【10minutes チャレンジ 90日連続更新】セラピストとしての基本のきの字 その3?!メンタルを整えるべきはセラピストだけか?
皆さん、おはこんばんちわ。
兵庫県で常勤PTとして働きつつ、
整体院と講師業を週末起業したり、
もっと家事や育児ができて
人生幸せになる男性を
増やすべく
情報発信をしている、
2児のパパこと
中井 宏俊(なかい ひろとし)です。
昨日、一昨日までの記事で
セラピストはいい仕事を
するためにはメンタルを
整えた方がいい、
ということを書きました。
で、前回の記事の最後に、
このメンタルに関することで
もう1つ大事な要素がある、
ということを書きました。
今日はそのことをお伝えしようと思います。
セラピストでもメンタルが
仕事の質を左右します。
そのことは既にご存知の方も
いると思います。
さて、ここからが本題。
メンタルを整えるべきは
セラピスト側だけでしょうか?
否!!!
患者さんこそメンタルを
整えてあげるべき、
と私は強く信じているし、
推奨します。
ちょっと古い論文ですが
こんなものもあります。
慢性疼痛患者では抑うつ不安傾向が強い症例ほど痛みを強く感じている事が示唆された。またほとんどの症例に局在性がなかった事から慢性疼痛患者では組織損傷による痛み以外の因子が関与している事が考えられる。
特に痛みを訴えることが多い患者さん。
それが内科系であろうが
整形の疾患であろうが。
一度何かしら大きな病気や怪我を
された方ならわかるかもしれませんが、
突然の病気や怪我をすれば
当然不安になります。
「どうしてこうなった・・」
「もっとこうしておけば・・」
というように
不安にかられます。
どう励まされても。
そうすると、当然痛みや
不調を訴えるわけですよね。
ではセラピストとして
どうしてあげたらいいか。
疼痛があることに対して、
それを局所の機能障害と捉えて、
黙々と機能障害改善のための
アプローチをしますか?
昔私の知り合いのセラピストが
とある大学の教授をされている
セラピストから講義で、
「よく治療中に患者さんと喋っているセラピストがいるが、患者さんは喋りに来ているんじゃない。治すために来ているんだから、喋らずただ黙々と、淡々と改善のための治療をしなさい」
と言われたことがあるそうです。
治すために
というのはその通りでしょう。
なのでただ喋る、喋る割合があまりにも
多すぎるのはどうかと思います。
でも、黙々と介入されて
患者さんはどう思いますか?
私なら緊張します。
全く喋らない。
事務的なことしか話さない。
そんなセラピストに心を開いて、
自分の身体を任せようとは
私なら思わない。
一見治療と関係ないような
他愛のない会話をしつつ、
緊張を解きほぐすように
していくのも、
実は1つの治療アプローチと
言えませんか?
そしてさらに大事なこと。
その他愛のない話の中から
患者さんの本心、本音が
見えてくることも多々あります。
さらに会話によって信頼関係が
生まれてくることで、
患者さんの方から大事な話をしてくれたり、
不安に思っている真実を話してくれたり。
また、きつい運動を指導しても
頑張ってくれたりと、
患者さんのメンタルを癒す、治す、支える
という行為こそ大事になってくると
思います。
なのに、セラピスト自身の
メンタルが整っていないと
いい介入ができないし、
そもそも患者さんの不安や悩みを
解決なんてのはできないと
私はこれまでの経験から
感じています。
手技だけで、知識だけで
何とかできるほど
このセラピストという
仕事は甘くないと思います。
ぜひ、心理学やコミュニケーションに
ついて学んだり、
自身も相手も心を整えるための
術を考えてみてはどうでしょうか。
というわけで、今日で90日連続での
投稿を達成しました。
2020年大晦日という日に。
なかなかアクセス数は伸びませんでしたが、
それでも毎日数十名の方が
私の記事を読んでくださり、
本当に感謝しております。
ありがとうございました。
キリ良く100日までは連続で
投稿しようと思いますので
また私の記事に足を運んでくだされば
幸いです。
では皆さん、よいお年をお迎えください。
(執筆:16分30秒 文字数1575)
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