見出し画像

90 乗馬で息子の変化—「自分でやってみる」姿勢の成長

今日の乗馬で、息子の新たな変化が見られました。今までは乗ることが中心だったのに、「自分で馬装をやってみよう」と挑戦するようになったのです。

これは、単に技術的な進歩だけでなく、**「挑戦する意欲」「自分でやってみたいという主体性」**が芽生えた瞬間だったように思います。

なぜ息子は「自分でやってみよう」と思ったのか?


乗馬そのものを楽しむだけでなく、「馬装を自分でやる」という新しい挑戦に踏み出したのは、努力に対する認識が変化したからかもしれません。

① 自己決定感の高まり(前頭前野の発達)

「やらされる」ではなく「やりたい」と思ったことは、子どもの学びにおいてとても重要です。これは**自己決定感(Self-Determination)**と呼ばれ、自分の意志で決めたことのほうが、積極的に取り組みやすくなるという心理メカニズムです。

✅ 脳科学的な視点
• 前頭前野(計画力・意志決定を担う部位)の発達により、「自分でやってみよう」という意思が生まれる
• 馬装が「自分の役割」として認識されると、ドーパミンが分泌され、達成感が強化される

② チャレンジが楽しいと感じ始めた(報酬系の活性化)

「馬装をやってみよう」と思う背景には、成功体験が積み重なったことで、挑戦に対するポジティブな感情が生まれた可能性があります。

これまでは「乗ること」がメインの楽しさだったかもしれませんが、乗るためには「馬装」という準備があることを理解し、それにも興味を持つようになったのかもしれません。

✅ 脳の報酬系(ドーパミン)の影響
• 「馬装をやってみる」→「できた!」→「次もやりたい!」のサイクルが生まれる
• 過去の乗馬の成功体験が、自信を持って次の挑戦を後押ししている

③ 「自分でやること」が当たり前になってきた(習慣の変化)

最初は「乗るだけ」だったのが、自然と馬装にも挑戦しようと思ったのは、「自分でやることの価値」を理解し始めた証拠でもあります。

✅ 習慣化のポイント
• 繰り返し体験することで、「やるのが当たり前」の状態になっていく
• 乗馬の経験を通じて、「何かをやるためには準備が大切」という学びが蓄積されている

💡 これは、他の分野にも応用できる可能性がある!
例えば、勉強でも「準備をすることが大事」「自分で考えて行動することが楽しい」と感じられるようになると、自然と努力できる子に育っていく。

大人の関わり方—「挑戦する気持ちをどう伸ばすか?」


今回の変化を見て、息子の「やってみよう!」という気持ちをどうサポートすればよいかを考えてみました。

① 「やる気が生まれた瞬間」を逃さず褒める

「おっ、やってみようと思ったんだね!」と、本人が挑戦したいと思った瞬間をポジティブにフィードバックすることで、次の挑戦につながりやすくなります。

✅ フィードバックの例
• 「馬装に興味を持ったんだね!すごいね!」
• 「自分でやるって決めたのがカッコいいよ!」

こうした言葉かけは、子どもの**「自分の行動は意味がある」と思う感覚(自己効力感)**を高め、挑戦し続ける力を育てます。

② 「やらせる」のではなく、「やりたい気持ち」を引き出す

無理に「やってみなよ!」と促すのではなく、**「やりたくなる環境を作る」**ことが大切です。

✅ 質問を使って気づきを促す
• 「馬装ができたら、もっと馬と仲良くなれそうだね!」
• 「どうやったら、もっとスムーズにできると思う?」

こうした問いかけをすると、子どもは**「自分で考えることが楽しい」と感じるようになり、主体的に取り組みやすくなる**。

③ 「挑戦のプロセス」を大切にする

馬装をやってみて、最初はうまくいかないこともあるかもしれません。ここで大切なのは、結果ではなく、「挑戦したこと」を評価することです。

✅ 努力を認める声かけ
• 「やってみたことがすごいよ!」
• 「初めてなのに、ここまでできるなんていいね!」
• 「今日はここまでだったけど、次はどこを頑張りたい?」

こうすることで、「できる・できない」よりも「挑戦すること自体が価値がある」と感じられるようになる。

まとめ:「やってみる」気持ちを大切に育てたい


今日の息子の乗馬での変化を見て、「挑戦することの楽しさ」に気づき始めたことが、とても嬉しく感じました。

馬装を自分でやることは、単なる技術の習得ではなく、**「自分で考え、行動する力」**を育む大切なステップです。

この経験を通じて、乗馬だけでなく、勉強や生活の中でも**「やればできる」「やると楽しい」という感覚**を増やしていけるよう、大人として関わっていきたい。

息子の挑戦を伸ばすために大切にしたいこと
1. 「挑戦した瞬間」を見逃さず褒める
2. やらせるのではなく、「やりたくなる環境」を作る
3. 結果ではなく「挑戦のプロセス」を大事にする


この先、息子がどんなふうに成長していくのか楽しみです。これからも「やってみる!」という気持ちを大切に、co-育てを続けていきたいと思います。

いいなと思ったら応援しよう!