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[Part2 店作り編] オンラインコーヒーショップ、オープンまで半年間を振り返る

こんにちは。parklyのスガです。

前回のPart1は、味作りを振り返ってみました。半年間の活動のコアとなる部分だったので、やはり長くなってしまいましたね。

これがPart4まで続くと考えると、恐ろしい。飽きずに読んで下さい 🙇🏻‍♂️笑

・・・・・

今回は、店作り編。parkly coffeeという店を作る過程について、振り返ってみたいと思います。

具体的には、以下の3つが店づくりにおいて取り組んだことです。

  • ミッションを定める

  • 屋号を決める

  • ロゴ制作

ミッションを定める

私たちは、屋号を決める前にミッションの検討から取りかかりました。

ミッションとはなんでしょう。

抽象的な概念なので定義は様々ある(と思う)ので、まずは私たちなりの解釈として、「ミッション」を以下のように定義しました。

「私たちが事業を通して届けたい価値」のこと。「存在意義」であり、何のためにこの事業をやるのかを表す言葉。

まだ形もないのに、それ必要?
いいからまずやってみれば?

そう思うのが普通だと思います。

でも、ミッションを決めないことには、「何のためにそれやってるの?」という問いに答えられない。

結果として自分たちの価値や目指したいものが曖昧になってしまい、一貫性のあるサービスづくりもできなくなってしまうリスクがあります。

そしていつか関わる人が増えたら、そのリスクは膨大に膨れ上がり、取り返しがつかなくなることもあります。

だからこそ、まだ形もなく、ゼロの状態だからこそ、このミッションをすり合わせる。そうして今後の店作りの軸について、共通認識を持っておこうと考えました。

実際、検討には1ヶ月ほどかけました。それぞれ検討してはぶつけ合い、議論して、また検討。確定版を決めた日は、仕事終わりから夜中まで5時間ほど通しで議論して、助詞や接続詞まで納得する形で検討しました。

最初にブレインストーミングして出した案

そして決めたミッションが、以下の通りです。

コーヒーを通じて、心が満ちたひとときを創る

このミッションにした理由は、(敢えて極端にいうなら)コーヒーは目的でなく、手段であると考えているからです。

コーヒーを通じて、社会から解放された非日常の空間、時間を享受することができる。反対に、コーヒーを介して誰かと繋がり、他者との繋がりを感じることができる。

おおげさかもしれませんが、私たちが実際に体験してきたことであり、その可能性を信じています。そのような想いで、このミッションを定めました。

このミッションは、全ての意思決定の判断基準となります。「心が満ちたひとときを作れる味わいって、どのようなものか?」「この商品が届いたら、お客さんの心は満たせるのか?」「普段コーヒーを家で飲まない人に、どうやってそのひとときを届けるか?」というように。

屋号を決める

そして屋号。言うまでもなく、店のコアとなるもの。

屋号はそうそう簡単に変えられません。急に店名が変わったら、忘れられてしまいますからね。

これも、ミッションと紐づけて考えました。

私も太田も、ふたりともなかなか決められないタチで、ずいぶん時間をかけちゃいました。

細かく、順に振り返るとこんな感じ。

① ブレインストーミング(2週間くらい)

込めたい意味と、それっぽい言葉を書き連ねる。
ノルウェー語でばかり出してみた。笑

② 仮案の決定(1日)

ブレストした中から、ひとまずその時時点でのベストを定めました。この時は、「うーん、とりあえずこれがいいのかなーー、、」程度。

③ 案を寝かせる(2週間くらい)

私が学生の頃によく読んでいた「思考の整理学」という本に、「アイデアは寝かせて発酵させる」という話があるのですが、まさしくそれを実践。

すぐに決めるのではなく、一度寝かせて数日経ってからまた観てみます。するとその時と評価が異なってきて、一時の思いつきでなく客観的な目線で考え直すことができるのでおすすめです。

④ もう一度ブレスト(2週間くらい)

①と同じように、再度ブレストをしました。今回はこんな感じ。だいぶ今の「parkly coffee」に近いです。

parkly coffeeはこの時点で登場してますね。

⑤ 最終決定

そして最後に決定したのが、parkly coffee。
park ( 公園 ) + ly ( のような ) + coffee
で、parkly coffee。

公園のような、自由な空間や時間を作りたいという想いをそのまま載せた、自分たちの大好きな名前です。

ちなみに過去のnoteで、もっと詳しくミッションと屋号については書いていますので、気になる方はぜひご覧ください。

ロゴ制作

そして最後に、ロゴ制作。ロゴ制作についてはこちらの記事で細かく振り返りをしてしまったので、今回はさらっとにします。

ロゴについては、まず目的やコンセプトから検討しました。

ロゴを通して何を伝えたいのか。どのようなシチュエーションにおいて、ロゴを使うのか。といった感じです。

そして考えたのが、以下の通りです。

■目的・コンセプト

  • 屋号を視覚的に表現する

  • ポップとスタイリッシュの間をとる

  • parkly coffeeの空気感を伝える

■利用シチュエーション

  • SNSやECサイトのアイコン

  • ステッカー

  • ノベルティ など

parkly coffeeはコンセプトの通り「自由」「明るい」「開放的」という印象をつけていきたいですが、同時にコーヒーを飲む時の「穏やか」「リラックス」「落ち着いている」という印象も持たせたいと考えました。

それをparkly coffeeの空気感として伝えるため、ロゴはポップでもあり、スタイリッシュでもあるデザインに。形は丸形をメインに、ラインは細く、という具合に、細部を詰めていきました。

ロゴを見ただけで、「parkly coffeeってこんなお店だよね」と反射的に思えるような、印象的なものになっていったらいいなと思います。
そして今後はステッカーや、ゆくゆくオリジナルノベルティなども制作予定です💭

考えて、決めて、信じる、その繰り返し(だと思う)

ミッションにも、屋号にも、ロゴにも、正解はありません。

別の屋号だったらもっと認知してもらえるかもしれないし、もっと可愛いロゴだってあるかもしれない。

でも答えなんてないから、自分たちが納得するまで考え抜いて、決断して、その決断を信じて進むしかない。正解にする、という方が正しいと思う。

まだ1年も経たないペーペーですが、自分たちで全て0から考え、作り上げる中で少しそんな考えも実感しました🤏(生意気でスミマセン…)

それにしても、先の見えない、答えのない中で決断をし続けている経営者の人たちって、本当に凄いんだな。。そう感じます。

答えのないことを考え、決めて、進むことに価値があるのだろうと思うので、難しい問いにあたるたびに、それを楽しんで変えていく習慣をつけて進んでいきます💪🏻

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