公立中学校の定期テストの作られ方と内申点
公立中学生の皆さん、特に内申点に関わる学年の皆さん、日々の勉強頑張っていますか?
また、保護者様、塾や家庭教師などの教育関係者の皆様、お子様、生徒様にどうやったらテストで得点がとれるのか日々大変苦悩されていると思います。
ここでは定期テストの問題の作られたの色々なバリエーションをみてみようと思います。定期テスト対策は大変ですが、そもそも学校の教師はどうやってテスト問題をあれだけ用意しているのか分析してみましょう!
普段、定期テスト前になったら、学校の教科書の問題やワークやプリントなどをしっかりこなして、その上で更に余裕のある子だと、市販の予想問題集や塾などの対策問題などをやっていると思います。
この中で最も効果的なのは教科書の問題や学校から出されているワークやプリントとかです。手元にある前回や前々回とかの学校の定期テスト問題と、学校の教科書やワーク、プリントの問題を照合作業してみると明らかに何問かはそっくりそのまま全く同じ問題があると思います。あまりそれ以外の問題集は、そっくりそのままでる事はないので、類題的に慣れるためにしか効果はないです。
でここからが本題
でもそれ以外からも沢山出ているでしょう?、載っていないじゃん!って。うん、そうです!
じゃあどうやって出しているんだ?教師が教科書やワーク、プリントの問題をいじったり、改造して出しているのか?、もしくは完全オリジナル?確かにそのケースもあります。
ただ、大半の中学校の教師はそんな問題作成時間もないです。
じゃあ、どうやって短時間でその他の大量の問題を用意しているのか?
それは、まずは教科書の指導書の付属についてくるCD‐ROMソフトや題材書みたいなところに、テスト問題に使える問題リストがあります。
英語
https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/text/chu/list/documents/shidosho/chu_shidosho_eigo.pdf
https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/text/chu/eigo/documents/eigo_atarashiihyoukawosasaeru.pdf
東京書籍
https://tb.sanseido-publ.co.jp/03ncpr/documents/document_pdf/03nc_tmdigest.pdf
三省堂
https://www.kyoiku-shuppan.co.jp/r3chuu/eigo/files/eigo_point7.pdf
https://www.kyoiku-shuppan.co.jp/r3chuu/eigo/files/eigo_point7.pdf
教育出版
光村図書出版
https://www.shinko-keirin.co.jp/keirinkan/chu/text_2021/english/guidance.html
啓林館
英語の指導書は主にリスニング問題のネタ素材に利用されているケースが多い。
数学
https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/text/chu/list/documents/shidosho/chu_shidosho_sugaku.pdf
東京書籍
大日本図書
https://gakuto.co.jp/docs/download/pdf/R3-6_shidousyo_annai_sugaku.pdf
学校図書
https://www.kyoiku-shuppan.co.jp/r3chuu/sugaku/files/sugaku_point11.pdf
教育出版
啓林館
数研出版
日本文教出版
国語
https://www.kyoiku-shuppan.co.jp/r3chuu/kokugo/files/kokugo_point6.pdf
教育出版
https://www.mitsumura-tosho.co.jp/kyokasho/c_kokugo/support/2021k_ouen.pdf
光村図書出版
https://tb.sanseido-publ.co.jp/03gkpr/documents/top/03gk_tm-kyouzai.pdf
三省堂
東京書籍
理科や社会も同じです。
因みに実技科目もあります。
で、これだけだと毎年同じ問題になってしまう、バリエーションを更に増やすために教師は何を使っていると思いますか?
