ランニングダイエット体験談④腹ペコで走る
こんにちは、あなやんです。現在2児の子育てをしながら
日々のランニングを通して自己実現を図るパパランナーです。
1 今日のランニング
投稿のタイミング的に今日のランニングについて書けないことが多いと気づきました。どうするかは考え中です。
湘南国際マラソンまであと5日。この直前の期間はテーパリングと言って、練習のペースは落とさず、距離を減らしていくことがポイントのようです。そんな形で調整しています。
2 腹ペコで走るとスタミナが付く!?
さて、軽く復習してからやっていきましょう。
人間は運動する時、脂肪と糖、2つのエネルギー源を使うのでした。ゆっくりとした運動の時は脂肪がメインで使われます。運動が強くなるにつれて、糖が使われるようになります。さらに強い運動になると脂肪が使われず糖だけが使われる、でした。
運動をするためには糖が必要なんでしょう。それなのに、糖が少ない状態では走ることができないじゃん。そう思いますよね。
おっしゃる通りです。
糖質制限をしている状態で走ろうとすると、体が重くなり、今までランニングしていた方は、楽に走れていたはずの距離やペースでは走れなくなります。
僕自身も10kmくらいは普通に走れていたはずが、糖質制限をした途端、5km走るのも精一杯になりました。ペースは1kmで6分以上かかりました。前の年にマラソンで走ったペースよりもかなり遅いペースも保つことができませんでした。
スタミナ満点の体ができるって言ったじゃないか。話が違うぞ。そう思われたかもしれません。大丈夫です。あなたの体の変化は、僕と一緒です。とても自然なことです。
現在、糖質制限をして走り始めてから、今でちょうど3ヶ月経ちました。今の僕は、去年よりずっとずっと速く走れるようになりました。そのマイナスの変化の先には、明るい未来が待っているよと、苦しんでいた僕に伝えてあげたいです。
3 腹ペコで走ると体の中で何が起きるか
では、なぜ腹ペコで走るとスタミナ満点の体ができるか、かみ砕いて説明していきます。
結論から言うと、細胞の中に脂肪の代謝に関わる物質が増えるからです。
人が体を動かすためのエネルギーは細胞の中の、ミトコンドリアというところで作られています。体の中に糖が少ない状態になると、脂肪を使わざるを得なくなります。ミトコンドリアの中には、脂肪酸という物質がたくさん運ばれてくるようになります。
大変だ、今は脂肪をたくさん代謝してエネルギーを生み出さないと。人間の体はそんなシグナルをすぐにキャッチします。結果的に、脂肪の代謝に関わる物質が増えてくるのです。その状態がしばらく続くと、脂肪をエネルギーとして使う能力が高まる、というわけです。
脂肪を使う能力が高まってくると、長距離走を走る力がぐんと高まります。マラソンでは30km地点くらいで、体に蓄えている糖が底を尽き、急に体が重くなってしまう「30kmの壁」といわれる状態になることがあります。脂肪を使う能力が高まると、脂肪を多く使うことで、糖を節約して走ることができるのです。
このように糖質制限して走ることは、やせることだけでなく、長距離走を走る力を高めるという、一石二鳥の効果があるのです。
4 実際に僕が体験したこと
ただし、これはあくまでも教科書的なことです。実際に僕が糖質制限をしながら走ってみて、起こったことをお話しします。
まず、取り組み始めたばかりのころのことは上で説明したとおりです。今まで走れていたようには走れなくなりました。腕時計を使って、心拍数を測り続けているのですが、いつも全力で走っている時くらい心臓がバクバクと動くのです。このころはランニングが楽しくないと思っていました。こんなに苦しい思いをするのだったら、いっそ思う存分食べて、元気に走った方がいいのではないか、と。
変化を明らかに実感したのは3~4週間したくらいでした。20kmを走りきることができたのです。「あれ、何だか急に体が軽くなったぞ。」そんな感じがしました。そこからはだんだん速いペースでも走れるようになってきました。2か月後には、去年マラソンで走ったペースよりも速いペースで1時間走りきることもできました。
まとめると、変化を感じ始めるのに僕の場合は1か月くらいを要しました。根気がいりますが、効果は確かでした。
今日はこのあたりで終わります。皆さんに健やかな生活が訪れますよう
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