唯一の真の英知とは、自分が無知であることを知ることにある。
おはようございます。
The only true wisdom is in knowing you know nothing. - Socrates
アテネ出身、古代ギリシャの哲学者のソクラテスの言葉です。
自分が何も知らない、
それが常にスタートです。
「わかった!」
と、思っても
階段を一段のぼっただけ。
新たなステージでまた、
新しい「知らない」に出会います。
知らない中で判断し、決断するのは勇気がいりますが
「分かった事」をベースに
判断、決断をしていきます。
「分かった」と思っていたことが
その後、覆されることも良くあります。
常に柔軟に対応できる自分であることが大切です。
「謙虚であること」
謙虚であれば
いつでも「ゼロの自分」を
受け入れることができるでしょう。
「ゼロの自分」であれば
素直に新しいことを学ぶ
準備ができています。
子供に質問をされたときに
よく、変な答え方をします。
子供「今日のご飯は何?」
親「カレーライス。」
子供「やったー!」
親「かも知れない、そうでないかもしれない。」
これはマシな方です。
子供「地球は丸いの?」
親「丸い
・・・
・・・
かも知れない、そうでないかもしれない。」
禅問答のようです。
子供「人間は猿だったの?」
親「猿が進化した
・・・
・・・
かも知れない、そうでないかもしれない。」
学校のテストでは
❌
でしょう。
歴史を見れば、
真実が覆されることはいくらでもあります。
善悪はその時代の価値観によって
判断が流動的に変わります。
人の心に関係なく
確固たる真実を語るような
科学や数学の世界だって
人間は新しい真実に直面します。
私たち人類の知っていることは
小さいのです。
それでいいと思います。
それが進化・成長だと思っています。
だからこそ、
学者の皆さんは
日々、新しい発見のために
まい進していらっしゃる。
「知らない」は恥ずかしいことではなく
「知らない」は「知りたい」につながる稼働力です、
子供の自由で柔軟な思考を
教科書の中だけに収めたくない。
学校で教わることは
発見の途中経過だよ。
人は、まだ何も知らないんだよ、と
親の些細な抵抗として
こんな意味不明な回答を
たまにしてしまうのです。
今日もみなさまにとって、「知らない」を発見できる1日でありますように。