それは、学校のワークやプリントが出している教師のソフトや問題素材用のサイトがあります。
なぜ、学校のワークを毎年購入しているか?って事です。確かに学力向上、定着のためとかの理由もあるんだろうけど、、
ここでは学校副教材で有名な会社をピックアップします。興味がある人はどこの会社の副教材を使っているのかを調べて、その副教材の会社のサイトを調べてみるといいと思います。
例えば、英語、リスニング問題の題材とかは勿論、短文とか文法の問題も豊富にあります。
https://www.djn.co.jp/support/jhs/ict/otasuke/?ju=btn
教育同人社(エンジョイワークとか、単元の確認ープリント、絶対評価プリント)
秀学社(E-puls)
明治図書(新英語のワーク)
学宝社(get!English、together! English、楽トレSTART!)
正進社(エイゴラボとか)
実技込みの全教科
新学社(全教科ー全ワーク、〇〇の自主学習とか、英語ージョイフルワーク、数学の問題ノート、確かな理科の学習など)
浜島書店(めきめきEnglish、新数学ノート、理科の学習、社会ー〇〇の学習、クリアノートとか)
とうほう
あかつき教育図書
数学とか
大日本図書
国語
明治図書
ついでに
自主購入で、定期テスト問題とか内申点に影響しない教材なんかですが、
ご当地副教材
https://www.shizedpu.co.jp/shinjishushitsu.pdf
静岡県の中学とかで
要は、定期テスト問題は
1、教科書の問題。
2、ワークとかの補助教材(副教材)もしくは教師が配ったプリントなど。
3、教科書の教師用指導書にあるテスト問題素材(ソフト)。
4、2にあるワークとかの補助教材(副教材)の教師用テスト問題作成ソフト。
5、これらのところにある問題を改良するとか、教師オリジナル(その教師オリジナル問題も使い回しの可能性あり)。
うーん、こんなソフト使ってテスト作成して(まあ、教師も忙しいし、完全オリジナルの毎年テスト問題なんてやっていたら、残業、在宅ワークに恐らくテスト中やテスト後とかに訂正の数が多くて大変な事になりそう、それを防ぐためなのはわかるが)、そのテスト対策を中学生にさせて、受けさせて、点数次第で成績つけられて、その成績が内申点として高校入試、特に公立入試の影響力を持つのはどうかな?と。
例えば愛知県、来年、令和5年度入試から上位校(Ⅴ型)は内申点:当日点が90:220まで当日のウエイトをあげてはいますが(令和4年度までは来年入試でいうⅢ型の比率、90:165が最大でしたので、それを考えたら少しステップアップなんだろうけど、これでもだいぶ当日の問題も難化して、実力がある学生が多少は逆転できるようにはなってきてはいるが)、やはり一部の都道府県の公立高校の単独で行われているような、ほぼ当日重視のレベルではないですからね。
個人的には副教材をテスト問題のネタの材料として使うのは教師側の都合であって、学生にとっては自主購入で別によくないのかな?と思う(教材もレベル別でいいし)。申し訳ないがこのご時世、家計が厳しい世帯も多い。
そもそも提出物点とか、答え丸写しでも努力とかといって点数あげたり、それをやって学生個人個人のその科目の能力アップや定着とかに繋がっているのか?っていう事です。
高校入試、特に内申点が絡む公立入試の問題点は、学生がやりたいタイミングで、この科目、この分野、単元がやりづらい点。中学入試や大学入試、高校入試でも私立や国立とかは、その入試にさえ間に合えばいいわけで、よくその入試だけでは本人の能力、実力がわからないとか言う人がいますが、トップレベルの問題は1題であらゆる大量の情報処理をさせているので、ちゃんと能力や実力は測れますね。
それよりも、情報処理、発想などそちらを試しているところが寧ろあるので、仮に抜けていても後で埋め合わせればいいだけのですけどね。
中学生達の多く(うーん、まず殆ど)が、教師らがどうやって定期テスト問題を作っているのかを知らないでしょうからね。自分も学生時代に疑問に思っていたのでこんな感じで調べてみました。
続いては対策方法?テスト問題そのものをドンピシャで的中させる方法
https://note.com/partypartyparty_/n/ne23429d4639a
読んで頂きありがとうございました😊