つきのわぐま、海を渡る。

JICA海外協力隊ベトナム🇻🇳コミュニティ開発(観光開発)/国際協力、地域おこし、地質・岩石、プログラミング、民謡(八重山民謡、隠岐民謡)に関心があります/ミャンマー🇲🇲、フランス🇫🇷、知夫里島(隠岐諸島)に住んでた

つきのわぐま、海を渡る。

JICA海外協力隊ベトナム🇻🇳コミュニティ開発(観光開発)/国際協力、地域おこし、地質・岩石、プログラミング、民謡(八重山民謡、隠岐民謡)に関心があります/ミャンマー🇲🇲、フランス🇫🇷、知夫里島(隠岐諸島)に住んでた

マガジン

  • ベトナム通信| JICA海外協力隊の記録🇻🇳

    JICA海外協力隊生活の日々の活動、暮らしをまとめてます。派遣国はベトナム🇻🇳。

  • 読書記録

    本読むのが好きなんです。自分が読んだ本たちのレビューを備忘録を兼ねてまとめてます。

  • アプリ開発記

    島の社会問題を解決するためのアプリ開発を行った、葛藤の記録

  • ちぶり通信|島暮らしの記録

    島流しになった男の隠岐郡知夫里島での生活の記録。地域おこし協力隊インターンとして7ヶ月活動した。

  • フランス留学記

    フランス留学中に体験したこと、考えたことをまとめてます。

最近の記事

  • 固定された記事

2024年、絶対にやりたいこと10選

日本社会においても、私の人生においても波瀾万丈で運命の分かれ目になりそうな2024年。 抱負を兼ねた今年やりたいこと10選を挙げていこうと思う。今年の年末にどれほど達成できたか振り返り、また翌年に反省を活かせられたらと思う。 ①ベトナム語の習得 青年海外協力隊でベトナムへ派遣される。ベトナム語が話せないと話にならない。JICAさんがオンライン学習用教材も準備しているし、福島県二本松研修所での約2ヶ月間の語学訓練もある。そういった与えられたものに加えて自らでもベトナム語習

    • 読書記録| JICA海外協力隊=地域おこし協力隊?

      JICA海外協力隊の仕事、とくにコミュニティ開発は、日本における「地域おこし協力隊」の仕事ととても似ている、と思っている。両者、地域に入り、そこの課題を発見し、住民と共に解決する。JICA海外協力隊は、「地域おこし協力隊〜海外ver〜」と言っても差し支えないはずである。 というわけで、日本国内の地域おこしや開発事例を学ぶべく、地元の図書館に通った。これはその備忘録を兼ねた読書記録である。 みなかみイノベーション 日本の中山間地域はいま消滅の危機に瀕している。中山間地域に

      • 二本松訓練所、卒業🎓

        ベトナム語との死闘の末、二本松訓練所を卒業した。 2ヶ月半の間、世間では、斉藤兵庫県知事が辞職し、石破内閣が発足し、奄美大島の外来種・マングースが根絶していた。 私はずっと悶絶しながらベトナム語を勉強していた。悶絶しながら勉強。悶勉である。ベトナム語を悶勉していた。 私の生活はいかのようであったか、振り返りを行いたい。 良き友に出会えた 齢30近くになり、ボランティアというかたちで開発途上国に派遣される私は世間一般では変わり者に分類される。が、訓練所には日本全国から

        • 最終試験、終了_二本松訓練所にて

          時が経つのはとにかく早い。気がつけば二本松の山々も美しい真紅に染まっている。2ヶ月の訓練と聞いてあまりの長さに途方に暮れていたが、もう残り数日となっていた。あまりに2ヶ月は短く、そして、訓練所の生活は濃密だった。 日々の訓練生活のことを徒然に書き綴る。 平日について 日々、やや詰め込み式の語学訓練と国際協力やJICA事業に関する講座が開催されている。 1日の私のスケジュール例を以下に示す。 -- 6:50 起床 7:10 朝ご飯🍚 8:10 朝の集い 8:45-11

        • 固定された記事

        2024年、絶対にやりたいこと10選

        マガジン

        • ベトナム通信| JICA海外協力隊の記録🇻🇳
          7本
        • 読書記録
          3本
        • アプリ開発記
          4本
        • ちぶり通信|島暮らしの記録
          15本
        • フランス留学記
          4本

