
放送大学で公認心理師を目指してみた結果
こんにちは、パパ造です。
前回、50代で入学した放送大学で得たものについて書きました。
今回は、私が挑戦した「放送大学から公認心理師を目指してみたこと」について書いてみたいと思います。
きっと、私の他にも放送大学から公認心理師を目指そうと思われている方がいらっしゃると思いますので何かの参考になればと思います。
結論から先に言いますと、私は断念しました。
その理由についてご説明いたします。
まず、公認心理師とは、心理の国家資格です。
受験資格の詳しいことは以下のリンクをご覧ください。
↓
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26518.html
いくつか目指すルートはありますが、私のような未経験者が目指すA・Bルートをご紹介します。
Aルートは、4年生大学+大学院で受験資格を得ることができます。
しかし、これが意外に大変です。なぜなら・・・
4年制大学とは当然、心理学の学部になり、公認心理師受験に必要な単位を取得する必要があります。ここまでは何とかなります。
この単位の中には実習の単位があり、この単位を取るためには学校内の選抜試験を突破すないといけない場合が多いようです。(放送大学の場合、倍率は30倍程度)
私は2回受験しましたが不合格でした。
要は、4年生大学に行っても単位が取れなければダメなのです。
そして、無事に学部レベルで単位が取れて大学院に進む場合、心理相談室があるような大学に行かなければ単位が取得できません。
放送大学にも大学院がありますが、実習の単位が取れない(そもそもその単位の授業がない)ため、ダメです。
心理相談室では、近隣住民などの心理相談に教授と学生が応じるというもので大変と聞きました。よって、働きながらでは無理です。
社会人がAコースを目指す場合、学部レベルは放送大学でも大丈夫ですが、選抜試験を突破するにはかなりの勉強が必要です。
また、心理相談室があるような大学院に行くにはこれまたかなりの勉強が必要です。
技術士の専門科目の試験に似ており、「〇〇について述べよ」という小論をいくつかこなす必要があります。
心理学全般からの出題ですのでかなり広範囲です。
これまで単位を取ってきた科目のテキストを改めて見直し、覚えることが必要です。
(これまでの勉強が単位認定試験を突破するだけの薄っぺらいものだったとここで痛感しました)
次にBコースですが、大学はAコースと同じですが、大学院に行く必要はありません。しかし、それよりも恐らく厄介な「指定施設での実習」を受ける必要があります。
これは、大学院に行くよりも狭き門ではないかと思います。
おまけに、実習と言ってもOJTのようなものですので毎日そこで働きながらとなります。
よって、これも働きながらでは無理です。
A・Bコースともに、最短で6年間必要です。(受験資格を得るためだけに)
6年間、どっぷり心理学に浸かる覚悟がなければやめた方がいいと思います。
そうはいいながらも臨床心理学を学び誰かの役に立ちたいと思っていた私は、次に臨床心理士を目指そうと思いました。
放送大学大学院臨床心理学コースが第二種指定校ですので、卒業し、その後は実務を積むことで臨床心理士の受験資格を得ることができます。
第一種指定校であれば実務が必要なく、受験資格が得られます。これが前記した心理相談室がある学校です。
放送大学は、大学は入学試験がありませんが大学院はあります。
おまけに臨床心理学コースは人気があり倍率も高いです。(20倍くらい?)
そして、通信制の予備校に入り、半年ほど勉強していましたがある日突然やめてしまうことになりました。
なぜか・・・
勉強が嫌になったのです。
心理学を勉強し始めたきっかけは、「心とは?」という疑問からでした。
そして、新人が辞めていった時にケアができなかったこと、また、自分自身が人間関係で悩んだことなどから「自分のため、人のために心理学の面で何かできれば」との思ってのことでした。
しかし、やればやるほどしんどくなっていったのです。
様々なシーンで心理学の概念で物事を考えてしまい、人の行動が自分の基準とずれていれば、「あの人はパーソナリティーが〇〇型だからこんな風に付き合わないと」などと考えてしまう自分がいたのです。
自分と他人の関係ばかりに目が向き、そんな時、テキストを開くのも嫌になり、急にやめてしまいました。
きっと、心の声だったのだと思います。
やめようと思った瞬間から気持ちが楽になりました。
試験のプレッシャーからの解放とかという問題ではなく、自由になれたと感じました。
改めて、心理学の道に進み、心理職になられる方は凄いなと思います。(ホント)
心理学を勉強して私自身が分かったことは、「自分の心も人の心も分からない」でした(笑)
色んな人がいます。みんな違います。それを心理学的概念で色分けする必要はないと。
私は空(そら)が好きです。
流れる雲は現れては消えていく。人も同じです。フワフワ、ケセラセラです。
私のこころのカウンセラーはロードスターです。
ロードスターで風を感じている時、私の心は解放されています(笑)
以上
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