛スイッチを押される可能性はあるっちゃある。

なぜなら、恋愛ってその人のちょっとした表情、仕草、香り、言葉、そういう見た目だけではない要素が大きく影響して成り立つと思うんですよ。
「あ、今の表情ほんまに好き」
「そういうこと言われるとほんまに胸がぎゅっとなる」
「笑う声が芯から心地よい」
みたいな。恋愛とか惹かれる気持ちってそういう繊細なもの。

なので、男性かつ年齢が適齢期であれば、ふと見せる仕草、笑い方、言葉のチョイスとかは中身が同じならば共通するものがあるはずなので、好きでいられる可能性はあるかもしれん。

意を決して会いに行った日は運よくイケメン

いや物語やねんからそらそうやろ。
とは思いつつ、
ご都合主義が過ぎますね~。

イスの人生を壊してしまうと思ったウジンは、涙をのんでイスのもとを去ります。
イスはその判断を一度は受け入れたものの、やっぱり彼が好きだと気付く。
想いを告げるため、遠いヨーロッパの国まで彼をたずねて行く。

ドアから出てきたのは、運よくイケメンー!!!!(「賢い医師生活」の小児科医、ユ・ヨンソク)
よぼよぼのお爺さんやったらどないすんねん!?
ほんまよかったなイス(誰)

色々な役者がウジン役で出てきて面白い

前情報なしで見たので、上野樹里が出てきたときはびっくりしました。
あとは「天気がよければ会いにいきます」のソ・ガンジュンも嬉しいサプライズ。めっちゃ好き。
パク・シネちゃんも出てくるし、イ・ドンウクもプロポーズする日に出てきます。朝起きてドンウクやったらプロポーズしたくもなりますね。


以上、色々言いましたが、
結果、温かい気持ちにさせてくれるハートフルなラブストーリーです。
アマプラで無料で観られるので、ぜひ一度ご覧あれ。 




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