        記事

          語学とストレスを乗り越える_JICA二本松訓練所にて

          やぁ、諸君。元気だろうか。 私は元気だ、君も元気なことを願う。 現在、JICA二本松訓練所で2ヶ月間の語学訓練を受けている。もう折り返し地点を過ぎ、監獄のような日々も薔薇のような日々も残り1ヶ月弱となった。 いくつか後悔と反省があるので後続の方々の為にも、自分の1ヶ月の振り返りのためにも記したいと思う。 訓練所入所前に語学を自らミッチリ勉強しておく必要がある 私が学んでいる言語はベトナム語だが、入所する前にもっとしっかりベトナム語を勉強しておけば良かったと後悔した。入

          語学とストレスを乗り越える_JICA二本松訓練所にて

          ちぶり通信15_離島。島暮らしの教訓

          8月11日に7か月滞在した知夫里島を去った。皆様お世話になりました。 光陰矢の如し。7か月は一瞬だった。一瞬ではあったが、多くの経験と素敵な出会い(そして事件)に恵まれた非常に充実した期間であった。 せっかくなので島滞在中に得た気づきと振り返りをいくつか行おうと思う。 ①お客様にならない 都会に暮らしていると、社会のシステムが上手く回っているので、なんとなくでも生きていくことができる。自炊をしなくても24時間営業しているコンビニに行けばいいし、近所の清掃も知らない間に

          ちぶり通信15_離島。島暮らしの教訓

          読書記録| 海士町図書館で本を読んだだけの1日

          海士町図書館にここ1週間毎日通い、JICAの事前課題を完遂すべくオンライン講座の視聴に励んでいる。しかしながら、選書が素晴らしいと噂の海士町図書館で本を読まないのもどうかと思い、今日は本を読む日とすることにした。読んだ本を簡単に紹介していく。 ほんとうのリーダーのみつけかた(梨木香歩さん) https://www.iwanami.co.jp/smp/book/b515739.html 図書館入り口のすぐ右の本棚に発見。 同調圧力に抗い、自分の信念、正義を貫くには?を

          読書記録| 海士町図書館で本を読んだだけの1日

          ちぶり通信14_多くの友達が島に遊びに来てくれた

          7月、旧友が知夫里島に遊びに来てくれた。大学時代の友達、フランス留学時代に出会ったオランダ人の牧師、個性派ぞろいの訪問者との思い出を少し書き記したいと思う。 酔っ払いの大学の寮の後輩O まず最初に訪問してきたのは大学・大学院時代のオンボロ寮の後輩、Oである。 Oはすこぶる酒癖が悪い。学生寮でも酔っぱらっては、建物を破壊する、火を焚く、大声を出す、裸になる、糞尿をそこらに巻き散らかす、など動物と化していた。彼の泥酔時の奇行は枚挙にいとまがない。 例えば、一緒に飲んでいたら

          ちぶり通信14_多くの友達が島に遊びに来てくれた

          読書記録| 彼岸の図書館こと、ルチャ・リブロで気になった本

          ルチャ・リブロに行ってきた。青木さんを訪ねてだ。 青木さんの海士町での講演を拝聴に行ったのがきっかけだった。青木さんの大ファンである私の彼女が「ルチャ・リブロにどうしても行きたい」というので、講演会後のサイン会でアポイントを取り付けだというわけだ。青木さんは快く来館を歓迎してくださった。当日も我々のために(かは不確かだが)図書館を閉館してまでお話ししてくださった。なんて優しい人なのだ。 ----- ルチャ・リブロは奈良県の山奥、東吉野村にある。本当に山奥にある。知夫村よ

          読書記録| 彼岸の図書館こと、ルチャ・リブロで気になった本

          【フランス留学】旧友に会いにフランスのど田舎へ

          もともと田舎には関心は無かった。 皆無と言ってよい。 しかしこうして今、人口600人の知夫里島に住んでいる。住むに至ったきっかけは様々ある。 その島に住むに至った要素の一つに、今から語る経験が挙げられる。 フランス留学中に旧友を訪ねにど田舎に行った話である。 旧友を訪ねて フランス留学する以前からフランス人の知り合いがいた。 彼女は、僕と同じ大学の研究室に交換留学生として1年ほど来日しており、同じ研究室で勉強に励んだ仲であった。 彼女がフランスに帰国してからも

