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読書記録| 彼岸の図書館こと、ルチャ・リブロで気になった本

ルチャ・リブロに行ってきた。青木さんを訪ねてだ。

青木さんの海士町での講演を拝聴に行ったのがきっかけだった。青木さんの大ファンである私の彼女が「ルチャ・リブロにどうしても行きたい」というので、講演会後のサイン会でアポイントを取り付けだというわけだ。青木さんは快く来館を歓迎してくださった。当日も我々のために(かは不確かだが)図書館を閉館してまでお話ししてくださった。なんて優しい人なのだ。

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ルチャ・リブロは奈良県の山奥、東吉野村にある。本当に山奥にある。知夫村より辺境かも知れない。こんな田舎に私設図書館を開くとは、、!狂気じみたものを感じたりする。

ルチャ・リブロは人文系図書館である。青木真兵さんが考古学(特に古代ローマ系)の専門ということで歴史系の本がかなり充実していた。歴史系の本以外にも、哲学系(内田樹さんの本はほぼ全部あった気がする)、コミュニティ系、まちづくり系、文化人類学系、諸々、広く所蔵してある。知的好奇心を刺激されまくるラインナップである。

数ある本の中海から私が読んでみたいと思った本をいくつか紹介する(学術書は読めないので読み易そうな本をいくつか)

本屋を開きたいというのは結構昔からの私の夢である。ヒントがあるかも。
カフェをやりたいというのも私の昔からの夢である。欲張りすぎかもしれない。ともかく自分なりの空間を作りたい、という思いはずっとある。
社会学系の本は昔から結構読んだりしているが、少々好みに偏りがある。いろんな人の書いた本を読まねば。
一緒にルチャ・リブロを訪問した彼女の親友のオススメ本。
内田樹さんの快刀乱麻なQ&Aが堪らない。
こちらは青木海青子さんにご紹介いただいた本。面白そう、、!
青木真兵さんが最近読まれた本。アメリカのトランプをはじめとするリバタリアンの思考法は(敵を知るという意味でも)興味あり。

本には青木さんご夫婦が付箋をしている。どこにご興味を持たれたかが分かって面白い。

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青木さんはご自身の私設図書館をアジールと表現している。アジールとは、避難所や聖域といった意味があるが、ルチャ・リブロは現代社会の趨勢(「金になる」「即物的」「合理主義」等々)とは別軸の価値観で運用されているため、そのような表現をしている(と思う)。木の温もりと本に包まれた館内はまさに別世界だった。東吉野村の杉林の中にあるのもとても良い。

この橋を越えたら図書館がある。三途の川に例えて「彼岸の図書館」とも呼ばれている。
図書館の隣を流れる清流はとても気持ちが良い。ハンレイ岩を発見。地質的に価値の高い地域では?


皆さんもぜひ、足を運んでみて下さい。では。

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