立憲民主党から刑事告訴され、当方弁護士が検察と意見交換する等弁護活動を続けていましたが、私は不起訴となりました。その経緯をまとめました。
1 はじめに
この度、公党であり、野党第一党でもある立憲民主党から名誉毀損として刑事告訴を受け、世間様をお騒がせした事で多くの方々にご迷惑をお掛けしました。捜査関係の方々、プロバイダー、各サイトの運営の方々、無駄な税金を使わせた納税者の方々、大変申し訳ございませんでした。
今回の弁護士費用の為に、たくさんの寄付を頂いた皆様、本当にありがとうございました。弁護士が居ない状況だと、大変な事になっておりました。動画やSNSで、ご寄付のお願いと、公党が国民を刑事告訴した件を拡散して下さったインフルエンサーの皆様、日々励ましのコメントを頂いた皆様、心から感謝しております。
今まであった事を、ざっくりと書いてみます。
2 経過
2022年5月30日でTwitter(現X)で該当ツイート。
翌日31日にnoteなどで発信。
2022年7月19日にnoteから連絡が入る。
立憲民主党からIP番号の開示請求が来ているが認めるか否かと。
拒否すると返信しましたが、後に開示される事に。
ツイッター社からは、いきなり開示決定が来ました。コメント求められず。
もう一つのブログの運営会社は既に退会していた為か、連絡なし。
この時点で知人などに色々相談する事に。
主な意見は、「相手は公党だし脅しでしょう」と。
2022月11月12日にプロバイダーから、開示請求に関する意見書を送れとメール便で届く。
IP番号を得た立憲民主党は、プロバイダーに個人情報の開示請求を出したと言う事。
弁護士の無料相談に行き、相談するも「今のご時世だからそんな事もあるよ。政党と言うのは聞いた事は無いが。何か起これば相談に来て下さい。着手金は●●万ね。」的な対応でした。無料相談、私には全く役に立たなかった。
この結果を含めて更に多くの方に相談する。
仕事仲間の紹介などで、更に多くの地元の方々に相談を仰ぐ。
やはり多くは「警告でしょう」とのご意見。
2023年3月23日にYahoo!ニュースに開示請求が出たと掲載される。
相談した方々の殆どが
「議員個人ではなく、公党がそんな対応をしないでしょう。」
との意見。
ところが、2023年5月21日に自宅に警視庁から刑事さん6人が、捜索差押え令状を持って自宅に来た。
この時点で、初めて刑事事件になったと知らされた。
スマホ、タブレットはこの日に押収。
自宅で簡単な取り調べ。
どうやって描いたとか、何を使ってとか、一人で作成しているのかとなど。
そのまま任意で地元警察で取り調べ。
便箋に簡単に、自分が描きましたと書いて短時間で終了。
何度も聞かれたのが、「背後に政党はないのか!? 政治団体などはないか!?」と。
当然無い。そんなのは全くない。普通に個人の趣味。
相談していた方々に連絡。皆が驚愕。
知人の紹介により、今回依頼した弁護士に相談をする。
こちらは左も右も分からない状況。
資金ない私は先ず相談の形で、今後の対応の知恵を借りる。
これが非常に助かりました。
2023年5月28日に2度目の取り調べ。
前回の簡易的なものではダメになったとの事。
この日は半日と少しかけて詳しく調書を作成。
ここでも「政治的な背景はあるか?」前回と同じ。
スマホは返却される。
自分の主張も入れて頂き終了。常に紳士的な対応の刑事さんに感謝。
2023年5月30日に皆様に弁護士費用のお願いを発信。
2023年6月2日に第一審でかかる弁護士費用の見積もりに達しました。直ぐに弁護士と契約をし、本格的な活動をお願いする事に。
2023年6月30日に書類送検だとネットニュースで知ることに。
2023年7月2日に警視庁から担当の刑事さんが来て、押収されていたタブレットが返却。
2023年10月4日に東京地検から連絡あり。
名古屋へ事件を移す事も提案されるが、当方の弁護士が東京の為に東京のままに。
2023年10月16日に東京地検に出頭し取り調べ。
あなたの行為は名誉毀損罪だからとの事。
私の主張は全否定。
「弁護士と相談します」といって当日終了。
弁護士が居ると居ないでは、検察も対応は大きく違ったのではと切実に感じる。
弁護士と検察との本格的なやりとりが始まる。
立憲側は厳罰を求めていたようだ。被害感情が凄く大きいとの事。
検察からは有罪を認めるなら、略式起訴にすることも検討しないではないと。
公判廷のリスクは顔も名も大きく晒される可能性。
逃亡の危険があると判断されれば、身柄の拘束もあり得る事。
金銭的に困窮している身で、どこまで戦えるのか。
弁護士から、本件は、社会的には、公判廷で争い正義を貫く意義は大きいという面はあると説明される。そうなれば憲法論にもなり、憲法学者に意見書を書いて貰ったりと政治闘争になるでしょうと。最高裁までの覚悟も必要と。
11月初旬迄に有罪を認めて略式を飲むかの返答を求められ、弁護士と何度も検討に。
色々と葛藤はあれど家族と相談し、最悪は有罪を認めて略式を飲む覚悟も決めるも、弁護士は不起訴を目指して最後まで最善を尽くしてくれると。
私の判断の遅さと検察の忙しさもあり、処分は年内には決まらず2024年に入る。
その間も弁護士と検察とのやり取りが続く。
年明け早々に、弁護士が、東京地検に出向いて、不起訴処分が相当である旨の弁護人としての意見書を提出。
相手の考えも知っておきたいと、示談の話を弁護士にお願いする。
相手側弁護士との話では条件は金銭ではないとの事。
こちらはロゴの謝罪はすると伝えたが、向こうはそれでは無理、全面的な謝罪でないと無理だとの事で、示談の話はないと確認できた。
検察は、愛知県警からの焼肉屋の事件の調書を踏まえて慎重に検討しているようだった。仮に、名誉毀損罪にならなくとも、侮辱罪の可能性は残るとのこと。
3 処分の決定
不起訴処分が決まる。
不起訴処分の中には、起訴猶予や嫌疑不十分というものがあるが、そのうち起訴猶予というものは、多くの場合は示談が成立している場合に決まるそうだ。そして、今回は示談の成立はない中で、当局が不起訴処分の判断をした。
4 最後に
ざっくりと書いてもこれだけ長くなります。
(遅筆の為、お時間が少しかかるかも知れませんが、)詳細は過去の記録を調べながら少しずつでもnoteに書いて行こうと思います。
ご支援頂いた収支も後日、noteに書いていきます。
ここまでに様々なご意見を頂きました。
今回の件では大きな勉強をさせて頂きました。
私は今後も色々な発信をすると思います。
全ての方に賛同される事などは当然無理でしょう。
その中でも表現の自由の許容範囲で、活動は続けるつもりです。
今回の長い長い時間を糧と出来るよう、日々を精進して行こうと考えております。
皆様、本当にありがとうございました。
そして
粘り強く、決して負けず、私の嫌疑を晴らして下さった最高の弁護士さんには心から感謝しております。
先生ありがとうございました。
そして、その弁護士に依頼出来るようにして下さった、心あるご寄付をして下さった方々に、本当に私は救われました。ありがとうございました。
最高の弁護士さんを紹介して下さった先生。
このご縁がなければ、今回の結果には辿り着けなかったと思います。
ありがとうございました。今後とも宜しくお願いします。
皆様、ありがとうございました!