【双極性障害を腸内環境で】糞便移植が双極性障害を改善させたぞ
腸内環境については、割と記事を書いてきたんだけれど、主にこれがすごいというなら、難病を改善させたり、認知症のリスクを下げたり、脳が若返ったりする。
腸が脳を作ったという説もあり、一見荒唐無稽にも聞こえてくるが、最近の研究ではニューロンの原型となった細胞はまず消化システムを先に作って脳を作るようになったという。
結局、消化してエネルギーを手に入れないと脳を作る原動力にならないわけだ。脳はすごくエネルギーを使う。ヒトの脳は1日の総カロリーの20-25%も使う。
腸は心を作り、健康を作り、ひいては人体を築いていく。腸は偉大なのだ。
オーストラリアで糞便移植をした双極性障害の2人は症状が改善し、査読つきのジャーナル誌に掲載された。2例目しか亡いけれど、不安障害やADHDにも改善が見られたとのこと。
被験者の1人は双極性障害のために12種類以上の薬を飲んでいた。10回は入院をして、体重もかなり増えてしまったという。ところが、おっとから糞便移植を受けた後、5年後には症状が無くなり、33キロの減量に成功。投薬の必要も無くなった。
2人目は10台に双極性障害を発症し、たくさんの薬を服用して副作用に耐えられなくなった。糞便移植後の翌年には全ての投薬を少しずつ止めることができ、気分のむらが殆ど無くなってしまった。
すごいぞ、糞便移植。メンタルヘルスに悩んでいる人たちにも気軽に出来るようになってほしい。
この糞便移植はクラップスという糞便の入ったカプセルを飲み込むか、鼻からチューブを差し込んで胃や腸に流し込むか、肛門から直腸に流す方法があるという。好きな方を選ぼう、好きなことあるのか。
いずれはこの糞便移植はマーケットになるだろう。いまのうちに自分の腸内環境をよくしていけば、自分のうんちを売ることが出来るかもしれないね。
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