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【有酸素運動で筋肉は減るのか? その真実に迫る】有酸素運動はそれほど筋肉を減らさなかったぞ

エアロビクスと筋トレ、どっちもやるのがベスト?

エアロビクス運動と筋力トレーニングを同時に行うとどうなるか、という疑問を持っている人は多いかもしれない。なんとなく、筋肉を大きくしたいならエアロビクスは避けた方がいいというイメージがあるかもしれないが、実際のところはどうなのだろうか。今回は、最新の研究結果に基づいてその影響について考えてみよう。

筋肥大と最大筋力への影響は?

まず、筋肉を大きくする筋肥大や、最大筋力に関して言うと、エアロビクス運動と筋力トレーニングを同時に行っても、特に問題はないことがわかっている。エアロビクスをやりすぎると筋肉がつきにくくなるんじゃないかという不安は、少なくともこの研究によれば杞憂であるようだ。同時に行っても筋肥大や最大筋力の発達は、筋力トレーニングだけを行う場合と比べても大きな違いはないことが示されているよ。

興味深いことに、エアロビクスの種類や頻度、年齢、トレーニング経験の有無に関係なく、同じような結果が出ているようだ。つまり、週5回エアロビクスをやっても、サイクリングを選んでも、40歳を過ぎても、筋トレを始めたばかりでも、筋肉はちゃんとつくみたいだ。

爆発的な筋力には注意が必要

しかし、爆発的な筋力、いわゆる瞬発力に関しては、少し話が変わってくる。同じセッション内でエアロビクスと筋力トレーニングを行うと、この瞬発力の発達に悪影響が出る可能性があるようだ。特に、エアロビクスと筋力トレーニングの間隔が20分以下の場合、この影響が顕著になると言われている。なんでも、エアロビクス運動後の神経筋の干渉が原因で、素早く力を発揮する能力が阻害されるらしい。

だから、もし爆発的な筋力を重視したいなら、エアロビクスと筋力トレーニングは別々の時間に行う方が良いかもしれない。たとえば、朝にエアロビクスをして、夕方に筋力トレーニングをする、というように。それなら、エアロビクスによる影響が和らぎ、爆発力も維持できるだろう。

まとめ: どうするのがベスト?

結論として、エアロビクスと筋力トレーニングを同時に行うこと自体は、筋肥大や最大筋力には悪影響を与えないことがわかっている。しかし、瞬発力を重視する場合には、エアロビクスと筋力トレーニングを別の時間帯に行う方が良さそうだ。要は、どちらを重視するかによってトレーニングのスケジュールを工夫するのがベストということになる。

「エアロビクスと筋トレを同じセッションでやると爆発力が下がるって?じゃあ、ランニングマシンの上でバーベルを持つのはやめた方がいいかな…」


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