9月25日*無理に元気になろうとしなくていい。落ち葉の色付きとほうじ茶ティーラテでホッとする朝
昨日、夜に全身がかゆくなることがどうしても苦痛で、念のため皮膚科に行った。結果はじんましんで、アレルギー薬を内服することになり、昨夜はかゆみに悩まず眠ることができた。(眠剤の力はかりる)
皮膚科に訪れたことで、身体が楽になっただけではなく、心まで解放された。
昨日の診察時。今日はどうしましたか?の先生の問いに、メモにぎっしりと書いた症状をごちゃごちゃと説明する。そして、牛乳や豆乳が原因では?(カレンダーをみると、かゆみがある日はラテを飲んでいた事、豆乳が大好きなのになんだか喉がイガイガする感じがする等)など、憶測でしかない心配事も、しどろもどろで話した。
パッと顔を上げる。どうせ、お医者さんはいつも通り、呆れたような、苦笑いなんだろう…それでも私はウザがられてもきくよ、心配だもん。と思っていた…。だけど、昨日の先生はこちらの目をしっかりみて、めちゃくちゃ真剣に聞いてくれていた。
びっくりした。
逆に、いつから眠れなくなった?何時ごろ飲みものを飲んだ時になる?打ったワクチンは何社のやつ?と質問してくれた。皮膚科なのに。この時点で私は感動してしまって。
なぜなら、7月から急に訪れた謎の不調に、内科や消化器内科、循環器内科…とさまざまな病院に行ったけれど、検査結果は異常なし。不安症候群のめんどくさい患者…のように呆れられてしまっていた(気がする)から。
いつもなら、「あ、先生はもう処方箋の用意してる。話はこの辺に区切って、まとめに入らなきゃ…」と焦り始めるのに、先生は、急かす様子をみせなかった。
なのでわたしも、寛解したと思っていた抑うつ状態が再発したことへのショック、急に不眠になり身体のあちこちがおかしくなってきた困惑を、「すみませんすみません…」と込み上げる涙をふきながらすべて吐き出していた。
あれ?なんでわたし、泣いてるんだろ…?
それを見た先生は笑顔で、
「いいんですよ、こんな時代、ぱりんこさんみたいな方、たっくさんいる。せっかくよくなった精神状態がまた悪化した…と、ショックに思わなくていい。あたりまえ。わたし、楽観的な方だし、一応医者だから人より知識もあるけど、でも、この見通しの立たない時代、ほんとうにキツいもん。だから、普通の人繊細な人はもうほんっっとにツライと思う。無理に元気になろうと思わなくていいですよ!」
と言ってくれた。
涙が止まらなかった。大号泣した。
こんなに話をしっかり受け止めてもらえたことは初めてだったし、あなたは間違ってない、変じゃないとお医者さんから言ってもらえた。そして、自分が今の状態をなんとか変えなきゃ!もっと前みたいに元気に!眠れるように!と力を入れていたことに気がついた。
自分では全然平気!毎日朝の散歩だってできてるし、少しずつはよくなってるし…と言い聞かせていたけど、こんなにもわたしの心の内側は泣きたくて仕方がなかった。疲れがたまっていたんだと気がついた。
先生は、皮膚科なのに
「目を閉じていれば脳と身体はしっかり休まるから、眠ろうとしなくていいの、十分なの!」と不眠についても話してくれた。
わたしは、新潟の感染者が増えるにつれて、急に夜がこわくなった。もしも独り身のわたしが夜中、何か具合が悪くなっても、病院はやっていない。救急車だって来てくれるか分からない。誰も助けてくれない。いつも朝日が差し込むまで、謎のプレッシャーと戦っていた。
わたしは、病院が好きなわけではない。行きたくて来てるわけじゃない。こんな時代に、なるべくなら行きたくない。
でも、日常生活もままならないほどのツライ症状がある。たしかに臓器に問題はないから大したことではないのかもしれない。でも、ネットでの情報ではなく、専門家の意見を診断を、きちんと聞いておきたい。昨日は、そんなわたしの希望が、叶った通院体験だった。
昨日の解き放たされた気持ちの余韻を感じつつ、朝んぽへ。
落ち葉が太陽の光を浴びて輝いていた。寄り添う、黄色いお花たちもかわいかった。
色のグラデーションがとてもきれいなので、アップでパシャリ。iPhoneでも葉脈までちゃんとうつる。
細かい葉っぱたちの集合体。いろんな色があっていいんだよ。
そのまま朝ごはんinスタバへ。
朝イチなら混んでないだろうと思ってきたけど、けっこう先客がいてびっくり。さすがスタバ。
店内飲食は、めちゃくちゃ久しぶりで感慨深い。
あたためられたキッシュは、中のジャガイモがトロリと溶け出して、やさしく胃の中に流れ込んでいった。
飲みものは、ほうじ茶ティーラテ。漢方薬局の方が、わたしは血虚タイプで、むくみ改善にはほうじ茶がいいと教えてくれたから…。(というのは建前で、コーヒーはまだ胃が求めていないため)
ほうじ茶の香ばしさと、さきほどの落ち葉の色付き具合を重ねる、ほっこりとした朝cafe時間。
これがわたしの大切な日常。
それにしても、昨日受けたアレルギー検査で牛乳や豆乳がダメだとなったらどうしよう…!笑
まぁ、いっか、そのときはそのときさっ。
あの先生になら、また話せる。