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【レコード】Rubber Soul/The Beatles【6/34枚】
僕の所有レコードを巡る冒険、第6弾。
ビートルズファンとしては全部好きだから「どれが一番好き?」は愚問。
なのに、言ってしまうとトップクラスで好きなアルバムがこの「ラバーソウル」。
持っているレコードの中でも一番聞いたかもしれない。日常に寄り添う曲たち。
村上春樹作品との親和性
僕が村上春樹の小説に初めて触れた頃、このアルバムに出会い、
村上春樹の小説を読むのはこのアルバムにどうしてもなっちゃう。
僕の中で村上春樹と切ってもきれない関係性がある。
だから村上春樹もラバーソウルも今でも大好きだ。
ピアノとの出会い
僕は24歳の時、急にピアノを購入した。
当時あるショックなことがあり、
「自分は今までの人生で、自分やりたいことをやってこなかった代わりに、自分で何事も人生を切り開いていない。」と気付く機会となった。
そんな、自分自身の“やりたい”も湧いてこないような人間になっていることが悲しかった。
その時の自分に問いただした「お前は何がやりたいんだ?」
そうするとすぐに湧いてきた・・・「ピアノを弾きたい。」
迷わず15万くらいのRolandの電子ピアノを自分に買い与えた。
自分が心の底から喜んでいた。
そして、一緒に買ったのは初心者向けの『やさしいピアノ・ソロ ビートルズ 1962-1970』という楽譜。独学で毎日毎日弾きたくて仕方がなかった日々。
そしてピアノ弾き始めた頃に出会ったのがこの「ラバーソウル」。
当時9年前の練習動画が残っていたのでせっかくなのでYouTubeにUPしてみた。
それはそれは上手とは言えないし、下手以外の表現方法がないけど、
自分の意思で始めたいと思って始めたピアノが楽しくて仕方がなかった頃。
そんな衝動がこもっている動画は初心に帰ることができる大事なものだ。
その頃に支えになったのが、
「ラバーソウル」などビートルズであり、村上春樹作品だったということ。
今でもずっと好きなものには自分の本質が詰まっている。
たまには歩んできた道を振り返ろう。