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「舞いあがれ!/94話」で、新聞記者と取材された側の視点のズレに心がざわついた
朝ドラ「舞いあがれ!」第94話は、新聞に掲載された記事の内容について、取材する側と取材を受けた側のズレが描かれていました。
20年以上前のことですが、受けた取材が記事になった時にセンセーショナルな見出しを付けられて傷ついた過去が私にはあるんです。
なので、このシーンはドラマの中の出来事とは思えず、心がざわつきました。
空を飛ぶことに憧れを抱くヒロインが、生まれ育った東大阪で「ものづくり」の喜びと挫折を繰り返しながら成長する姿を描く連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK朝ドラ)。第94回(2月15日)では、「IWAKURA」が取材された記事が新聞に掲載される。
新聞記者の御園(山口紗弥加)が「IWAKURA」を取材した記事が新聞に載る。ヒロイン・舞(福原遥)も早速記事を読むと、記事は女性従業員に焦点を当てており、男性従業員のことについては触れられていないことに対する不満も社内で耳にする。
2023.2.14 08:15
良くも悪くも記者の視点で新聞記事は作られる
新聞記者(山口沙也加)の「だって、面白いんだもの!」に、トラウマと呼べる過去の出来事がリンクした瞬間だった。
そう… 記者って、自分がワクワクさせられたネタしか発信しない。
広く、浅く、そこにしか興味はないんです。
今なら分かるんですね。
記者の視点に沿った記事が構成されて、新聞って作られているんです。良くも悪くも新聞記事というのは、記者が伝えたいものなんです。
主人公と新聞記者のやり取りで思ったのは、実際に記事になった時、取材を受けた側が思っていたものと違ったからではなかったか?
だから取材を受ける時、(取材する)記者がどういう視点で、何を書きたいのか、取材を受ける側もしっかり落とし込めていないと痛い目をみると思っているのです。
それを経てないと記事になった時に、取材を受けた時間も意味も分からなくなる。
第94話は、そんなことを思い返した場面が描かれていました。
掲載記事は取材趣旨に沿った内容だったのか
ドラマが終わった後、トラウマ的なシーンを誰かと共有したい気持ちが芽生えて早速、このシーンについて触れている方がいないのか?Twitterで調べてみました。
すると、私と同じような不快感をもった人がいました。
( ・ั﹏・ั).。oO(みんな史子さんの貴司くんマウントホラーに気を取られてるけど、突如IWAKURAを取材に来た新聞記者が「取材趣旨」を説明したのか。経営陣社員は何の取材か理解して入れたのか。曖昧なまま受けた取材の結果は怖いんジャマイカ…)#舞い上がれ https://t.co/o5z21nkqkX
— MIRLIN🐾64 (@miryuses) February 13, 2023
https://twitter.com/miryuses/status/1625037440913408003?s=20&t=TIZO4sYG_zyguW3EZnQtZg
新聞記者が「取材趣旨」を説明したのか。経営陣社員は何の取材か理解して入れたのか。曖昧なまま受けた取材の結果は怖い
的を得た言葉でした。
掲載記事は取材趣旨に沿った内容だったのかって、重要だと思うんです。でも、初めて取材を受ける時って、記者がどんな意図で取材対象を見ているのか分からないですよね?
んーーー。
また、考えを巡らせてしまった…
新聞記者の視聴者評価
舞いあがれの新聞記者の評価を調べていたら、こんな記事を見つけました。
SNSを見る限り、現時点では御園を信用できない視聴者がかなり多く、むしろ腹に一物ある人物だとわかれば安心するくらいだ。
SNSでは、新聞記者の御園を信用できない旨の発信が多かったとある。なるほど。私の不快感は、もしかすると信用度も大きかった? と思った。御園のキャラクターそのものに共感できない部分が多い?のかもしれない。
第94話のシーンは短かったのですが、私にとっては衝撃で、その後の主人公と記者とのやり取りにもハラハラさせれました。