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おのれよりもはるかに賢き者達をまわりに集める術を知っていた男、ここに眠る。

おはようございます。

これは84歳で亡くなったアメリカの鉄鋼王アンドリュー・カーネギーが墓碑に刻ませた言葉です。

Here Lies One Who Knew How to Get Around Him Men Who Were Cleverer Than Himself. - Andrew Carnegie

(己よりもはるかに賢き者達を周りに集める術を知っていた男、ここに眠る。ー アンドリュー・カーネギー)

生前、「自分なんて大したことない。すごいのは周りの仲間なんだ。」
と、お話をされていたそうです。

子供がお友達を褒める時、
私はとても大げさに褒めます。

「人の優れてるところ、
何が上手なのかを見つけるなんて
すごい才能じゃない!!
それは、あなたの可能性を大きくするわよ。」

人は、一人で生きていくことが
ある程度まで可能だと思います。
しかし、自分を超えたことを成し遂げるためには
必ず、協力が必要です。

どちらを選ぶかは、自分のチョイスだと思います。
ただ、子供には「そんなチョイスもある」ことを
知っておいてもらいたい、と思います。

「みんなが、何でも完璧にできるってことはないのよ。
あなたが苦手なものは、得意な子に任せればいいじゃない。
逆にあなたが得意なことは、あなたが責任持ってすればいい。
協力したら、もっと楽しく、もっと大きなことが
達成できるのよ。」

ここには、「苦手なものを認める」学びもあります。
また、「相手を100%信頼して任せる」学びもあります。
信頼して任せたのであれば、どんな結果であれ「文句」は言えません。
どんな結果であれ、自分が行うよりも良い結果であるのですから。
文句ではなく、どうすれば次は良くなるか検討するのが次のステップです。

もちろん、
自分の弱みとして諦めなずに、
苦手なものを努力して克服する体験も
幼少の時には必要です。
しかし、同時に自分よりも上手にできる人を認め、
協力を頼める人間であると世界は広がります。

協力を頼む時に、
相手を説得する方法は
相手の良さを説明することです。
親は、些細な事でもいいので
日々、子供の良さを見つけて伝えるといいでしょう。

「あなたの笑顔見てたら幸せな気持ちになった!」
「今日も朝起きてくれて、ありがとう!」
「あなたは大人でも気がつかないところが見えるのね!」
子供は、お友達の良さを伝える方法を親から自然と学びます。

「苦手で面倒だから相手に頼む」のと、
「協力すれば、より素晴らしい結果が得られるから頼む」のは、
全くエネルギーの性質が違います。

収束していくエネルギー、と
広がっていくエネルギー。

まずは、お友達の強みを見抜き
自分の弱さを認めることから。

今日もみなさまにとって、発見の多い日でありますように。



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