【火星の湖跡から有機物が】古代の川から生命の痕跡を見つけたかもしれないぞ
火星と言えば、トータルリコールという映画があって、ご存じの方も多いだろうけれど、シュワルツェネッガーのアメリカ映画。植民地化が築かれて多くの人類が入植しているんだけれど、酸素が薄くて気圧が低いから、外に出る時は防護服を着なくてはならない。
この映画の中には同じ人類とはいえ、様々な人間がいていわゆるミュータントになった人間も普通に暮らしている。
映画の中ではリアクターという宇宙人が残した遺産があって、これを起動すると地底にあった莫大な氷が溶かされて、あっという間に火星の空に酸素が満ちていく。
実際に火星に知的生命体がいたとしたら、まず環境に適応していただろうけれど、もっと住みやすい場所に移って今も生き延びているなんてことも考えられるのでは。そうだとしたら、十中八九地下にいるだろう。もしくは、とっくに母星を飛び出して、まだ見ぬ緑の惑星を探しているかも。
NASAの火星探査車「パーサヴィアランス」が古代の川の三角州からいくつかの有機岩石のサンプルを収集したとのこと。
9月15日の記者会見で「三角州で採れた岩石には今までの中で最も高い濃度の有機物が含まれている」と発表。元湖底であったと思われている三角州にかつて生物が潜在的に存在していた可能性がある。
パーサヴィアランスに搭載されている紫外線ラマン分光計「Sherloc」で分析したところ、硫酸塩鉱物と相関関係のある有機分子が含まれていることがわかり、湖が蒸発した時にこのまま残ったものと見られている。
ただ、生命でなくても存在できる分子であるけれど、それらの一部は生命を構成する部分でもあるという。
これらの堆積物は2030年の前半から半ばまでには地球に持ち帰る計画とのこと。
もしかしたら、生命体が生き延びて進化をしていた未来があったかもしれない火星。これを持ち帰って分析すれば、生命誕生のヒントがつかめるだろうと思う。
自分の中では、どこかに生命体が反映していると密かに信じているけれども。
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