          【フランス留学】旧友に会いにフランスのど田舎へ

          沖縄三線民謡コンクールに出場した話

          三線コンクールに出場した! 6月7日(金)に開催された沖縄三線民謡コンクールの話。 18歳まで福岡県、大学で熊本に7年間居座り続けた生粋の九州人な私であるが、沖縄で開催されたコンクールに出場して「新人賞」を獲ってきた。 そんな私と三線の出会いは少し前の↓の記事を書いた頃に遡る。前職でメンタルを病まなければ三線を始めなかったと思うと、人間万事塞翁が馬。人生、何が起こるか分からない。 ウルトラ三日坊主である私であるが、驚嘆すべきことに、この記事を書いてから1年半も、しか

          沖縄三線民謡コンクールに出場した話

          ちぶり通信13_ヨットで隠岐から本土まで

          前回の話の続きとなる。 旅人を拾った私はその旅人と一緒にヨットで隠岐から本土まで向かうこととなった。 出発は早朝3時。ヨットが停まっている港で旅人と落ち合う。 「おー!待っとったで!本当に来たな!」 真っ黒に日焼けした顔が完全に夜に溶け込んでいるため、真っ白な歯はニカッと笑うときに闇夜に浮かんでいるようだった。 昨日までは旅人、今となっては私の命を握っている方だ。「本日はよろしくお願いします。」。丁重にご挨拶をした。 私が船に乗り込むと、船はゆっくり、ゆっくりと進み

          ちぶり通信13_ヨットで隠岐から本土まで

          ちぶり通信12_夕暮れに染まる島

          旅人を拾った。 「この近くで風呂だけ入れる宿はありませんかね?」 観光協会の電話口でそう言われた時、 「そういう宿はないが、自宅のお風呂使っていいですよ」 と、返したのが始まりだった。 なんだか風呂に入れるだけではちょっと素っ気ない気もするし、聞けばまだ知夫里島を観光していないというではないか。時刻は18:00。もう日も暮れつつあったが、せっかくなので島を案内することにした。 オレンジに染まる草原、牛、海。 拾った旅人は岡山からわざわざヨットで隠岐に来ている方だった。

          ちぶり通信12_夕暮れに染まる島

          ちぶり通信11_失われつつある故郷について

          知夫里島に来てからというもの、よく地元のことを思い出す。そんな私の地元について書きたいと思う。 消えた町 私の地元は福岡県八女市立花町という田舎町である。平成の大合併の荒波に揉まれ、八女市に取り込まれて消滅してしまった町で生まれ育った。 旧立花町は合併されても仕方がないくらいに田舎町だった。たしか竹林面積日本一の町で、農業が主要産業、高齢化も甚だしかった。隣の白木という地区は熊本大学が過疎研究の対象地区にしていた。私が中学校くらいまでは町にコンビニはなかったと記憶してい

          ちぶり通信11_失われつつある故郷について

          ちぶり通信10_島は副業・複業先進地域だった!

          副業ってなんか最先端の匂いがしますよね 副業。 2000年代頃から注目され続けてきている概念であり、コロナの影響に加え、仕事を自宅やオンラインで行うことが容易になったことで、副業人気が急速に広がっていることは皆さまご承知の通りだ。 かつて私はそんな副業がどこか遠い世界に感じられた。 昨年まで東京で働いていた頃は、副業をしている同期や知り合いを見ては、「ほぇ〜、なんかすごいことしてんな〜」とか「本業を疎かにして副業に手を出すとは全くけしからん!」などと、サンデーモーニン

          ちぶり通信10_島は副業・複業先進地域だった!

          ちぶり通信9_タヌキの楽園へようこそ

          すっかり春になった。 赤ハゲ山は野大根の花が咲き乱れ、ホケキョと鶯が鳴いている。海のトーンも数段階アップし青々としている。 島の春は美しい。 話題は変わるが、知夫里島はまるで島全体が放牧地かの如く、草をむしゃむしゃと食べる牛をよく見かける。 そんな牛よりも、よく見かける動物といえばタヌキである。 赤ハゲ山に登れば、牛と一緒に食べものを物色しているタヌキを観察することができる。 別に赤ハゲ山だけにとどまらず、民家の周りにも、道にも、排水溝にも、藪にも、至る所にタヌキ

          ちぶり通信9_タヌキの楽園へようこそ