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読書記録| 彼岸の図書館こと、ルチャ・リブロで気になった本
ルチャ・リブロに行ってきた。青木さんを訪ねてだ。
青木さんの海士町での講演を拝聴に行ったのがきっかけだった。青木さんの大ファンである私の彼女が「ルチャ・リブロにどうしても行きたい」というので、講演会後のサイン会でアポイントを取り付けだというわけだ。青木さんは快く来館を歓迎してくださった。当日も我々のために(かは不確かだが)図書館を閉館してまでお話ししてくださった。なんて優しい人なのだ。
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ルチャ・リブロは奈良県の山奥、東吉野村にある。本当に山奥にある。知夫村より辺境かも知れない。こんな田舎に私設図書館を開くとは、、!狂気じみたものを感じたりする。
ルチャ・リブロは人文系図書館である。青木真兵さんが考古学(特に古代ローマ系)の専門ということで歴史系の本がかなり充実していた。歴史系の本以外にも、哲学系(内田樹さんの本はほぼ全部あった気がする)、コミュニティ系、まちづくり系、文化人類学系、諸々、広く所蔵してある。知的好奇心を刺激されまくるラインナップである。
数ある本の中海から私が読んでみたいと思った本をいくつか紹介する(学術書は読めないので読み易そうな本をいくつか)
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本には青木さんご夫婦が付箋をしている。どこにご興味を持たれたかが分かって面白い。
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青木さんはご自身の私設図書館をアジールと表現している。アジールとは、避難所や聖域といった意味があるが、ルチャ・リブロは現代社会の趨勢(「金になる」「即物的」「合理主義」等々)とは別軸の価値観で運用されているため、そのような表現をしている(と思う)。木の温もりと本に包まれた館内はまさに別世界だった。東吉野村の杉林の中にあるのもとても良い。
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皆さんもぜひ、足を運んでみて下さい。では。