【レコード】Where The City meets The Sky: Chasing Yesterday: The Remixes:/Noel Gallagher's High Flying Birds【27/34枚】
レコードタイトルもアーティスト名も史上最大に長くなってしまいました。
さて、僕の所有レコードを巡る冒険、第27弾。まだ聞いたことなかったという方に新たな音楽に出会ってもらえると嬉しいです。
今回は僕が何度となく大好きだと言ってきたイギリスのロックバンド「oasis」の最重要人物のノエル・ギャラガーのソロアルバムです。
oasis解散後、2ndソロアルバム「Chasing Yesterday」のリミックス版のレコードです。レコードとしては持ってませんがこの「Chasing Yesterday」は非常に思い出深いアルバムです。
人生の5本の指に入るアルバム
「Chasing Yesterday」が僕の人生にとって重要なアルバムとなったのは、大きな転機になった時に完全リンクしているからです。
それはアルバム発売日の2015年2月25日と同タイミングで、僕はちょうど会社都合で東京から札幌に移動を言い渡されました。異動が内示された次の日にすぐに飛行機に飛び乗り、1ヶ月後に住む家を探しにいったのです。
その不安いっぱいの飛行機の中、そして雪がまだまだ残る札幌の道を歩きながら、ずっとこのアルバムを聴いていました。新しい生活が始まるワクワクよりも不安のある心境をこのアルバムは添い遂げてくれたのです。
そして札幌に住んでからと言うものの友達ゼロスタートだった生活が始まり、徐々に友達が増え、最終的には札幌を去るのが辛すぎるほどの充実した時間を思い起こしてくれる大事なアルバムになったのです。
oasis時代のサウンドとは違った空間を支配するような広がりを感じるサウンドで、夜照明を限りなく落としてお酒を飲みながら聴くと最高なんです。
そのリミックスが意味するもの
その大事なアルバムだった「Chasing Yesterday」に収録されている曲のリミックスバージョンがたくさん収録されているのがこのレコードです。
ノエル・ギャラガーのその後の曲もロックというよりはサイケな方向に広がっていき、その次の3rdアルバムでプロデューサーを務めたDavid HolmesがReworkした「The Girl With X~Ray Eyes」は秀逸です。
ちびっ子の声がノエルの曲をこんなに彩ってくれるとは思いもよりませんでした。
これでDavid Holmesを知った僕はオーシャンズ12のサントラまで聴くようになりました。今でも景気づけて勢い乗っていきたい時は聴いちゃいます。
ノエルのようにあれだけ完成されたoasisから40代・50代と入っていってもなお、外の刺激も受け入れながら、新たなサウンドに挑戦し続けている姿勢は本当に見習わないといけないとつくづく思う。
今週末、このオリジナルアルバムとリミックスアルバムを聴きながら、札幌の思い出も思い起こしながら美味しいお酒をいただくことが決定したのでした。